2012年11月20日火曜日

なら勝

http://hochi.yomiuri.co.jp/horserace/news/20121119-OHT1T00246.htm

ジェンティルドンナ、オルフェと3冠対決!岩田「53キロなら勝負できる」…25日・ジャパンC

“打倒オルフェーヴル”。真っ向勝負を挑むジェンティルドンナ
 第32回ジャパンカップ・G1(25日、東京・芝2400メートル)に参戦する、凱旋門賞馬ソレミアは、440キロ台の小柄な牝馬。だが内に秘める闘志のすごさは、完全に抜き去られたオルフェーヴルをゴール前で差し返した脚が証明している。今回、敵のホームに乗り込んでの再戦。無類のスタミナを生かし、日本最強馬返り討ちをもくろんでいる。軽量53キロで挑む、3冠牝馬ジェンティルドンナは、オークスで圧勝した舞台で無欲の戴冠を狙う。
 3冠牝馬ジェンティルドンナの第2章が、幕を開ける。古馬との初対戦が日本最強馬オルフェーヴルを始めとする国内強力牡馬陣に、凱旋門賞でオルフェの夢を打ち砕いた仏4歳牝馬ソレミアなど外国馬も参戦。目指す頂きは決して低くない。だが、石坂調教師の表情には自信がみなぎっている。「通用する力はあると思う。私自身、ワクワクしている」。高揚気味にこう話せるのは、JC史上初となる3歳牝馬制覇を大きく意識しているからこそだ。
 圧巻の走りを続けた牝馬3冠ロード。特に2冠目のオークスはレースレコードを1秒7を更新しての5馬身差の圧勝だった。最も強烈なインパクトを残した東京2400メートルでの一戦に、気持ちが高ぶらないはずがない。
 指揮官よりもさらに熱い気持ちで挑むのは岩田だ。14日の1週前追い切りに騎乗。強めでマークした54秒4―12秒2の鋭さをしっかりと体に刻んだ。「秋華賞以上の状態です。この馬の力をすべて絞り出せる舞台ですし、53キロならオルフェーヴルに真っ向勝負できる」。生涯最高の手応えを得た岩田が、“打倒オルフェーヴル”をためらいなく宣言した。
 18日の日曜追いでは珍しくCウッドチップコースに入り、ラスト1ハロン12秒8。「いい運動になった。今は体がすっきりと見える。もうできているし、今週はサッとやるくらいでいい」。描いたとおりに調整に、担当の日迫助手も笑顔が絶えない。
 軽量53キロに加えて、圧倒的な支持という重圧からも開放され、心身ともに“身軽”に挑める一戦。「秋華賞はほかの17頭からマークされる競馬だった。今度はこちらの方が競馬がしやすい」と石坂師。3冠牝馬のポテンシャルをすべて引き出す大胆な勝負で日本の競馬史を塗り替えるつもりだ。

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