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【オークス】ジェンティルドンナ2冠達成!(1/2ページ)
第73回オークス(20日、東京11R、GI、3歳牝馬、芝2400メートル、1着賞金9700万円=出走18頭)川田将雅騎手騎乗の3番人気ジェンティルドンナ(牝3歳、栗東・石坂正厩舎)が中団待機から直線突き抜けて快勝。前走・桜花賞(GI)に続く勝利で、史上13頭目の“牝馬クラシック春2冠”を達成した。勝ちタイム2分23秒6(良)。
5馬身差の2着は2番人気ヴィルシーナ。3着には9番人気アイスフォーリスが入り、1番人気ミッドサマーフェアは13着に敗れた。
【オークス】ジェンティルドンナ2冠達成!(2/2ページ)
大観衆が見守るウイニングラン。鞍上・川田将雅騎手が高々と左手を突き上げた。ジェンティルドンナの主戦・岩田康騎手が2週前に騎乗停止となり、急遽、川田騎手に回ってきた騎乗依頼だった。しかし“桜の女王”の称号を得ているのにもかかわらず、単勝3番人気に甘んじた。
「桜花賞馬がオークスで1番人気になれなかったのは、僕が信頼されていなかったから。人気がなかったので、プレッシャーはなかった」
マイネエポナが軽快に逃げて馬群を引っ張ると、1000メートル通過59秒1の緩みない流れ。そのペースのなか、ジェンティルドンナは中団外めを追走した。
直線入り口、先頭との差が徐々に詰まり横一線の叩き合いに。その大外に持ち出されたジェンティルドンナに、鞍上のムチが一発入ると、異次元の末脚を見せた。
先頭ヴィルシーナを捕らえて豪快に抜け出すと、そこからはジェンティルドンナの独壇場。2馬身、3馬身、4馬身と他馬を置き去りにし、終わってみれば5馬身差の圧勝劇。ここ32年間で最大の着差だった。タイム2分23秒6もオークスレコードを1秒7更新。世代牝馬最強-さらに新ヒロイン誕生を誇示する強さで、春2冠を締めくくった。
ジェンティルドンナは父ディープインパクト、母ドナブリーニ、母の父Bertoliniという血統。通算成績6戦4勝。重賞は12年シンザン記念(GIII)、桜花賞(GI)に続く3勝目。川田将雅騎手、石坂正調教師ともに同レース初勝利。
石坂正調教師の話「圧勝にはびっくりした。騎手が乗り替わりだったが、馬の能力を信頼していたので、折り合い良く回ってくれば勝てると思っていた。牝馬3冠を目指してしっかりとやっていきたい」
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