19日に阪神競馬場で行われたヴァーミリアン(牡8=石坂)の引退式では武豊を背にキャンターで疾走。2007年にJCダートを制覇した当時のゼッケン(7)番。場内に流れたのは父エルコンドルパサーの引退式と同じ曲の「コンドルは飛んで行く」でムードが高まる中、芝コースを軽快に流して最後の勇姿を披露した。
石坂師は「無事に牧場に帰すことができてホッとしていましたが、最後の走りを見て感極まりました」と胸に熱いものがこみ上げてきたと言い「7年間、ウチの看板でした。子どもも走ると思います」と二世の誕生を心待ちにした。
またGI9勝中8勝は武豊の手綱で「またがるのはこれが最後、という気持ちで感触を味わいました。JCダートでダート界のトップに立ったことも、ドバイで打ちのめされたことも思い出です」と最強のパートナーに感謝した。
現役時代の通算成績は34戦15勝。来春から社台SSで種牡馬生活を送り、早ければ2014年の夏には産駒がデビューする。
[ 2010年12月19日付 ]
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