2012年11月30日金曜日

ガジ


SUPER SELECTION メールマガジン「清水成駿の競馬春秋(12/11/29)」

【遅ればせながら重賞リフレクション】

 ジャパンCはラスト200、オルフェーヴルとの壮絶な叩き合いをハナ差制した3歳牝馬のジェンティルドンナに勝利の女神が微笑んだ。

 予想通り流れは落ち着いた。前後半5Fが60秒2-58秒6の典型的な決め手比べ。実質、ラスト800の競馬。4コーナーで射程内に入れられなければ、まったく勝負にならない流れ。

 ジェンティルドンナはこの流れを3番手の内々でじっと我慢。大外枠からスタートを決め、3番手を取ったこと自体がファインプレイだろう。対してオルフェーヴルは後方外目。が、3コーナー過ぎの反応が抜群。アッという間に4コーナーでは2番手グループの外に並びかけていた。

 直線入り口。手応えでは圧倒的にオルフェーヴル。ジェンティルドンナの手綱が動いてもオルフェーヴルはまだ持ったまま。あと400。追い出されたオルフェーヴルは例によって徐々に内々にもたれ始める。いつも程ではない。既にこの時点で岩田のジェンティルドンナは左鞭6本。

 そしてあと200。逃げるビートブラックと外から内によったオルフェーヴルとの狭い間をジェンティルドンナがこじ開ける。この時にオルフェーヴルが弾きとばされた。ここが長い審議の対象。裁定は着順に変更なく、ジェンティルドンナの岩田は実効2日間の騎乗停止となった。

 まともなら走行妨害で岩田は降着。何しろ一か八かの確信犯だ。ただ、オルフェーヴルも内へ内へとよっている。岩田が勝つ為にはビートブラックのさらに内を割るか、両馬の真ん中を割るかの2つに1つ。どちらも狭い。といって外に出したら優勝2億5000万のかかった勝負じゃない。これはあくまでも流れと両騎手の必死さから生まれたアクシデント。これを降着にしたら勝負の醍醐味が損なわれる可能性がある。裁定は苦渋の中の好判断であったと思う。

 結局は岩田の必死さが池添のそれを上回った。岩田の左鞭は間を割るまでに6本。オルフェーヴルと馬体を並べてからさらに8本。動物の愛護精神に富んだ欧州競馬なら間違いなくこれだけで処分の対象になる。ただ、左鞭を連打しなければ、オルフェーヴルから一完歩毎にラチ沿いに詰められる恐怖もあったのではないか。

 因みにオルフェーヴルは一度も鞭を使わなかった。左鞭を使うスペースがなかったのか、それとも馬をよせれば競り勝てると思ったのか。もちろん、右鞭を使えばたぶん勝てただろう。が、今度は内にもたれるオルフェーヴルが被害馬から加害馬に替ってしまう可能性がある。やはり使えなかったのだろう。

 いずれにしてもオルフェーヴルがあの手応えで突き抜け切れなかったのは、結果からみてやはり仕掛け早。ラスト100ではジェンティルドンナと同じ脚色。3~4コーナーの爆発力からみて、もうワンテンポ遅らせていれば、完全に抜け切り2馬身の差はつけていたような気がする。いずれにせよ、その瞬発力たるや同じ競走馬とは思えぬほど。次の有馬はコーナー6回。使えば勝つだろう。が、使わずにそのまま種牡馬入りということもなきにしもあらず。

 3着ルーラーシップは出遅れがすべて。ウイリアムズなら前に行けるだろうと思っていたのが痛かった。とはいえ出遅れたウイリアムズもタダでは転ばない。すぐに進路を最内、博打を打った。隙があれば内を縫って出遅れを挽回しようという作戦。が、馬群はスローで密集した。仕方なく大外。いかに最速32秒7を使おうと前2頭が32秒台の上がりでは手も足も出なかった。

 かくしてサンデーRのワンツースリー。社台F系のダークシャドウを挟んで5着にもサンデーRのフェノーメノが食い込んでいる。 

馬同

http://www.s-shimizu.jp/pc/muryou03.html?id2=6356&PHPSESSID=4315f31041500eac5e8206aaa95cdcd6

