http://www.sanspo.com/keiba/news/20120520/kei12052016410018-n1.html
【オークス】乗り替わりの川田騎手が大役(1/2ページ)
第73回オークス(20日、東京11R、GI、3歳牝馬、芝2400メートル、1着賞金9700万円=出走18頭)川田将雅騎手騎乗の3番人気ジェンティルドンナ(牝3歳、栗東・石坂正厩舎)が中団待機から直線突き抜けて快勝。前走・桜花賞(GI)に続く勝利で、史上13頭目の“牝馬クラシック春2冠”を達成した。勝ちタイム2分23秒6(良)。
「強い馬に乗せてもらい、結果を出せてほっとしている」
桜花賞でジェンティルドンナに騎乗した岩田康誠騎手は2週前のNHKマイルカップで失格し騎乗停止中。桜花賞馬の手綱は川田騎手に託された。
「桜花賞馬がオークスで1番人気になれなかったのは、僕が信頼されていないから」
ミッドサマーフェア、ヴィルシーナに次ぐ3番人気。しかしその事が川田騎手を重圧から解放した。
「人気がなかったので、プレッシャーはなかった。桜花賞馬に騎乗することを楽しんだ。いい経験ができた」
スタート前も馬はイレコミ気味だったものの、川田騎手は冷静にレースを進めた。
「テンションがちょっと高いということは(陣営から)聞いていたので、落ち着いて乗ることができた。ミッドサマーフェアとヴィルシーナだけを見てレースをした。スムーズにミッドサマーフェアの後ろにつけられたのは良かった。仕掛けは早いかなと思ったがしっかり伸びてくれた。強い内容だった」
5馬身差、しかも従来の記録を1秒7縮めるレースレコード。オークス史に残る圧勝劇を見事にエスコートした。
「強い馬なので、次につなげられて良かった。牝馬3冠へ応援してもらえたらと思う」
汗まみれの顔には、大任を果たした安堵感がにじんでいた。
0 件のコメント:
コメントを投稿