2010年12月22日水曜日

インタビュー

http://column.keibalab.jp/interview/trainer/270/

石坂正調教師


~日本を代表する超良血ファミリー「スカーレット」一族。そして、その一族に燦然たる実績を残したヴァーミリアン・サカラート・キングスエンブレムなど。
スカーレットディの仔にあたる兄弟達を管理してきた名トレーナー・石坂正調教師が、JCダートにヴァーミリアンとキングスエンブレムを送り込む。競馬ファンも待ち侘びた兄弟対決を前に、石坂師に伺った~


-:まず、ヴァーミリアンについて伺いたいと思います。JBCクラシック4連覇の偉業が懸かっていながら、回避してしまう事になった経緯を教えていただけますか?

石:帝王賞を使った際の疲れが思うように抜けなかったので、JBCは諦めようという事になって…。JBCは連覇してきたとはいえ、若い頃とは違いますから。回復にも時間はかかるでしょうし、無理矢理に使わない方がいいという経緯に至りました。

-:そんな中でJCダートへ向けての調整過程はいかがだったでしょうか?

石:予定どおり厩舎に帰ってきて、攻め馬も順調にこなしていると思います。

-:いつもどおり、坂路での調整でしょうか?

石:そうですね。

-:先生の厩舎では、坂路での追い切りが主体かと思いますが、その理由も教えていただけますか?

石:坂路が一番安心して(調教を)やれますからね。脚元に対する心配が馬場でやるよりも少ないんじゃないかと。もちろん、1度や2度は馬場にも入れますけれど、長いこと坂路でやってきましたし、結果はついてきていますからね。「今のままでもいいんじゃないか」と思って、これまでやってきました。

-:今年は川崎記念でレコード勝ちを収めたものの、帝王賞で9着に敗れてしまいましたが、敗因を改めて教えてください。

石:恐らくですがこの血統はどこかに違和感、例えとして人間だったら筋肉痛などを感じたりする事を嫌がるんでしょうね。あそこまで走れなかったのは、そうゆうところだと思います。帝王賞の時に故障ですとか、重大な心配事があったわけではないですけれど、ヴァーミリアン自身がこれまでにそうゆう事もありましたからね。年齢もあるかもしれませんが…。

-:確かに若いころは、成績の波も激しかったですね。

石:この馬は年に4~5回しか使っていませんが、使う度に牧場に帰ってリフレッシュして、ケアしてもらいながらやってきましたからね。

-:あとひとつでGⅠも二桁の大台です。

石:勝てるかどうかはわかりませんが、競馬に使う以上、チャンスはあるかと思います。

-:JCダートは一昨年②着に来ているように、コース適性は問題ないでしょうか?

石:そうですね、問題ないと思っています。

-:では、今後はJCダートから東京大賞典と進む形でお考えでしょうか?

石:順調ならば、そうなるでしょうけれど、8歳ですからね。一戦一戦結果を見て、どうするかは決めて行くことになるかと思います。



-:続いて、キングスエンブレムについてもお伺いしたいのですが、この秋に2連勝して重賞を初制覇。素質が開花してきた要因はどのようなところにありますか?

石:気性がカッカした馬なのですが、今季は調教で折り合いのついた調教ができた事もありますし、精神的に余裕が出てきたことによる、その2つの要素かと思います。

-:ウォーエンブレム産駒というと、気性が激しかったり、ムラがある印象があります。

石:ウォーの子をやったのは初めてです。ただ、他の厩舎の馬でそうゆうところを観てきたので、キングスエンブレムにもその点は心配してきましたが、今回のJCダートに関しては大丈夫だと思います。

-:先生から見て、この馬の持ち味はどういったところでしょうか。

石:ヴァーミリアンと比較して、馬体を見ても感じられるけれど、スピードというかキレですね。

-:シリウスSでも確かにキレ味を活かしたレース振りが目立ちました。

石:そうですね。ダートを初めて使った時も、いいキレ味を発揮して勝ってくれましたからね。

-:改めて、ヴァーミリアンとキングスエンブレム、この兄弟の血統の良さはどういったところでしょうか。

石:種馬の違いはありますが、お父さん達は種馬になるだけの実績があって、そうなったわけでしょうし、実体はやはり偉大なお母さんでしょうね。

-:彼らの弟(カーマイン)が今週出られるかと思いますが、その子は兄と比べてどんなタイプに映りますか?