三冠馬同士の一騎打ちを振り返って

 オルフェーヴルがまた敗れた。3歳牝馬ジェンティルドンナとの叩き合いで鼻差。ラスト1F地点でジェンティルドンナが狭いビートブラックとオルフェの間に強引に入ったため、モロにオルフェが外へ弾かれる不利。

 レース後に池添や関係者も怒り心頭だったようだが、パトロールで見ると確かにかなりの不利には映る。2、3度体が接して外へオルフェが飛ばされ、岩田はラフプレーで今週は騎乗停止のペナルティ。馬は無罪、人は有罪。このジャッジは何度も見ているが、先々週のGIマイルCSも直線でぶつけられた馬、弾かれた馬が続出。馬もジョッキーも必死の攻防の中、しょっちゅう起こり得るアクシデント。これという妙案がない現状、入線順位どおり、を選択するしかないようだ。

 このJCはブエナビスタが1着入線していながら、斜行により被害馬で2着入線ローズキングダムと降着により入れ替わった例もあり、池添にしてみれば「わずか鼻差」を言いたかったのだろう。この鼻差ならワンツーは逆でもいいのでは、の思いだ。ブエナビスタとジェンティルドンナを比べると、どちらがひどいとも言い難いラフプレーだが、私ならどちらも入線順のジャッジだ。

 ブエナの場合は脚勢と着差で圧倒していたし、あの不利を受けていなければローズキングダムがブエナを負かしていた、と考えるのはどだいムリ。当時の降着(スミヨン騎手)は諦めきれない心境だったに違いない。

 一方、今回だが確かにオルフェーヴルは一瞬体が浮くようなシーンもあったし、馬もひるんだ。しかし、まるまる1F分もの間、内の牝馬を競り落とせず押し切られたのは見方によっては不満。見た目、やはりピカピカで絶好調に映った凱旋門賞時をピークとすれば9分がいいところだったか。ジェンティルドンナは9分では負かせない女傑だったということだろう。

 1Fびっしり叩き合ったのは事実だし、態勢有利なはずの外オルフェーヴルを考えるとジェンティルが想定以上の走りで恐るべき能力を秘めていたことにもなる。

 レースラップも優秀。前5F60秒2→6F1分12秒3。対する後6F1分10秒8→5F58秒6と前後比でいえばスロー気味だが、4F目の12秒3が最もスロー。それ以外は全て12秒1以内。ラスト4Fの刻み方も11秒9→11秒7→11秒5→11秒5。やや緩めの前半は中団後ろ目を追走して3~4角進出。4角では2番手まで余裕で上がってきたオルフェーヴルは長い直線で再び加速して、内目で脚をタメたジェンティルドンナとの死闘へとシフトするわけだが、3着ルーラーシップ以下が離されたように、さすがに最強に恥じないレースをしている。

 ちょっと運がなかった、と思うしかあるまい…。オルフェーヴルがあれほど叩き合うシーン自体、ほとんど見た事がないのだから、3冠牝馬ジェンティルドンナは強かった。若干、後味の悪さのあったJCながら、レースは面白かったし、JCの売り上げが前年比109.6%ならまずは大成功。話題性が豊富でなければレースは盛り上がらない。

 今回は凱旋門賞帰りの日本最強馬、その最強馬を負かした凱旋門賞馬の再対決に加えて、3冠牝馬ジェンティルドンナほか、ルーラーシップ、エイシンフラッシュほかのGI馬やダービー、天皇賞秋で2着惜敗のフェノーメノ。メンツの豪華さはこれ以上ないもので、スターがいれば揃えば人気が出るのは当然。スターをつくってせっせとPRしていけば、まだまだ競馬もやっていける。

 JCはウインズ梅田横の行きつけの店で観戦したのだが、老若男女問わず大いに盛り上がっていた。こちらも思わず嬉しくなってしまう。JC観戦のために上京するという何人かの大学生もいたし、喫茶店などでスターホースの名前がチラチラと目に入るのも心地いいもの。

 盟友・清水成駿のように長く予想界をリードしてきたホースジャーナリストの貢献も見逃せないし、私も関西を少しでも盛り上げるべく、節目のGIでは前夜祭を催して競馬ファン囲まれ、レース解説、予想で頑張っている。

