http://www.sponichi.co.jp/gamble/news/2012/11/26/kiji/K20121126004638280.html
【ジャパンＣ】オルフェ飛ばされ２着 池添「あの判定はどうか」
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| （右）直線叩き合うオルフェーヴル（左）とジェンティルドンナ Photo By スポニチ |
オルフェーヴルが直線の不利に泣いた。最強を決する「ジャパンＣ」。凱旋門賞２着から帰国初戦となった５冠馬オルフェーヴルは、直線で勝ったジェンティルドンナにはじき飛ばされる致命的な不利。立て直して必死に追いすがったが、鼻差の２着に敗れた。オーナーサイドは有馬記念（１２月２３日、中山）出走に意欲的。連覇が懸かる暮れの大一番で雪辱を期す。 【レース結果】
オルフェーヴルを責める者などいない。５冠馬の力は示した。それでも結果は２着。悔しさは抑えきれない。池添が検量室を出てきたのは、レース終了から４０分以上がたってからだった。パトロールビデオを何度も見直し、それでも納得はできなかった。
「日本に帰ってきて（手綱が）僕に戻って、みんなが思っている結果（１着）を出さなければいけなかった。悔しい気持ちでいっぱい。遠征帰りで力は出してくれたが、着差が着差だけに、あの判定はどうかと思う。あれがなければと思っちゃうけど…」。唇をかみながら直線のシーンを敗因に挙げた。
残り２００メートル。オルフェーヴルが満を持して逃げるビートブラックを捉えようとした瞬間、内からジェンティルドンナが進路に入ってきて馬体をぶつけられた。オルフェーヴルは２頭分、外へ大きくはじかれた。池江師が「あれだけ、はじき飛ばされたら、どんな馬でも失速する。宙に浮いて手前（軸脚）も替えた」と振り返る致命的な不利。素早く立て直したが、その間にジェンティルが前へ。必死に手綱をしごく池添のアクションに応えて追いすがるが、３歳牝馬とは４キロ差ある。縮まりそうで縮まらない差。ゴールでも鼻差のままだった。
凱旋門賞２着から帰国初戦。コンビ復活となった池添を背に、春に見せた荒っぽさは出さなかった。「道中は少し行きたがるところがあったが、馬の後ろで我慢してくれた」。ローズキングダムの後ろで折り合いに専念し、３～４角で一気に上昇。直線は追い出しを待って前に迫った。厳しいローテーションを分かった上での出走。池江師は「８割（の出来）はあったが、この状態でよく走っている。謙一（池添）も上手に乗ってくれた」と結果以外には納得の様子。池添も「馬自身はよく頑張ってくれた」と愛馬を称えた。
吉田俊介・サンデーレーシング代表は「様子を見てになるが、有馬に行くんじゃないかな」と話し、今後は連覇の懸かる有馬記念に向かう方向。来年の現役続行にも前向きで、再び凱旋門賞にチャレンジするプランも明かした。「次に対戦することがあれば、お互いにいい状態で走りたい」。池江師もリベンジの機会に思いをはせた。結果がどうあれ、走るたびに歴史に残るドラマを演じるオルフェーヴル。新たなライバルを得て、その走りはさらに進化するに違いない。
オルフェーヴルを責める者などいない。５冠馬の力は示した。それでも結果は２着。悔しさは抑えきれない。池添が検量室を出てきたのは、レース終了から４０分以上がたってからだった。パトロールビデオを何度も見直し、それでも納得はできなかった。
「日本に帰ってきて（手綱が）僕に戻って、みんなが思っている結果（１着）を出さなければいけなかった。悔しい気持ちでいっぱい。遠征帰りで力は出してくれたが、着差が着差だけに、あの判定はどうかと思う。あれがなければと思っちゃうけど…」。唇をかみながら直線のシーンを敗因に挙げた。
残り２００メートル。オルフェーヴルが満を持して逃げるビートブラックを捉えようとした瞬間、内からジェンティルドンナが進路に入ってきて馬体をぶつけられた。オルフェーヴルは２頭分、外へ大きくはじかれた。池江師が「あれだけ、はじき飛ばされたら、どんな馬でも失速する。宙に浮いて手前（軸脚）も替えた」と振り返る致命的な不利。素早く立て直したが、その間にジェンティルが前へ。必死に手綱をしごく池添のアクションに応えて追いすがるが、３歳牝馬とは４キロ差ある。縮まりそうで縮まらない差。ゴールでも鼻差のままだった。
