2012年5月15日火曜日

no1

http://www.sponichi.co.jp/gamble/news/2012/05/15/kiji/K20120515003251480.html

【オークス】ジェンティル 勢いNO.1!

<オークス>2冠制覇へ挑むジェンティルドンナ
<オークス>2冠制覇へ挑むジェンティルドンナ
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 今週は牝馬クラシック第2弾「第73回オークス」。10年アパパネ以来の2冠を目指すジェンティルドンナが主役だ。全姉ドナウブルーのヴィクトリアM2着好走も追い風に、長距離輸送、距離延長と未知の課題をクリアして名牝ロードを突き進む。

 血の勢いを感じる。ジェンティルドンナは先週ヴィクトリアM2着ドナウブルーの全妹。姉は半馬身差で戴冠ならなかったが、7番人気での好走で大いに場内を沸かせた。さあ、今週は妹の番。既に桜花賞のタイトルを手にして2冠を目指すこの馬にとって、姉の快走は後押しとなるはず。全休日の朝、担当の日迫助手は「そんなにうまくいくもんかね」と笑いながらも「獲れるものは全部獲りたい」と意欲をにじませた。

 「日曜(13日)も馬場でやったけど、左回りは問題なかった。この中間も気配はいい意味で変わらない」

 何より順調が一番。それは桜花賞での走りが証明した。前哨戦のチューリップ賞は発熱明けが影響して4着に敗れた。しかし、陣営の思惑通り順調に調整できた桜花賞本番はグングン調子を上げ、本領を発揮してV。デビュー前から陣営がホレ込んできた逸材。納得できる調教さえ積めば、結果はおのずとついてくるのだ。

 1週前追いでは、今回コンビを組む川田がまたがった。坂路でエピセアローム(オークス出走)と併せて2馬身ほど軽々先着。日迫助手も「先週の時点で出来上がっている。あとは調整程度かな」と語るように、大一番へ青写真通り進んでいる。

 あえて2冠に向けての課題を挙げるとすれば、まずは関東圏への長距離輸送。姉ドナウブルーも対策に苦労を重ねてきた。ただ、これに関しては「輸送に関してのストレスはお姉さんみたいにかからないと思う」と日迫助手が語る。妹の方が体がひと回り大きく「先週時点で466キロ。輸送で6~8キロぐらい減るかな」との見立て。そして800メートル延びる距離。折り合いは「最初の頃は掛かっていたけど、メンコ(覆面)をつけてからは大丈夫だね」と語った。あとは歴代の名牝が乗り越えたように能力で打開すればいい。陣営は2冠にとどまらず、さらなる高みを目指せる器だと信じている。 【オークス
[ 2012年5月15日 06:00 ]

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