【JCダートアラカルト】ヴァーミリアン、ダート重賞勝利歴代1位へ
2010.12.04
■GI10勝
3年ぶりのVを狙うヴァーミリアンはこれまでにJRA・GI2勝、交流GI7勝をあげており、GI10勝の大記録がかかる。勝てば重賞も13勝目(JRA3勝+地方10勝)となり、再びスマートファルコン(JBCクラシックなど)を突き放して、単独のダート重賞勝利歴代1位となる。
■兄弟対決
ヴァーミリアン(父エルコンドルパサー)とキングスエンブレム(父ウォーエンブレム)が兄弟対決を果たす。両馬を管理する石坂正調教師は、勝てばダートGI最多タイの11勝目(ほかに松田博資調教師、川島正行調教師=船橋)。中山大障害では01年に弟ユウフヨウホウ・兄ゴーカイがワンツーを決めているが、平地GIで兄弟によるワンツーはまだない。
■関東馬の逆襲
オーロマイスターは南部杯でエスポワールシチーを破りV。関東馬の南部杯Vは97年タイキシャーロック以来、13年ぶりの快挙だった。フェブラリーSは98年のグルメフロンティア、JCダートは02年イーグルカフェのあと関東馬のVはないが、オーロがJRA・GIでも決めるか。なお、吉田豊騎手は勝てば史上17人目のJRA・GI10勝目。
■快速馬
トランセンドは新潟ダート1800メートル、京都ダート1900メートルと2つのレコードを保持。昨年はエスポワールシチーが逃げ切っているだけに期待が高まる。藤田騎手は3戦騎乗し(2)(2)(1)着で、メンバー中連対率100%は同コンビと【2200】のキングスエンブレム&福永騎手。
■初ダート
スプリングS、毎日王冠と芝1800メートルで重賞を2勝しているアリゼオがダートに初挑戦する。これまでJCダートがダート初参戦だった馬は(9)(15)(11)(14)着と苦戦。
■3歳馬
今年はローズキングダムがジャパンC制覇(ヴィクトワールピサ3着)、エリザベス女王杯でアパパネが3着(英スノーフェアリーが優勝)など、3歳馬が古馬相手のGIで活躍している。過去、JCダートには3歳馬が25頭挑戦しているが、そのうち優勝したのは01年クロフネ、05年カネヒキリ、06年アロンダイトの3頭。昨年のシルクメビウスが2着になっている。アリゼオ、バーディバーディ、マカニビスティーは続くことができるか。
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