http://race.sanspo.com/keiba/news/20121124/ope12112415150007-n1.html
【ジャパンC】軽量ジェンティル楽々戴冠だ
★特捜フジ
歴史を変えるジェンダーフリー。性差を超えた最強世代のNo.1ジェンティルドンナが、53キロで楽々戴冠だ。
エリザベス女王杯には目もくれず、陣営は3冠達成後すぐにJC参戦を決断した。背景にあったのはまず、秋2戦での消耗の少なさだろう。ヴィルシーナのしぶとさに苦しんだように見えた秋華賞も、ペースの緩い楽な競馬になったための現象。GI勝ち後のダメージをまるで感じさせない中間の気配も、“オツリあり”を印象づけるに十分すぎるほどだ。
もちろん、参戦へのもうひとつの背景は勝算だ。今回、JC参戦の第一報を聞いたとき、主戦の岩田騎手は“ヨシッ!”と思ったという。「勝てるだけの能力がある馬。左回りの2400メートル、しかも長い直線はジェンティルに最高に合った舞台だからね」。その証拠に3冠でヴィルシーナに最も差をつけたのが、同舞台オークスの5馬身だった。
07年アドマイヤムーンに続いて昨年もブエナビスタでVと、現役で最もJCが似合う男の舞台歓迎発言はそれだけで頼もしいが、もうひとつ、JC男の評価で見逃せないのが「今の3歳馬同士だったら、牡牝合わせてもジェンティルが一番強いと思う」という言葉だ。
岩田騎手と言えば今年のダービー馬ディープブリランテのみならず、ダービー2着でJCでも人気のフェノーメノの手綱も、4戦目まで任されていた立場。牡馬トップレベルの背中を知ったうえでの言葉は非常に重い。確かに、話題になったダービー=2分23秒8、オークス=2分23秒6という勝ちタイムの逆転現象が、この世代の現実を端的に表わしていたのかもしれない。
古馬混合重賞を異常なペースで駆逐して、近年No.1と言われる現3歳世代。トップのジェンティルが裸同然の53キロで出陣となれば、自ずと道は開ける。
問題は馬券。岩田騎手も一目置くオルフェーヴルには帰国初戦のハンデ+悪癖がつきまとうだけに、2着は固定せず、3連単(15)1着固定の2・3着(3)(4)(8)(10)(13)(17)の30点。馬連(15)→(3)(4)(8)(10)(13)(17)が押さえだ。
(夕刊フジ)
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