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今年のオークスはサプライズラップが好演出
オークスはラップのサプライズ。馬場レベルはわかっていたが、まさか12F2分23秒6とは。Aコース使用の青葉賞が2分25秒7。これより2秒1も速い決着。ひとつは馬場、そしてペース。前5F59秒1、10F通過が2分ジャスト。この速めの流れが誘発したのも事実ながら、やはり優勝馬ジェンティルドンナの予想以上のパフォーマンスによるところが大きい。
ある程度、自信をもって◎を打った2着ヴィルシーナがなんと5馬身もちぎられたのだから、そう考えるしかない。一部に距離不安説もあったが、それを嘲笑うかのごとし。10F2分ジャストの後、2Fが11秒8→11秒8。まるで05年ダービーをやはり5馬身差で圧倒した父ディープインパクトを再現したかのよう。とにかく弾け方が凄かった。道中、最も緩んだ7F目でさえ12秒4。ジェンティルドンナの上がり34秒2はレースのそれを1秒5も上回り、上がりNo2のハナズゴール(35秒2)を1秒も上回る瞬発力には正直驚かされた。
距離を延ばして力を示したのはヴィルシーナでなく、ジェンティルだったというわけ。それでも3~4角でズブさを見せながら2着を死守したヴィルシーナも能力はかなり。同馬の2分24秒4が例年のオークスレベルと考えてもおかしくない。
ジェンティルドンナが飛びぬけていた、と見る方が妥当ではないか。ひと夏越せば、また状況も違っていようがこのまま順調に成長すれば牝馬3冠、さらにその延長線上には牡馬相手の大舞台も視界に入って来る。それも楽しみにしたい。
終わってみれば、ディープインパクト産駒によるワンツー。そして3着がステイゴールド産駒アイスフォーリス。ディープもさすがだが、ステイもしたたか。どこか日本ダービーを暗示しているようにも見える。
やはり高速ターフは気持ちがいい。どこかスピード感、キレっぷりがビジュアル的に美しく映る。そういう意味で逃げたマイネエポナの大逃げは演出的な効果もあった。スローで固まってヨーイドンでは味がない。GIらしい流れと展開。そして最後のジェンティルの一伸び。大いに楽しめたオークス。ぜひ今週のダービーもそれぞれの持ち味を発揮して大一番を盛り上げてほしい。
昨年比109.9%の売得金で弾みがついたので昨年以上の日本ダービーを期待しよう。そのダービー、個人的には2強というより上位拮抗と見るほうが楽しめる。しかも現実的かもしれない。
確かに皐月賞のゴールドシップ、ワールドエースは強かった。だが、同じレースに不出走のフェノーメノ、ヒストリカル、スピルバーグ、トーセンホマレボシなど好素材が控えているし、皐月賞で早めに動いて3着に粘ったディープブリランテや後手に回って5着のグランデッツァも能力を示した。
私の中ではすでに◎はほぼ決まっているが、木曜の決断まで少し時間もある。今年も26日(土)に「ダービー前夜祭」を催すことになった。大スポの精鋭記者が栗東情報で盛り上げてくれるし、大学生たちもアイデアを提供してくれるので4時間もあっという間。中身のある前夜祭にしたい。昨年は3着ベルシャザールを推したが、2着ウインバリアシオンが抜けてしまって不完全燃焼に終わった。
今年はなんとか、ズバッといきたい。ゴールドシップかワールドエースか、それともフェノーメノ、ヒストリカルか、はたまたトーセンホマレボシ、スピルバーグ、グランデッツァか。とにかく今は馬場がいいので楽しみが大きい。
ダービーの翌週に行われる安田記念もメンバーが揃う。どれが主役でバイプレイヤーか区別がつかないほど、ある意味一長一短。昨年の覇者リアルインパクト、2着ストロングリターンに5冠牝馬アパパネ、昨年の桜花賞馬マルセリーナ、ほかにGIマイラーのエイシンアポロン、グランプリボスに外国馬(香港)のラッキーナイン、グロリアスデイズの参戦も興味深い。さらに中距離路線を歩んできたショウナンマイティ、GI馬ローズキングダムも加わる。難度は日本ダービーの比ではない。こちらは馬券が楽しめそう。
GI馬の近走が今ひとつという背景もあり、馬券の軸を選び抜くのが大変。リアルインパクト、アパパネ、エイシンアポロン、グランプリボス、ローズキングダムに一変を求めていいものかどうか。これがまず厄介。
これらの実力派の評価が最大のポイントとなる。仮に激変がない場合、大きく浮上するのが香港のGIマイルで2、3着のグロリアスデイズ、ラッキーナインの両馬。7F、マイルの走破タイムからも日本の馬場への適性も十分。グロリアス、ラッキーはともに崩れの少ないタイプ。きついマークが必要だ。
名前を挙げていない中で、警戒したいのが目下3戦続けて最速上がりをマークして2、2、1着のショウナンマイティ。府中の長い直線ならたとえマイルでも不気味な存在だ。
レースを引っ張るのは云わずと知れた?シルポート。先のマイラーズCはキャラ全開のHペース逃げ切り。府中にも好走実績あり、展開面では主役級。ただ、今の府中はべらぼうに時計が速い。Cコースでも馬場レベルに変わりなしとすればシルポートには少しきついかもしれない。思い切って穴狙いの手がありそうだ。時計面で心配のない差し馬の出番とにらんでいるが、軸選びは簡単ではない。いや、軸よりも一発大駆けの伏兵を考えてみたい。
