2012年5月21日月曜日

驚異

http://jiji.com/jc/c?g=spo_30&k=2012052000191

ジェンティルドンナ、驚異のタイムで2冠=川田、代役で栄冠-競馬オークス

 外から飛ぶように先頭を奪ったのは、桜花賞馬のジェンティルドンナだった。乗った川田は「早く抜け出し過ぎた。何とか残ってくれ」。そんな願いをいとも簡単にかなえ、父ディープインパクトを思わせる走りで2着に5馬身差の圧勝だった。
 2分23秒6の優勝タイムはレースレコード。同じコースと距離の日本ダービーで、キングカメハメハとディープインパクトが記録した最速タイム2分23秒3に肉薄する、3歳牝馬としては驚異的な速さだった。石坂調教師は「能力が抜けているということ」と2冠を誇った。
 桜花賞で栄冠に導いた岩田康誠が騎乗停止で、川田はいわば代役。26歳のホープは「選んでもらい素直にうれしかった」と光栄に思い、岩田の助言も生かした。異なる騎手による桜花賞、オークスの2冠は60年ぶり2頭目の快挙だった。
 1600メートルのレースしか経験がなかった馬が、一気に800メートルも長くなった距離を克服。そして、偉大な父から受け継いだ血の力を改めて証明した。3冠に挑む秋へ期待は膨らんだ。(2012/05/20-18:52)

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