 12月22日(土)も恒例の「有馬記念前夜祭」を大阪豊中の阪急豊中駅前のパブ「ベルウッド」で行うが、秋田や福岡からも駆けつけてくれるので自然と力も入る。もう、そんな季節かとつい自分の年齢も考えてしまうが、競馬が励みになっているのは確かで、これが毎週あればヘコんでおれないのが現実。

 今週はJCダート。JCもJCダートも名ばかりの「JC」では困る。軸足を我が国のビッグステージに向かわせるように世界の強豪を惹きつけなければ未来はない。そのためにはやはり凱旋門賞を優勝、いやワンツーで決めるとか、海外でのパフォーマンスも不可欠だろう。サラブレッドのレベルアップと魅力ある環境、設備にイベントなど色々考える余地はまだある。そこには世界へ向けての発信力も問われる。内憂外患こもごもで厳しい情勢、踏ん張りどころではある。

2012年11月29日木曜日

牧へ 

http://www.sponichi.co.jp/gamble/news/2012/11/29/kiji/K20121129004661630.html

ジェンティルドンナ放牧へ 復帰戦は未定

 ジャパンCを制したジェンティルドンナ(牝3=石坂)は28日、栗東近郊のノーザンファームしがらきに放牧に出された。「あれだけのレースをした後で疲れはあるはず。まずはリフレッシュ」と石坂師。復帰戦は未定。「来年、海外に行くことは間違いない。日本で1番の馬だと思っています」と力強く語った。
[ 2012年11月29日 06:00 ]

魔法

http://www.yomitoku-keiba.com/archives/52009838.html

丹下日出夫コラム【魔法】

「最近、後方ままで、ひと息の競馬が続いているけれど、外国人ジョッキーに乗ってもらえば、現状打破があるかもしれない」と、ある近しい馬主さんがポツリ。


先週は、JCウィークと並行して、WSJSが行われたが、古くは、サーの称号を貰ったイギリスの至宝ピゴット。マッキャロンにスティーヴンス。近年ではデザーモにペリエと、外国人ジョッキーが跨ると、魔法をかけられたように激走する馬というのを目にしてきたし、今もその魔法は、解けていないかもしれない。


一流と言われる外国人騎手は、どんな馬にまたがっても、ほぼ能力のマキシマムを出し切ってくれる(日本人騎手は、馬によってアタリハズレがある?)。


それでも、競馬には勝ち負けがつきものだ。しかし、たとえ負けたとしても、ある程度は結果に納得できるし、「距離がもたないと思っていたのに。折り合いが微妙なのに。あのダート馬が、芝で勝てるの?」――なんていう、新味を引き出してくれることも多いから、自然と騎乗を依頼したくなる(キャピタルSのヤマニンウィスカーを想像した人は少なかった)。


JCは、ジェンティルドンナとオルフェーヴルの、息の詰まるような叩き合い、削り合いと同時に、長い長い審議。ジェンティルは岩田。オルフェーヴルの池添も、お手馬だけに、工夫を凝らし、持てる力は発揮できたが、WSJSのアレコレを考えると、普通にまっすぐは走れなかったのか。なんか物足りなさのようなものも感じる(一昨年はスミヨンの降着もあったけれど)。


なんて、ジェンティルドンナは、スタートして外から、すぐに二番手。向こう正面で好位のポケットに落ちつき、スタミナを温存。直線中ほどまでは、理想の、満点のポジショニング。オルフェーヴルの池添も、後方よりで、折り合いに慎重。3~4コーナーをリズムよく回り、直線、追い出しをできるだけ我慢。繊細で苦心した道中だった。


残り1F手前。岩田とすれば、脚の上がったビートブラック、トーセンジョーダンが、内ラチ沿いに失速してくるのを避け、ひとつ外に持ち出したい。内にモタれ加減の池添のオルフェは、そのまま切れ込んで、できれば内を締めたい。が、右鞭は打てない。


進路の変更の大きさのぶん、岩田に非があるのは当然とはいえ、両者の言い分は、あくまで事情徴収。審議の結果は、自信と自分たちのルールにのっとって、もう10分は早く確定しておけばという思いもある。


