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【オークス】ジェンティルがレコードで２冠

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ジェンティルドンナでオークスを制し、小さくガッツポーズの川田＝東京競馬場（撮影・田村亮介）

　「オークス・Ｇ１」（20日・東京）

　距離不安も何のその、桜花賞馬ジェンティルドンナが５馬身差の圧勝で牝馬クラシック２冠を決めた。マイネエポナがハイペースで飛ばす展開を道中は後方で待機。直線で大外に進路を取ると、一気に先行馬をのみ込み、最後は後続を突き放した。勝ちタイムは従来のレースレコードを１秒７更新する２分23秒６。記録的にも驚異的な２冠達成となった。

　岩田康誠騎手の騎乗停止で新コンビを組んだ川田将雅騎手は「結果を出せてホッとしています。素晴らしい馬、本当に強い馬です」と安どの表情で汗をぬぐった。血統的に距離が不安視されたのか、この日は３番人気。「（人気がなかったのは）岩田さんじゃなく、ボクが乗っていたからですかね。おかげで思ったより緊張はしなかった」と笑顔で振り返った。

　元メジャーリーガーの佐々木主浩氏所有馬で２番人気に推されたヴィルシーナが、しぶとく粘って２着。３着には９番人気のアイスフォーリスが入り、３連単は３万６１０円の高配当となった。

(２０１２年５月２０日)