石:この血統はそんなに難しいところはなかったんですけれど、本当に素直。まるっきり手がかからない。2歳なのに本当に従順でね。これで競馬も走ってくれたら、言う事ないけれど…(笑)。レースでも走ってくれるんじゃないかと期待しています。

-:先生というと、毎年、この兄弟が競馬ファンの間では注目ですね。

石:お陰様でね。毎年毎年、うちの厩舎に預けて頂いて。感謝していますよ。

-:弟のソリタリーキングは放牧中でしょうか?

石:そうですね。元気にはしているのですが、ずっとリフレッシュする期間を与えていなかったので、意図的に北海道へいって充電中です。

-:また、2頭について話を戻らせて頂きますが、本番ではジョッキーに指示などはされますか?

石:う~ん、ないですね。必要な時であれば言いますよ。キングスはこのところ、福永ジョッキーに乗ってもらっていますし、ヴァーミリアンに関しては、年齢なども考慮して、相談する事はあるかもしれませんが。

-:当日、パドックで良し悪しをチェックできるポイントはありますか?

石:ヴァーミリアンはいつも通り威風堂々、ドッシリと歩くと思います。キングスはこの前の京都でも大人しく歩いていたのですが、あんまりカッカしないで歩いてくれたらいいと思いますよ。

-:馬体重はどうでしょうか?

石:ヴァーミリアンは520キロくらい。キングスは470キロを切るくらいかな。キングスは前走後も状態に何も問題はなく、来週の競馬へ向けて来ていますよ。

-:それでは、ファンの皆様にメッセージをお願いいたします。

石:夢のワン・ツーがあったらいいな。本人達は(兄弟である事を)何とも思わないだろうけれど、人間は一緒に競馬をさせられたらいいなと思ってやってきましたから。ヴァーミリアンはサカラートと一緒に走ったことはあったのだけれど、今度は旬になりつつあるキングスと一緒に走れますからね。厳しい競馬に向かう中で、うれしいような気分もありますよ。


【石坂 正】 Ishizaka Sei

1950年熊本県出身。
97年に調教師免許を取得。
98年に厩舎開業。
JRA通算成績は354勝(10/11/28現在)
初出走:
98年3月7日1回中京3日目9Rダンツチャージ・4着
初勝利:
98年3月21日1回阪神7日目7Rダンツチャージ・延4頭目


■最近の主な重賞勝利
・10年シリウスS(キングスエンブレム号) ・10年川崎記念(ヴァーミリアン号)


98年に厩舎を開業させると、その2年後には、16番人気のダイタクヤマトでGⅠ初勝利を挙げ、話題を集める。 近年はスカーレットレディの子(サカラート、ヴァーミリアン、キングスエンブレム)を毎年のように手掛け、クラシック・ダート戦線を湧かせている。 他にもブルーメンブラット(マイルCS)、アストンマーチャン(阪神JF、スプリンターズS)などでの活躍が記憶に新しい。