ただ、3着とは決定的な2馬身半差。上がり4Fのラップは、11秒9―11秒7―11秒5―11秒5の加速ラップ。二頭の力は抜けていた。


ルーラーシップは、発馬直前。ゲートでガタガタするのが大写しに。スタートしてすぐ、インに切れ込みポジションを探ろうとした、ウィリアムズの意図は見えたが、ふう。何かが足りない、切ない馬だなぁ…。


フェノーメノは、4角手前で、もうひと呼吸我慢。前回の天皇賞は、やや仕掛け早。まだ脚があると判断して、追い出しのタイミングをずらしたようにも見えたが、少し疲れがあったのかもしれない。ダークシャドウも、馬に重みを増していたが、2400mは微妙に長いか。トーセンジョーダンは、次走の有馬はもっとよくなる。


JC週は、2歳のベゴニア賞で1分33秒6のレコード。少し芝を刈りこんだようだが、過度の芝の調整は無意味に思う。

裁決

http://www.iuma.jp/pc/detail_7233.html

【コラム】裁決シリーズ①JC裁決の評価

 オルフェーヴルへの走行妨害は認めたものの、着順はそのまま。ジェンティルドンナ騎乗の岩田騎手は騎乗停止。20分近い審議の結果、下された裁決結果は『馬セーフ、騎手アウト』というものだった。

 後日トレセンでこの結果について意見を聞いてみたところ、ほとんどの関係者がこのジャッジを概ね妥当としており大きな異論は出ていない。もっとも、こうせざる得なかったという声もあった。

「2年前のJCでは、進路妨害のブエナビスタが降着で着順変更、鞍上のスミヨンが騎乗停止となりました。判定は国内の基準に沿ったものでしたが、海外の競馬関係者からは″あれで降着になるなんて、日本の裁決はクレイジーだ″という声があがりました。

それで来年から裁決基準が変更されることになったのですが、今回はルール変更前とはいえ国際レースでの審議。あの程度は当たり前と考えている海外の関係者の前で、再度着順変更というわけにはいきませんからね。もしこれが国際レースじゃなかったら、着順変更もあったと思いますよ」

 真相は不明だが、なるほどと思わずにはいられなかった。

(関東ライター:高木)
 関係者(裏)ニュース

挑戦

http://race.sanspo.com/keiba/news/20121129/ope12112905020004-n1.html

2012.11.29 05:02

来年海外挑戦ジェンティル放牧

 ジャパンCを制してGI4勝目をあげた3冠牝馬ジェンティルドンナ(栗・石坂、牝3)が28日、滋賀県のノーザンファームしがらきに放牧に出た。有馬記念は出走せず、来年に備えて英気を養う。
 石坂調教師は「ジャパンCは、男馬相手に激戦を演じて勝ったのだから強い。来年のことはまだ決めていないが、海外遠征に行くのは間違いない」と語った。春のドバイ、秋の凱旋門賞挑戦が有力視される。

やす


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 ジャパンCを制したジェンティルドンナ(牝3、石坂)が28日、栗東近郊のノーザンファームしがらきへ放牧に出された。
 「『よく頑張ってくれた』の言葉では足りないほど。目に見えない疲れも気をつけないといけないし、放牧先で確認してもらう」と石坂師。来年はドバイやフランスなど海外遠征の計画も浮上しているが、ひとまずは激闘の疲れを癒やすことに専念する。
 [2012年11月28日16時33分]

2012年11月28日水曜日

結果

http://www.s-shimizu.jp/pc/muryou03.html?id2=6354&PHPSESSID=9068c3f1257cd23a2646289aa3f6c3be

腑に落ちぬJCの審議結果

 ジャパンCが終わった。直線は少し後味の悪い結果となったが、牡馬と牝馬、2頭の三冠馬が、逃げたビートブラックを交わして抜け出してきた際の緊迫感は素晴らしかった。

 ただあれだけ審議に時間がかかった割に、岩田を危険な騎乗と2日間の騎乗停止処分にしながら、着順が覆らなかったことには、少々納得がいかない気がする。

 メジロマックイーンが18着降着となった天皇賞・秋、今回と同じ池添絡みだが、トールポピーがセーフだったオークス、ブエナビスタが2着降着となったジャパンC。これらとの違いも明確でない感じが残るのだ。