今年のオークスはサプライズラップが好演出
オークスはラップのサプライズ。馬場レベルはわかっていたが、まさか12F2分23秒6とは。Aコース使用の青葉賞が2分25秒7。これより2秒1も速い決着。ひとつは馬場、そしてペース。前5F59秒1、10F通過が2分ジャスト。この速めの流れが誘発したのも事実ながら、やはり優勝馬ジェンティルドンナの予想以上のパフォーマンスによるところが大きい。
ある程度、自信をもって◎を打った2着ヴィルシーナがなんと5馬身もちぎられたのだから、そう考えるしかない。一部に距離不安説もあったが、それを嘲笑うかのごとし。10F2分ジャストの後、2Fが11秒8→11秒8。まるで05年ダービーをやはり5馬身差で圧倒した父ディープインパクトを再現したかのよう。とにかく弾け方が凄かった。道中、最も緩んだ7F目でさえ12秒4。ジェンティルドンナの上がり34秒2はレースのそれを1秒5も上回り、上がりNo2のハナズゴール(35秒2)を1秒も上回る瞬発力には正直驚かされた。
距離を延ばして力を示したのはヴィルシーナでなく、ジェンティルだったというわけ。それでも3~4角でズブさを見せながら2着を死守したヴィルシーナも能力はかなり。同馬の2分24秒4が例年のオークスレベルと考えてもおかしくない。
ジェンティルドンナが飛びぬけていた、と見る方が妥当ではないか。ひと夏越せば、また状況も違っていようがこのまま順調に成長すれば牝馬3冠、さらにその延長線上には牡馬相手の大舞台も視界に入って来る。それも楽しみにしたい。
終わってみれば、ディープインパクト産駒によるワンツー。そして3着がステイゴールド産駒アイスフォーリス。ディープもさすがだが、ステイもしたたか。どこか日本ダービーを暗示しているようにも見える。
やはり高速ターフは気持ちがいい。どこかスピード感、キレっぷりがビジュアル的に美しく映る。そういう意味で逃げたマイネエポナの大逃げは演出的な効果もあった。スローで固まってヨーイドンでは味がない。GIらしい流れと展開。そして最後のジェンティルの一伸び。大いに楽しめたオークス。ぜひ今週のダービーもそれぞれの持ち味を発揮して大一番を盛り上げてほしい。
昨年比109.9%の売得金で弾みがついたので昨年以上の日本ダービーを期待しよう。そのダービー、個人的には2強というより上位拮抗と見るほうが楽しめる。しかも現実的かもしれない。
確かに皐月賞のゴールドシップ、ワールドエースは強かった。だが、同じレースに不出走のフェノーメノ、ヒストリカル、スピルバーグ、トーセンホマレボシなど好素材が控えているし、皐月賞で早めに動いて3着に粘ったディープブリランテや後手に回って5着のグランデッツァも能力を示した。
私の中ではすでに◎はほぼ決まっているが、木曜の決断まで少し時間もある。今年も26日(土)に「ダービー前夜祭」を催すことになった。大スポの精鋭記者が栗東情報で盛り上げてくれるし、大学生たちもアイデアを提供してくれるので4時間もあっという間。中身のある前夜祭にしたい。昨年は3着ベルシャザールを推したが、2着ウインバリアシオンが抜けてしまって不完全燃焼に終わった。
今年はなんとか、ズバッといきたい。ゴールドシップかワールドエースか、それともフェノーメノ、ヒストリカルか、はたまたトーセンホマレボシ、スピルバーグ、グランデッツァか。とにかく今は馬場がいいので楽しみが大きい。
ダービーの翌週に行われる安田記念もメンバーが揃う。どれが主役でバイプレイヤーか区別がつかないほど、ある意味一長一短。昨年の覇者リアルインパクト、2着ストロングリターンに5冠牝馬アパパネ、昨年の桜花賞馬マルセリーナ、ほかにGIマイラーのエイシンアポロン、グランプリボスに外国馬(香港)のラッキーナイン、グロリアスデイズの参戦も興味深い。さらに中距離路線を歩んできたショウナンマイティ、GI馬ローズキングダムも加わる。難度は日本ダービーの比ではない。こちらは馬券が楽しめそう。
GI馬の近走が今ひとつという背景もあり、馬券の軸を選び抜くのが大変。リアルインパクト、アパパネ、エイシンアポロン、グランプリボス、ローズキングダムに一変を求めていいものかどうか。これがまず厄介。
これらの実力派の評価が最大のポイントとなる。仮に激変がない場合、大きく浮上するのが香港のGIマイルで2、3着のグロリアスデイズ、ラッキーナインの両馬。7F、マイルの走破タイムからも日本の馬場への適性も十分。グロリアス、ラッキーはともに崩れの少ないタイプ。きついマークが必要だ。
名前を挙げていない中で、警戒したいのが目下3戦続けて最速上がりをマークして2、2、1着のショウナンマイティ。府中の長い直線ならたとえマイルでも不気味な存在だ。
レースを引っ張るのは云わずと知れた?シルポート。先のマイラーズCはキャラ全開のHペース逃げ切り。府中にも好走実績あり、展開面では主役級。ただ、今の府中はべらぼうに時計が速い。Cコースでも馬場レベルに変わりなしとすればシルポートには少しきついかもしれない。思い切って穴狙いの手がありそうだ。時計面で心配のない差し馬の出番とにらんでいるが、軸選びは簡単ではない。いや、軸よりも一発大駆けの伏兵を考えてみたい。
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