2010年12月20日月曜日

世も末

早朝起きて窓の外を見る。
雪だ。積もっていた。しんしんと降っている。
着替えて持っていくものを用意。まずは車の雪を下ろしに行った。
相方のと2台。戻ってエンジンあったまるまでもう一度準備。
5時半頃家を出た。
道路は真っ白。タイヤのあともない。道幅がわからない状態で国道へ出た。
国道はかろうじてタイヤ痕があるので道がなんとなくわかった。
交通量も少ないがあった。
平均50キロ方60キロで走行。対向車の地吹雪で時たま前が見えなくなった。
フロントガラスには雪がどんどん迫ってくる。
国道だが外灯がないので頼りになるのはタイヤ痕と道路幅を示す反射灯。
空港にたどり着けるのか不安が募った。
国道を抜け何とか高速に入った。
高速は多少楽だった。
でも、道路は除雪されておらず慎重にならざるを得ない。
空港へは7時半前に着いた。
駐車場へ車を入れて上着を着替える。髭を剃る。
かばんから財布、カメラなどを取り出そうとした時、異変に気づいた。
ない。用意したものがない。家に忘れてきたのだ。
出る前に持っていくものをチェック。
そしてかばんから出した。そのとき思った。これらをかばんに入れて車の中で取り出せばいいのだ、そうしよう、と。
思っただけで実行してなかったのだ。
入れたつもりで出発してた。
あわただしかったわけではないが、心に余裕がなかったんでしょう。
意気消沈。ついてない。
落ち込んだ。
飛行機欠航すれば行かなくていい。
そんなことも考えた。
知人と合流してお金借りた。
チケットも立て替えてももらった。
唯一あったJAカードも朝9時からしか使えんかった。
落ち込んだまま搭乗手続き。
席に座ったら席は重鎮2人にはさまれた。
緊張や。。
8時フライトが40分遅れで出発。
伊丹には10時40分頃到着した。
間に合うのか。
結局タクシーで競馬場へ行った。
30分弱で到着。4020円のところ20円おまけしてもらった。
まだ4Rのパドックをやっていた。
どこで見届けるか考えて記者席パドックに決めた。
11時45分。出てきた。
パドックには横断幕がひとつ。
ちょっとさびしい。
人もまばらだ。昼休みだからしょうがない、土曜日だし。
4週回って馬場入りと聞いていたので3週あたりでスタンド前に移動した。
ウイナーズサークルは人が集まっていた。
最初はサークルの埒で見ていた。
地下道から登場して芝コースへ入った。
ここでは走りが見れないと思い、一般席の椅子に上がって見た。
外埒沿いをゆっくりとあるいて4コーナー直線へ移動。
ゆっくりとキャンターに入った。
この頃になると外埒沿いに人が集まり始めた。
場内アナウンスも始まった。
最後のキャンターは久しぶりの芝コースでのキャンター。
思い出の初重賞制覇の地だ。
BGMはコンドルは飛んでいく。父エルコンドルパサーにちなんだ曲だ。
ゴール前を通り過ぎ1コーナーまで流した。
馬を止めてもどってくるとき、一瞬立ち止まり競馬場の風景を見いていた。
何かを思い出していたのだろうか。勝手な想像をした。
馬場で関係者と記念撮影。
自分は参加しないがこれはいつものこと。
今までと同じように見守った。
騎手、調教師ら関係者が紹介されて台に上った。
ここで戦跡の紹介があった。
ターフビジョンに映し出される栄光の数々。
どれも思い出深い。
走馬灯のように当時の思い出がよみがえった。
調教師、騎手にインタビューがあった。
愛馬に対する思いが伝わってきた。
とくに調教師は7年にわたり付き合ったんだから思い出は数知れない。
2歳でラジ短を制しクラシックへ、そこからの挫折、3歳秋にダートへ変更して真価発揮、まだやれると思った。そのときが一番印象に残ってるといった。
騎手は乗り味の良い馬、乗ってて楽しかった。今日はその感触を味わった。国内で頂点に多って、世界で打ちのめされた、こんなに長く乗って勝たせてもらった馬はいない、子供も楽しみ。そんなことをいっていた。
クラブの代表はjcダートが最後と思ったが引退式でもう一度雄姿を見せられて嬉しい、クラブ牧場でバックアップする。
そんなことをいっていた。

何より嬉しかったのはファンの声だ。
かっこいい、最後に見れた嬉しい、ありがとう、
いろいろな声が耳に入った。
感謝の気持ちでいっぱいになった。
やっぱり、ファンあっての競馬。
ファンに支持されてこそ認められると思った。
そういう馬に関われて幸せな気持ちだ。
いろいろあったが、感慨深い一日になった。

2010年12月19日日曜日

スポニチ大阪

http://www.sponichi.co.jp/gamble/news/2010/12/19/01.html


ヴァーミリアン最後の雄姿…阪神競馬場で引退式

 19日に阪神競馬場で行われたヴァーミリアン(牡8=石坂)の引退式では武豊を背にキャンターで疾走。2007年にJCダートを制覇した当時のゼッケン(7)番。場内に流れたのは父エルコンドルパサーの引退式と同じ曲の「コンドルは飛んで行く」でムードが高まる中、芝コースを軽快に流して最後の勇姿を披露した。

 石坂師は「無事に牧場に帰すことができてホッとしていましたが、最後の走りを見て感極まりました」と胸に熱いものがこみ上げてきたと言い「7年間、ウチの看板でした。子どもも走ると思います」と二世の誕生を心待ちにした。