 今年は(来年からもたぶん同じだろう)ジャパンCが最終レースだった。審議に関わった関係者にとっては、東京では次のレースがない。だから少しぐらい時間をかけても構わない。そんな想いはもちろんないのだろうが、そう勘ぐられても、あながち不思議はない気がするのだ。もう来年から審議基準が変更になるというのに、もうちょっとてきぱきできないのだろうか。

 仮に池江調教師が、マスコミに語った「オルフェーヴルは大きくバランスを崩して、手前も替えてしまった」のなら、これを意義申し立てすれば、着差から見て降着になる可能性もあったのではないか。この場合は審議に時間がかかっても仕方のない面はある。

 しかし英国のレッドカドー(8着)のモッセが、直線のスミヨン、蛯名に対しての進路の取り方に走行妨害の申し立てはあったものの、1、2着を鼻差で争って、惜敗した関係者からは申し立てがなかった。これもなんか腑に落ちない。

 このあたり、上位馬がサンデーレーシングだらけの弊害もあるのだろう。悔しいが、すみやかに従うしかない…のだ。でも、ジャパンCは立派な国際GⅠであり、馬と国の名誉と誇りをかけた戦いである。

 トーセンジョーダンとフェノーメノに進路を塞がれなくても、レッドカドーは、せいぜいビートブラックをゴール寸前で交わして7着だっただろう。それでもモッセは抗議した。このあたりの温度差を考えると、馬がいくら強くなっても日本の競馬が忘れているものが見えてくる。

 さて今週はJCダート。ローマンレジェンドは岩田が騎乗できないので、Мデムーロに乗り替わる。エスポワールシチーも佐藤哲三が落馬負傷(意識はあるらしいが、骨折だけで7カ所、大丈夫だろうか)のために武豊に乗り替わる。たぶんローマンレジェンドは1番人気。そしてエスポワールシチーもエルムSのローマンとの着差と重量差、南部杯の強さから上位人気必至だ。それぞれ実績は申し分ないとはいえ、岩田で5連勝中のローマン、そしてエスポワールと佐藤哲三のタップダンスシチーに匹敵する信頼関係を考慮に入れると、どちらもプラスとは思えない。

 結果分析でも話したが、前走がムーアで出遅れながら楽勝したイジゲンは、当時が両隣の馬が暴れたための出遅れだとしたら、鞍上の力量と癖を掴んだことで、今度は出る可能性が高い。これと、初ダートでも血統、冬場に上昇する背景から、トゥザグローリーに今のところ気がある。そして馬と騎手との信頼関係を問うなら、ワンダーアキュートと和田が一番ではないだろうか。
~次回の当コラム更新は12月11日となります。~

り返

http://www.s-shimizu.jp/pc/muryou03.html?id2=6356&PHPSESSID=9068c3f1257cd23a2646289aa3f6c3be

三冠馬同士の一騎打ちを振り返って

 オルフェーヴルがまた敗れた。3歳牝馬ジェンティルドンナとの叩き合いで鼻差。ラスト1F地点でジェンティルドンナが狭いビートブラックとオルフェの間に強引に入ったため、モロにオルフェが外へ弾かれる不利。

 レース後に池添や関係者も怒り心頭だったようだが、パトロールで見ると確かにかなりの不利には映る。2、3度体が接して外へオルフェが飛ばされ、岩田はラフプレーで今週は騎乗停止のペナルティ。馬は無罪、人は有罪。このジャッジは何度も見ているが、先々週のGIマイルCSも直線でぶつけられた馬、弾かれた馬が続出。馬もジョッキーも必死の攻防の中、しょっちゅう起こり得るアクシデント。これという妙案がない現状、入線順位どおり、を選択するしかないようだ。

 このJCはブエナビスタが1着入線していながら、斜行により被害馬で2着入線ローズキングダムと降着により入れ替わった例もあり、池添にしてみれば「わずか鼻差」を言いたかったのだろう。この鼻差ならワンツーは逆でもいいのでは、の思いだ。ブエナビスタとジェンティルドンナを比べると、どちらがひどいとも言い難いラフプレーだが、私ならどちらも入線順のジャッジだ。

