【JCダート】ヴァーミリアン、不安一蹴
坂路でブランクを感じさせない動きを見せたヴァーミリアン=栗東トレセン
「JCダート・G1」(5日、阪神)
07年の覇者ヴァーミリアンは1日、赤木(レースは武豊)を背に栗東坂路で単走。ブランクを感じさせないパワフルな動きを披露し“ぶっつけ”の不安を一蹴した。ステッキを振るって、目いっぱい追われた先週とは対照的に、直前は肩ムチだけでのフィニッシュ。動きには素軽さが増している。
4F54秒4‐40秒0‐12秒9の時計に、赤木は「いいですね。手前もポンと変えていたし、上がりの伸び脚が良かった。息遣いもいいし、太め感もない」と合格点を与えた。石坂師も「(ラスト1F)12秒台は最近出ていなかったし、いい追い切りができたと思う。気合は先々週あたりから、かなり乗っている。もう競馬をすると分かっている」と万全を強調した。
あとは主戦にバトンを託すだけ。武豊は先週のジャパンCをローズキングダムで制し、23年連続JRA・G1制覇を達成。2週連続Vを目指す。「JCを勝てたし、JCダートも勝てればうれしい。頼もしいパートナーなので、いいレースをして勝ちたいですね」。名手に導かれて、8歳の古豪が復権を狙う。
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