 またGI9勝中8勝は武豊の手綱で「またがるのはこれが最後、という気持ちで感触を味わいました。JCダートでダート界のトップに立ったことも、ドバイで打ちのめされたことも思い出です」と最強のパートナーに感謝した。

 現役時代の通算成績は34戦15勝。来春から社台SSで種牡馬生活を送り、早ければ2014年の夏には産駒がデビューする。

[ 2010年12月19日付 ]

ブログ

http://blog.livedoor.jp/knao1709/archives/1968239.html




引退式

ヴァーミリアン引退式 ユタカ「忘れられない」

 中央、地方を合わせてG1を9勝したヴァーミリアン(牡8歳、栗東・石坂)の引退式が18日、阪神競馬場で行われた。07年のJCダートを制したゼッケン“7”を着けて登場。最後の騎乗を終えた武豊が「こんなに長く、たくさん勝たせてもらった馬はあまりいないので忘れられません。子どもがターフに戻ってくるのを心待ちにしたいです」と話せば、石坂師は「無事に牧場に帰ることになってホッとしていたが、最後の走りを見て感極まる思いがしました。7年間、ウチの看板でした。本当にお疲れ様」と労をねぎらった。

 通算34戦15勝(うち地方13戦10勝、海外2戦0勝)。獲得賞金は11億6860万7500円。19日付で登録を抹消され、今後は北海道安平町の社台スタリオンステーションで種牡馬となる予定。

デイリースポーツ2010/12/19

http://www.sponichi.co.jp/gamble/flash/KFullFlash20101212047.html

ヴァーミリアン 18日の阪神で引退式

 中央、地方競馬のダートG1で通算9勝しているヴァーミリアン(8歳牡馬、石坂正厩舎)の引退が決まり、18日に阪神競馬場で引退式を行うことになった。日本中央競馬会(JRA)が12日に発表した。同馬は今後、北海道安平町の社台スタリオンステーションで種牡馬になる予定。

 ヴァーミリアンは2007年のジャパンカップダート、08年のフェブラリーステークスと中央G1を2勝、地方統一G1ではJBCクラシックを3連覇するなど7勝を挙げた。通算成績は34戦15勝(うち地方13戦10勝、海外2戦0勝)。獲得賞金は11億6860万7500円(付加賞含む)。

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スポニチ 2010/12/12

ヴィーミリアン引退式 石坂師「感極まった」

多くの関係者、ファンが駆けつけヴァーミリアンに別れを告げた
多くの関係者、ファンが駆けつけヴァーミリアンに別れを告げた
Photo By スポニチ

 ダートG1・9勝馬ヴァーミリアン(牡8=石坂)の引退式が阪神競馬場で行われた。

 武豊を背に07年JCダートを制覇した時のゼッケン7を着け、芝コースを軽快に流した。石坂師は「無事に牧場に帰すことができてホッとしているが、最後の走りを見て感極まった」と語った。来春から社台SSで種牡馬生活を送り、早ければ14年に産駒がデビューする。

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スポニチ 2010/12/19

ヴァーミリアン引退式、ファンにお別れ



武豊騎手を背に最後のキャンターをするヴァーミリアン(撮影・渦原淳)
武豊騎手を背に最後のキャンターをするヴァーミリアン(撮影・渦原淳)

 07年JCダート、08年フェブラリーSをはじめ史上最多のG1・9勝、JRA記録の7年連続重賞制覇を達成したヴァーミリアン(牡8、栗東・石坂)が18日、阪神競馬場で引退式を行った。

 別れを惜しむ大勢のファンが見守る中、ヴァーミリアンは担当の久保助手と一緒にパドックを周回。その後、主戦を務めた武豊騎手を乗せてターフに現れた。見映えのする雄大な馬体で最後のキャンター。これまでダート界を盛り上げた主役に、ファンからは盛大な拍手が送られた。

 新馬戦から騎乗した武豊騎手は「やりきったという感じの引退式でした。素晴らしい乗り味で利口な馬。きっと産駒も走るし、その時を楽しみにしています」と労をねぎらった。今後は北海道安平町の社台スタリオンステーションで種牡馬生活を送る。