 ブエナの場合は脚勢と着差で圧倒していたし、あの不利を受けていなければローズキングダムがブエナを負かしていた、と考えるのはどだいムリ。当時の降着(スミヨン騎手)は諦めきれない心境だったに違いない。

 一方、今回だが確かにオルフェーヴルは一瞬体が浮くようなシーンもあったし、馬もひるんだ。しかし、まるまる1F分もの間、内の牝馬を競り落とせず押し切られたのは見方によっては不満。見た目、やはりピカピカで絶好調に映った凱旋門賞時をピークとすれば9分がいいところだったか。ジェンティルドンナは9分では負かせない女傑だったということだろう。

 1Fびっしり叩き合ったのは事実だし、態勢有利なはずの外オルフェーヴルを考えるとジェンティルが想定以上の走りで恐るべき能力を秘めていたことにもなる。

 レースラップも優秀。前5F60秒2→6F1分12秒3。対する後6F1分10秒8→5F58秒6と前後比でいえばスロー気味だが、4F目の12秒3が最もスロー。それ以外は全て12秒1以内。ラスト4Fの刻み方も11秒9→11秒7→11秒5→11秒5。やや緩めの前半は中団後ろ目を追走して3~4角進出。4角では2番手まで余裕で上がってきたオルフェーヴルは長い直線で再び加速して、内目で脚をタメたジェンティルドンナとの死闘へとシフトするわけだが、3着ルーラーシップ以下が離されたように、さすがに最強に恥じないレースをしている。

 ちょっと運がなかった、と思うしかあるまい…。オルフェーヴルがあれほど叩き合うシーン自体、ほとんど見た事がないのだから、3冠牝馬ジェンティルドンナは強かった。若干、後味の悪さのあったJCながら、レースは面白かったし、JCの売り上げが前年比109.6%ならまずは大成功。話題性が豊富でなければレースは盛り上がらない。

 今回は凱旋門賞帰りの日本最強馬、その最強馬を負かした凱旋門賞馬の再対決に加えて、3冠牝馬ジェンティルドンナほか、ルーラーシップ、エイシンフラッシュほかのGI馬やダービー、天皇賞秋で2着惜敗のフェノーメノ。メンツの豪華さはこれ以上ないもので、スターがいれば揃えば人気が出るのは当然。スターをつくってせっせとPRしていけば、まだまだ競馬もやっていける。

 JCはウインズ梅田横の行きつけの店で観戦したのだが、老若男女問わず大いに盛り上がっていた。こちらも思わず嬉しくなってしまう。JC観戦のために上京するという何人かの大学生もいたし、喫茶店などでスターホースの名前がチラチラと目に入るのも心地いいもの。

 盟友・清水成駿のように長く予想界をリードしてきたホースジャーナリストの貢献も見逃せないし、私も関西を少しでも盛り上げるべく、節目のGIでは前夜祭を催して競馬ファン囲まれ、レース解説、予想で頑張っている。

 12月22日(土)も恒例の「有馬記念前夜祭」を大阪豊中の阪急豊中駅前のパブ「ベルウッド」で行うが、秋田や福岡からも駆けつけてくれるので自然と力も入る。もう、そんな季節かとつい自分の年齢も考えてしまうが、競馬が励みになっているのは確かで、これが毎週あればヘコんでおれないのが現実。

 今週はJCダート。JCもJCダートも名ばかりの「JC」では困る。軸足を我が国のビッグステージに向かわせるように世界の強豪を惹きつけなければ未来はない。そのためにはやはり凱旋門賞を優勝、いやワンツーで決めるとか、海外でのパフォーマンスも不可欠だろう。サラブレッドのレベルアップと魅力ある環境、設備にイベントなど色々考える余地はまだある。そこには世界へ向けての発信力も問われる。内憂外患こもごもで厳しい情勢、踏ん張りどころではある。