凱旋門賞２着から帰国初戦。コンビ復活となった池添を背に、春に見せた荒っぽさは出さなかった。「道中は少し行きたがるところがあったが、馬の後ろで我慢してくれた」。ローズキングダムの後ろで折り合いに専念し、３～４角で一気に上昇。直線は追い出しを待って前に迫った。厳しいローテーションを分かった上での出走。池江師は「８割（の出来）はあったが、この状態でよく走っている。謙一（池添）も上手に乗ってくれた」と結果以外には納得の様子。池添も「馬自身はよく頑張ってくれた」と愛馬を称えた。
吉田俊介・サンデーレーシング代表は「様子を見てになるが、有馬に行くんじゃないかな」と話し、今後は連覇の懸かる有馬記念に向かう方向。来年の現役続行にも前向きで、再び凱旋門賞にチャレンジするプランも明かした。「次に対戦することがあれば、お互いにいい状態で走りたい」。池江師もリベンジの機会に思いをはせた。結果がどうあれ、走るたびに歴史に残るドラマを演じるオルフェーヴル。新たなライバルを得て、その走りはさらに進化するに違いない。
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[ 2012年11月26日 06:00 ]
オルフェが受けた不利、新ルールならさらに混乱！？
降着ルールは来年から変更されることが決まっている。降着となる基準が現行では「走行妨害が被害馬の競走能力の発揮に重大な影響を与えた」となっているのに対し、新ルールでは「その走行妨害がなければ被害馬が加害馬に先着していた」に。不利がなければ着順が変わったかどうかが、アウトとセーフを判断する唯一の基準になる。
今回のケースに照らし合わせると、岩田は強引な進路取りを理由に２日間の騎乗停止となったが、降着はなし。つまり、オルフェーヴルが受けた不利は「競走能力の発揮に重大な影響はなかった」と判断されたことになる。しかし、新ルールではどうか。池添が「頭差や首差なら仕方ないと思うが…」と悔やんだように、着差はわずかに鼻。不利がなければ着順が変わっていたのか、極めて微妙なジャッジが必要になる。誰もが納得する形で、その判断ができるのだろうか。
今回のケースに照らし合わせると、岩田は強引な進路取りを理由に２日間の騎乗停止となったが、降着はなし。つまり、オルフェーヴルが受けた不利は「競走能力の発揮に重大な影響はなかった」と判断されたことになる。しかし、新ルールではどうか。池添が「頭差や首差なら仕方ないと思うが…」と悔やんだように、着差はわずかに鼻。不利がなければ着順が変わっていたのか、極めて微妙なジャッジが必要になる。誰もが納得する形で、その判断ができるのだろうか。
[ 2012年11月26日 06:00 ]
【ジャパンＣ】ルーラー 上がり最速も出遅れ響き３着
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| ３着に敗れて引き揚げるルーラーシップ Photo By スポニチ |
２番人気に支持されたルーラーシップは出遅れが響いて３着に敗れた。天皇賞・秋を再現するようにスタートで後手を踏んで後方追走。直線ではメンバー中最速の上がり（ラスト３Ｆ３２秒７）で差を詰めたが、死闘を演じるジェンティルドンナ、オルフェーヴルは、はるか先。両馬から２馬身半離され、粘るダークシャドウを頭差捉えるのが精いっぱいだった。
手綱を取ったウィリアムズは「ゲートで座り込んだ時にスタートを切られた。馬群の外に出すタイミングも直線の伸びも良かっただけに悔やまれる。有馬記念で何とか巻き返したい」と唇をかみしめた。角居師は「ゲート練習ではスムーズなのに…。とにかくゲート対策をして有馬記念に向かいたい」と雪辱を誓っていた。 【レース結果】
手綱を取ったウィリアムズは「ゲートで座り込んだ時にスタートを切られた。馬群の外に出すタイミングも直線の伸びも良かっただけに悔やまれる。有馬記念で何とか巻き返したい」と唇をかみしめた。角居師は「ゲート練習ではスムーズなのに…。とにかくゲート対策をして有馬記念に向かいたい」と雪辱を誓っていた。 【レース結果】
[ 2012年11月26日 06:00 ]
【ジャパンＣ】ソレミア惨敗 ペリエ落胆「息切れした」
オルフェーヴルとの再戦が注目された凱旋門賞馬ソレミアは１３着惨敗。４角までは好位３番手をキープしたが、直線でズルズルと後退し、見せ場すらつくれなかった。「レースぶりは完璧だったが息切れした。言い訳はできない」とペリエは落胆の表情。ラフォンパリアス師も「海外遠征の経験不足が響いた」と振り返った。これがラストランで繁殖入り。来春にドバウィとの交配が予定されている。 【レース結果】