 [2010年12月18日18時50分]日刊スポーツ


http://www.sanspo.com/keiba/news/101219/kba1012190504006-n1.htm

ヴァーミリアン、主戦・武豊を背に引退式

2010.12.19 05:02
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ヴァーミリアン、主戦・武豊を背に引退式
引退式で颯爽と走るヴァーミリアン【フォト】

 07年の最優秀ダートホースで、中央、地方を含めて史上最多となるGI9勝を挙げたヴァーミリアン(栗・石坂、牡8)の引退式が18日、阪神競馬場で行われた。主戦を務めた武豊騎手を背に、07年JCダート優勝時の(7)番のゼッケンを装着して登場。芝コースで軽やかなキャンターを披露すると、スタンドから温かい拍手が沸き起こった。

 武豊騎手は「こんなに長くたくさん勝たせてもらった馬はあまりいないので、忘れられません」と別れを惜しみ、石坂調教師は「最後の走りを見て感極まりました。7年間うちの看板馬でした。子供も走ってくれると思います」と2世の活躍に思いを馳せていた。

 通算成績は34戦15勝(うち地方13戦10勝、海外2戦0勝)で、重賞は13勝。今後は北海道安平・社台スタリオンステーションで種牡馬となる。

サンスポ2010/12/19

http://hochi.yomiuri.co.jp/horserace/news/20101218-OHT1T00140.htm

ヴァーミリアンが引退式

 2007年のジャパンカップダートなどを制したヴァーミリアン(8歳牡馬、石坂正厩舎)の引退式が18日、阪神競馬場で行われた。引退後は北海道安平町の社台スタリオンステーションで種牡馬になる予定。


2010/12/19報知

http://www.netkeiba.com/news/?pid=news_view&no=52562&category=A

ヴァーミリアンの引退式を開催


ヴァーミリアンの引退式を開催 07~09年のJBCクラシック(交流GI)3連覇など、歴代史上最多となるGI・9勝を挙げたヴァーミリアンが、19日付けで競走馬登録を抹消することが発表され、18日、阪神競馬場で同馬の引退式が行われた。引退式に参加した武豊騎手、石坂正調教師のコメントは以下の通り。

【武豊騎手のコメント】
長く乗せてもらったのでこれが最後かという気持ちで、最後の感触を味わいました。デビューから乗せてもらいましたが、素晴らしい乗り味で、素直で、乗っていて気持ちが良く楽しかったです。思い出は数々ありますが、ジャパンCダート(GI)に勝利しダート界のトップに立ったことも、ドバイで打ちのめされたことも思い出です。こんなに長くたくさん勝たせてもらった馬はあまりいないので、忘れられません。子供がターフに戻ってくるのを心待ちにしたいです。

【石坂正調教師のコメント】
無事に牧場に帰すことができるとほっとしていましたが、最後の走りを見て感極まりました。偉大で立派でした。それに尽きると思います。最初の新馬戦から芝の重賞を勝ち、翌年のクラシックでいけると思って挫折し、ダート路線に方向を変えて、やっぱりいけると思ったときが一番インパクトがありました。7年間うちの看板でした。本当にお疲れさま。偉大な実績を持ってスタリオンに帰れます。子供も走ると思うのでよろしくお願いします。

 なおヴァーミリアンは今後、北海道勇払郡安平町の社台スタリオンステーションで種牡馬となる予定。

※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。

阪神競馬場で最後の走りを披露したヴァーミリアン

netkeiba 2010/12/18

http://keiba.radionikkei.jp/keiba/news/entry-194912.html

ヴァーミリアン引退式 関係者コメント [News]

2010/12/18(土) 15:12

2007年ジャパンカップダート(GI)などに優勝し、同年のJRA賞最優秀ダートホースに選出されたヴァーミリアン(牡8、栗東・石坂正厩舎)の引退式が本日阪神競馬場で行われた。なお、同馬は今後、北海道勇払郡安平町の社台スタリオンステーションで種牡馬となる予定。

ヴァーミリアン関係者のコメントは以下の通り。

●サンデーレーシング代表 吉田俊介氏
「前走のジャパンカップダートの後、引退が決まり、競馬場でお見せ出来ないと思っていましたが、引退式で最後の勇姿をお見せすることが出来、嬉しいです。石坂先生、厩舎スタッフの皆様、ほとんどのレースで騎乗していただいた武豊騎手、ファンの皆様に感謝しております。長らくの応援ありがとうございました。来春、社台スタリオンステーションで新たなスタートを切りますが、応援してもらえる子供を出せるようにバックアップしていきたいと思います。本日は誠にありがとうございました」

