2010年12月8日水曜日

種牡馬や

ヴァーミリアン引退、今後は種牡馬へ

 日本競馬史上最多のG1・9勝を挙げたヴァーミリアン(牡8歳、栗東・石坂)の引退が決定した。7日、所有するサンデーレーシングがホームページ上で発表した。通算成績は34戦15勝(重賞13勝)。

 休み明けだった先週のJCダートで14着に敗れたあと、東京大賞典(29日・大井)の出走も検討されていたが、年齢的な衰えから巻き返せる可能性は低いと判断。今後は種牡馬として北海道・早来の社台スタリオンステーションで第二の人生を送るが、引退式の日程は近日中に発表される。

 石坂師は「引き際は前から考えていたが、走ってくれていたので延び延びになった。厩舎の功労者がいなくなるのは寂しいが、ケガではなく元気な状態で牧場に返せることができたのは本当にうれしい」と感謝の気持ちでいっぱいの様子。弟のキングスエンブレムも管理しているが「子どももぜひ見させてもらいたい」と2世の活躍に思いをはせていた。

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