[ 2012年11月26日 06:00 ]
【ジャパンＣ】フェノーメノ５着 スムーズさ欠いた
３歳馬フェノーメノは好位で進めたが、直線は伸びを欠いて５着に敗れた。「ちょっと、スムーズさを欠いてしまった。序盤で内外から挟まれる形になり、馬がエキサイトしてしまった。２番手まで行けばよかったかな…」。蛯名は悔しそうな表情を見せながらも「まだ３歳。伸びしろは感じているし、まだまだ良くなってくるよ」とパートナーの成長に期待を込めた。 【レース結果】
[ 2012年11月26日 06:00 ]
【ジャパンＣ】ダークシャドウ４着「もう少し前で」
後方から追い込んだダークシャドウが４着。上位２頭には離されたが、３着ルーラーシップとは頭差の接戦だった。「もう少し前の位置で進めたかったが、１角で前をカットされ、思うような位置を取れなかった」とＭ・デムーロ。「結果的に仕掛けも遅れてしまった」とレース序盤のポイントを悔やんだ。「距離は問題ないが、もう少しペースが速くないと、この馬には厳しい」と振り返っていた。 【レース結果】
[ 2012年11月26日 06:00 ]
【ジャパンＣ】戦い終えて
▼６着トーセンジョーダン（スミヨン）作戦通りで馬も頑張っている。直線でブレーキを掛ける場面があり痛かった。
▼７着ビートブラック（石橋脩）もう少し後ろを離して逃げたかったが、あれ以上はペースを上げられなかった。この馬の競馬はできた。
▼８着レッドカドー（モッセ）直線の不利で力を出し切れなかった。伸びているだけに残念。
▼９着エイシンフラッシュ（ルメール）いい感じだったが残り２００メートルで手応えがなくなった。
▼１０着ジャガーメイル（ビュイック）位置取りが悪く、伸びているが届かなかった。
▼１１着ジャッカルベリー（オドノヒュー）馬は頑張っているが相手が強かった。
▼１２着マウントアトス（ムーア）スローで折り合いを欠き、手応えをなくした。
▼１４着オウケンブルースリ（浜中）勝負どころで離されてしまった。
▼１５着メイショウカンパク（内田）この馬なりに伸びているが相手が強い。
▼１６着ローズキングダム（武豊）走るフォームが本物ではなかった。
▼１７着スリプトラ（カラン）スタートは良かったが、後半はついていけなかった。 【レース結果】
▼７着ビートブラック（石橋脩）もう少し後ろを離して逃げたかったが、あれ以上はペースを上げられなかった。この馬の競馬はできた。
▼８着レッドカドー（モッセ）直線の不利で力を出し切れなかった。伸びているだけに残念。
▼９着エイシンフラッシュ（ルメール）いい感じだったが残り２００メートルで手応えがなくなった。
▼１０着ジャガーメイル（ビュイック）位置取りが悪く、伸びているが届かなかった。
▼１１着ジャッカルベリー（オドノヒュー）馬は頑張っているが相手が強かった。
▼１２着マウントアトス（ムーア）スローで折り合いを欠き、手応えをなくした。
▼１４着オウケンブルースリ（浜中）勝負どころで離されてしまった。
▼１５着メイショウカンパク（内田）この馬なりに伸びているが相手が強い。
▼１６着ローズキングダム（武豊）走るフォームが本物ではなかった。
▼１７着スリプトラ（カラン）スタートは良かったが、後半はついていけなかった。 【レース結果】
[ 2012年11月26日 06:00 ]
【ジャパンＣ】フジテレビ 放送時間内に結果間に合わず
レースを生中継したフジテレビ「みんなのＫＥＩＢＡ」（日曜後２・４０）では、放送時間内に結果が確定しなかったため、午後４時前の放送終了間際にＪＲＡの問い合わせ電話番号をテロップで流して対応した。同様のケースでは、出走馬の放馬で出走時間が遅れた昨年１０月２日のスプリンターズＳ以来。
[ 2012年11月26日 06:00 ]
【ジャパンＣ】注目要素多く、入場人員＆売り上げアップ
ジャパンＣの売得金は２００億９８５２万２０００円で、対前年比１０９・６％とアップ。入場人員も１１万７７７６人とダービー当日（１１万５４０７人）を上回る今年最高を記録、同１１３・４％と増えた。好天に恵まれ、凱旋門賞の再戦、牡牝３冠馬の対決など注目要素が多かったのが要因。
[ 2012年11月26日 06:00 ]
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