●石坂正調教師
「無事に牧場に帰すことが出来るとホッとしていましたが、最後の走りを見て感極まりました。偉大で立派でした。それに尽きると思います。最初の新馬戦から芝の重賞を勝ち、翌年のクラシックでいけると思って挫折し、ダート路線に方向を変えて、やっぱりいけると思った時が一番インパクトがありました。7年間、うちの看板でした。本当にお疲れ様。偉大な実績を持ってスタリオンに帰れます。子供も走ると思うのでよろしくお願いします」

●武豊騎手
「長く乗せてもらったので、これが最後か、という気持ちで最後の感触を味わいました。デビューから乗せてもらいましたが、素晴らしい乗り味で、素直で、乗っていて気持ちが良く楽しかったです。思い出は数々ありますが、ジャパンカップダートに勝利し、ダート界のトップに立ったことも、ドバイで打ちのめされたことも思い出です。こんなに長くたくさん勝たせてもらった馬はあまりいないので、忘れられません。子供がターフに戻って来るのを心待ちにしたいです」

2010/12/18ラジオnikkei


http://www.jra.go.jp/news/201012/121806.html


ヴァーミリアン号が競走馬登録抹消 引退式の模様
2010/12/18
 2007年ジャパンカップダート(GI)、2008年フェブラリーステークス(GI)などに優勝し、2007年のJRA賞最優秀ダートホースに選出されたヴァーミリアン号(牡8歳 栗東・石坂 正厩舎)は、12月19日(日)付で競走馬登録を抹消いたしますのでお知らせいたします。
 なお、同馬は今後、北海道勇払郡安平町の社台スタリオンステーションで種牡馬となる予定です。
 また、同馬は本日阪神競馬場で引退式を行いましたので、関係者のコメント等をお知らせいたします。

ヴァーミリアン号 引退式映像




    ●馬主 有限会社サンデーレーシング 代表・吉田俊介氏のコメント
     「前走のジャパンカップダートの後、引退が決まり、競馬場でお見せできないと思っていましたが、引退式で最後の勇姿をお見せすることができ嬉しいです。石坂先生、厩舎スタッフの皆様、ほとんどのレースで騎乗していただいた武 豊騎手、ファンの皆様に感謝しております。長らくの応援ありがとうございました。来春、社台スタリオンステーションで新たなスタートを切りますが、応援してもらえる子供を出せるようにバックアップしていきたいと思います。本日は誠にありがとうございました。」

    ●管理調教師 石坂 正調教師のコメント
     「無事に牧場に帰すことができるとほっとしていましたが、最後の走りを見て感極まりました。偉大で立派でした。それに尽きると思います。最初の新馬戦から芝の重賞を勝ち、翌年のクラシックでいけると思って挫折し、ダート路線に方向を変えて、やっぱりいけると思ったときが一番インパクトがありました。7年間うちの看板でした。本当にお疲れさま。偉大な実績を持ってスタリオンに帰れます。子供も走ると思うのでよろしくお願いします。」

    ●武 豊騎手のコメント
     「長く乗せてもらったのでこれが最後かという気持ちで、最後の感触を味わいました。デビューから乗せてもらいましたが、素晴らしい乗り味で、素直で、乗っていて気持ちが良く楽しかったです。思い出は数々ありますが、ジャパンカップダートに勝利しダート界のトップに立ったことも、ドバイで打ちのめされたことも思い出です。こんなに長くたくさん勝たせてもらった馬はあまりいないので、忘れられません。子供がターフに戻ってくるのを心待ちにしたいです。」


    ヴァーミリアン号 (馬名をクリックすると競走馬情報をご覧いただけます)
    ※重賞勝鞍
    2004年ラジオたんぱ杯2歳ステークス(GIII)
    2005年浦和記念(GII・浦和)
    2006年ダイオライト記念(GII・船橋)
    名古屋グランプリ(GII・名古屋)
    2007年川崎記念(JpnI・川崎)
    JBCクラシック(JpnI・大井)
    ジャパンカップダート(GI)
    東京大賞典(JpnI・大井)
    2008年フェブラリーステークス(GI)
    JBCクラシック(JpnI・園田)
    2009年帝王賞(JpnI・大井)
    JBCクラシック(JpnI・名古屋)
    2010年川崎記念(JpnI・川崎)

