5日のJCダートで14着に敗れたヴァーミリアン(牡8、栗東・石坂)の引退が決まった。7日、石坂正師(59)が明らかにした。今後は社台スタリオンステーション(北海道安平町)で種牡馬となる。石坂師は「これまで本当によく頑張ってくれた。東京大賞典も考えたが、前走の内容などを見て引退が決まった」と語った。
長い間ダート界を引っ張ってきた。手にしたG1タイトルは歴代最多の9勝。通算34戦15勝で、総収得賞金は11億円を超えた。中央では07年JCダート、08年フェブラリーSを勝ち、地方では07~09年にJBCクラシック3連覇の偉業を達成。ドバイワールドCにも2度挑戦した。8歳を迎えた今年も1月の川崎記念でレコード勝ちし、4年連続統一G1勝利を手にするなど元気だったが、6月の帝王賞9着、JCダート14着と徐々に衰えを隠せなくなっていた。
[2010年12月8日8時14分 紙面から]
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