2012年11月26日月曜日

歴史

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2012.11.26 05:07

【ジャパンC】ジェンティル歴史的V!(1/2ページ)

歴史に残る激しい叩き合いだった。ジェンティルドンナ(奥)、オルフェーヴル(手前)ともに死力を振り絞ってゴールした=東京競馬場 (撮影・佐藤雄彦)
歴史に残る激しい叩き合いだった。ジェンティルドンナ(奥)、オルフェーヴル(手前)ともに死力を振り絞ってゴールした=東京競馬場 (撮影・佐藤雄彦)【拡大】
 第32回ジャパンC(25日、東京11R、GI、3歳上オープン国際(指)、定量、芝2400メートル、1着本賞金2億5000万円=出走17頭)史上初の3歳牝馬のジャパンC制覇。岩田康誠騎乗の3冠牝馬ジェンティルドンナが、直線の激しい攻防を制してGI4勝目をあげた。4冠牝馬はこの後、有馬記念をパスして、来年の海外遠征を視野に調整を進めていく。1番人気に推されたオルフェーヴルはハナ差の2着。陣営は直線の不利に敗因を求めた。凱旋門賞馬ソレミアは13着と惨敗した。
 果敢な挑戦が見事に実を結んだ。史上初となる3歳牝馬のジャパンC制覇。英断を下した石坂正(せい)調教師は、誇らしげに“4冠ポーズ”を決めた。
 「最後は激しい叩き合いになりましたが、ジェンティルドンナならまだいけると思っていました。(審議になっても)激しい競馬の結果だから大丈夫と。オルフェーヴルに勝ててすごい馬だと確信できました」
 道中は2、3番手で運び、最後の直線は最内に進路を取った。残り200メートルで逃げるビートブラックと外から迫るオルフェーヴルの間を力強く割ると、最後は3冠馬同士の一騎打ち。壮絶な叩き合いをハナ差で競り落とし、3冠馬対決を制した。
 国内最強馬だけでなく、凱旋門賞馬ソレミアも封じての4冠達成。トレーナーは「ジャパンカップで1位になれた。ドバイ、フランス、アメリカ…。海外に出て行くことになると思います」と、改めて来年以降の世界挑戦を明言した。今後は有馬記念(12月23日)に向かわず、世界デビューに備えて英気を養う。
 「きょうは凱旋門賞馬が来てくれて、それに勝ったわけですからね。ただ、今度はアウェー。きょうはこの辺で…」
 石坂調教師は自信たっぷりにほほえんだ。父ディープインパクトが果たせなかった凱旋門賞制覇は、ジェンティルドンナがかなえる。 (川端亮平)

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