    ヴァーミリアン号
    2007年 ジャパンカップダート(GI)
    JRA通算成績19戦 5勝 獲得賞金386,859,000円(付加賞含む)
    地方通算成績13戦10勝 獲得賞金746,000,000円
    海外通算成績 2戦 0勝 獲得賞金35,748,500円

2010/12/18 JRA



2010年12月14日火曜日

JRA

 ヴァーミリアン号の引退式を阪神競馬場で開催
2010/12/12
 2007年ジャパンカップダート(GI)、2008年フェブラリーステークス(GI)などに優勝し、2007年JRA賞最優秀ダートホースに選出されたヴァーミリアン号(牡8歳 栗東・石坂 正厩舎)の引退式を、12月18日(土)に阪神競馬場で行いますのでお知らせいたします。
 なお、同馬は、競走馬登録抹消後、北海道勇払郡安平町の社台スタリオンステーションで種牡馬となる予定です。


    日 時
      12月18日(土)【第5回阪神競馬第5日】
      昼休み(11:50頃~)

    場 所

      阪神競馬場 パドック~ウイナーズサークル
      当日は、2007年ジャパンカップダート優勝時のゼッケン番号(7番)のゼッケンを装着して登場します。

    出席者
      馬 主 有限会社サンデーレーシング
      調教師 石坂 正
      騎 手 武 豊
      調教助手 古川 慎司
      厩務員 久保 卓也
      生産牧場 ノーザンファーム
      (敬称略・出席者は予定)

    ヴァーミリアン号 (馬名をクリックすると競走馬情報をご覧いただけます)
    ※重賞勝鞍
    2004年ラジオたんぱ杯2歳ステークス(GIII)
    2005年浦和記念(GII・浦和)
    2006年ダイオライト記念(GII・船橋)
    名古屋グランプリ(GII・名古屋)
    2007年川崎記念(JpnI・川崎)
    JBCクラシック(JpnI・大井)
    ジャパンカップダート(GI)
    東京大賞典(JpnI・大井)
    2008年フェブラリーステークス(GI)
    JBCクラシック(JpnI・園田)
    2009年帝王賞(JpnI・大井)
    JBCクラシック(JpnI・名古屋)
    2010年川崎記念(JpnI・川崎)

    JRA通算成績19戦 5勝 獲得賞金386,859,000円(付加賞含む)
    地方通算成績13戦10勝 獲得賞金746,000,000円
    海外通算成績 2戦 0勝 獲得賞金35,748,500円

    ヴァーミリアン号
    2007年 ジャパンカップダート(GI)

引退

ヴァーミリアンが引退=JRA

 日本中央競馬会(JRA)は12日、ヴァーミリアン(牡8歳、栗東・石坂正きゅう舎)が引退すると発表した。JRA通算19戦5勝、2007年のジャパンカップダート、08年のフェブラリーステークスを制した。今後は種牡馬となる。(2010/12/12-16:36)

引退式

ヴァーミリアン 18日の阪神で引退式

 中央、地方競馬のダートG1で通算9勝しているヴァーミリアン(8歳牡馬、石坂正厩舎)の引退が決まり、18日に阪神競馬場で引退式を行うことになった。日本中央競馬会(JRA)が12日に発表した。同馬は今後、北海道安平町の社台スタリオンステーションで種牡馬になる予定。

 ヴァーミリアンは2007年のジャパンカップダート、08年のフェブラリーステークスと中央G1を2勝、地方統一G1ではJBCクラシックを3連覇するなど7勝を挙げた。通算成績は34戦15勝(うち地方13戦10勝、海外2戦0勝)。獲得賞金は11億6860万7500円(付加賞含む)。

Yahoo!ブックマークに登録 [ 2010年12月12日 17:01 ]

読売

日本中央競馬会(JRA)は12日、ヴァーミリアン(牡8歳、栗東・石坂正きゅう舎)が引退すると発表した。

 2007年のジャパンカップダートなどダートのG1級9勝を挙げ、07年の最優秀ダート馬に選ばれた。通算(地方、海外含め)34戦15勝、獲得賞金約11億6000万円。北海道・安平町の社台SSで種牡馬になる。

(2010年12月12日23時48分 読売新聞)

2010年12月9日木曜日

動画

http://www.nicovideo.jp/watch/sm9523333


史上最多

2010.12.08
史上最多GⅠ9勝ヴァーミリアン引退へ

▽7日、史上最多のG1・9勝を挙げた砂王者ヴァーミリアン(牡8・栗東・石坂)の引退が発表された。休み明けで挑んだ前走のジャパンカップダート(GⅠ)14着後、29日に大井競馬場で開催される東京大賞典(GⅠ)への出走も検討されていたが、年齢的な衰えから引退が決断された。今後は種牡馬として北海道・早来の社台スタリオンステーションで種牡馬となる見通し。通算成績は34戦15勝(うち重賞13勝)。総収得賞金は11億3285万5千円。引退式の日程は現在のところ未定となっている。

種牡馬に

GI・9勝ヴァーミリアンが引退、種牡馬に


 07~09年のJBCクラシック(交流GI)3連覇など、歴代史上最多となるGI・9勝を挙げたヴァーミリアン(牡8、栗東・石坂正厩舎)が現役を引退することが判明した。

 同馬は父エルコンドルパサー、母スカーレットレディ(その父サンデーサイレンス)という血統。半兄にサカラート(東海S-GIIなど重賞4勝)、半弟にキングスエンブレム(シリウスS-GIII)がいる。

 04年10月のデビュー戦を制し、4戦目のラジオたんぱ杯2歳S(GIII)で重賞初制覇。その後芝では勝ち星を挙げられず、初ダートとなった05年エニフS(OP)を制すと、続く彩の国浦和記念(交流GII)でダート重賞初制覇を達成した。

 以後はダート戦のみを使われ、07年川崎記念(交流GI)でGI初勝利を挙げると、続くドバイWC(首G1)でも4着に好走。帰国後は中央・地方問わずGIタイトルを積み重ね、09年JBCクラシックで史上初となるGI・8勝目を挙げた。

 今年の川崎記念も制し「10冠」目前まで迫ったが、続く帝王賞(交流GI)は6着、最後のレースとなった前走のジャパンCダート(GI)は14着と大敗を喫していた。通算成績34戦15勝(うち地方13戦10勝、海外2戦0勝、重賞13勝、GI・9勝)。

※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。

2010年12月8日水曜日

再出発

【競馬・競艇】

ヴァーミリアン引退 GI級9勝馬 種牡馬で再出発

2010年12月8日 紙面から

 ジャパンカップ・ダートを14着に大敗したヴァーミリアン(牡8歳、栗東・石坂)が現役を引退し、種牡馬として再出発することになった。7日、石坂調教師は「あれだけの馬にぶざまなレースを続けさせるわけにはいきません。馬格と母系が抜群だし、エルコンドルパサーの後継としていい子を出してくれると思います」と今後に期待した。同馬は、通算34戦15勝、うちGI級レースを9勝の日本記録を樹立し、獲得賞金は11億3300万円。繋養(けいよう)先などは調整中。また同じくジャパンカップ・ダートを9着に終わった僚馬で弟のキングスエンブレム(牡5歳)は、8日に栗東近郊のノーザンファームしがらきにリフレッシュ放牧に出る。

zakzak

ヴァーミリアン引退、史上最多のGI9勝を記録

2010.12.08

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 史上最多のGI9勝をあげたヴァーミリアン(牡8歳、栗東・石坂厩舎、父エルコンドルパサー)の引退が、7日に発表された。今後は北海道安平町の社台スタリオンステーションで種牡馬となる。最終レースは5日のJCダートで14着だった。通算34戦15勝(うち地方13戦10勝、海外2戦0勝)で、JRA重賞は04年GIIIラジオたんぱ杯2歳S、07年GI・JCダート、08年GIフェブラリーS、交流重賞は05年GII浦和記念、06年GIIダイオライト記念、GII名古屋GP、GI東京大賞典、09年GI帝王賞、07、10年GI川崎記念、07~09年GI・JBCクラシック(3連覇)で計13勝。07年度JRA賞最優秀ダートホース。