揺る

http://www.iuma.jp/pc/detail_7175.html

2着オルフェの“最強馬”揺るがず

11/26(月)発行 東京スポーツ掲載「私たちはこう見た 柏木集保渡辺薫
- 東スポWeb - 


<ジャパンカップ>
渡辺:残り200メートルを切ってからはまさに“ガチンコ”のマッチレース。お互いがお互いの強さを引き立てる迫力ある叩き合いだった。こういうレースなら11万人を超える観客も満足して帰ったことだろう。
柏木:少々強引にジェンティルドンナが割って入ってぶつかっていましたが勝負事ですし、仕方がないレベルと見ました。数字うんぬん以上に全体のレベルが高かったレースと言っていいでしょう。
渡辺:勝ったジェンティルドンナは3歳牝馬として初のJC制覇。あのウオッカでも4着止まりだったのだからまさに“女傑”だ。軽量の53キロを差し引いても持ち前の勝負根性は特筆ものだ。
柏木:馬の強さもさることながら岩田クンの騎乗も光りました。スタートから一番うまく流れに乗ったのがこのコンビでした。特に後続勢がマクリ気味に外を回った3~4角でジッとインで我慢した場面は好プレーでしょう。
渡辺:本人もインタビューで語っていたが、前日からのイン有利の馬場を読んで、かつ53キロを生かす積極策が功を奏した。対照的にオルフェーヴルは外を回ったことが最後に響いたし展開的にも前にいた方が有利だった。評価が下がる内容ではないし、むしろ、現役最強馬であることを改めてアピールしたんじゃないか。
柏木:はい。凱旋門賞後という難しい臨戦過程でもありますし、“荒っぽい”レースでなくとも結果を残しました。勝ち馬もそうですが、2分23秒1で走って上がりも32秒台ですから実力は十分に誇示しました。
渡辺:2頭が別格だったのですっかりかすんでしまったが3、4着馬の走破タイムも例年ならば勝ち馬レベルだ。もったいなかったのがルーラーシップ。今回も痛恨の出遅れで後手後手の競馬、こうなると外を回らざるを得ない。
柏木:ルーラーシップにこそジェンティルドンナのレース運びをしてもらいたかったんですけど…。上位4頭から少し水をあけられたのがフェノーメノです。1週前追い切りあたりがピークだったのでしょうか? 今日は覇気がなく映りました。こなしてもらいたかったのですが、3歳馬が天皇賞でメイチに仕上げた後ではお釣りがなくても仕方がありません。
渡辺:そのフェノーメノと同じような位置にいたのがエイシンフラッシュ。ところが坂上から置かれて9着止まりだった。何とも走りごろが難しいタイプだ。
柏木:11頭が34秒を切る上がりを使いました。みんなが同じ脚を使えるような展開は向いていないですね。
渡辺:凱旋門賞馬のソレミアもこういう馬場、展開が合わないタイプなのは確かだ。それにしてもオルフェーヴルを負かした馬にしては見せ場がなかった。他の外国馬はネームバリューからして走る前から日本馬に負けていた。
柏木:ええ、ソレミアを除けば十数年前なら招待されるレベルの馬ではありません。アメリカのブリーダーズカップ、香港国際競走と競合する時期でもありますし、このままでは同じような色彩のメンバーが続きかねません。思い切って、1着賞金を5億円に上げるくらいの改革が必要でしょう。

<京阪杯>
渡辺:ハクサンムーンのアッと驚く逃走劇だったが、先行争いはもっと激しくなると思ってた。
柏木:終わってみれば前34秒3→後34秒2の落ち着いた流れ。一気に行くハクサンにしてみればこれ以上ない絶好の展開になりました。
渡辺:枠順の利を最大限に生かし切った印象だ。
柏木:前走が3ハロン通過33秒1で競り合って15着でしたが、こういう強烈な個性を持っている馬は怖い存在ですね。競馬の原点をしみじみと思い出させられました。
渡辺:逆に、サドンストームや俺が期待したエーシンホワイティは自分で競馬を作れない弱みが出てしまった。
柏木:同感。ただ、このあたりの千二路線は流れひとつで着順が変わる顔触れです。
渡辺:ほかの負け組で注目すべきはアドマイヤセプター、ハナズゴールあたりかな。特にアドマイヤは短距離路線に切り替えて力を発揮。血統通りの素質が徐々に開花しつつある。
柏木:その通りなんですが、何度ビデオを見てもまだ本気で走ってない印象を受けます。表現が難しいんですが、本質的に短距離の追い込み馬のフットワークではないように映るんです。だから、本来はスプリント路線ではない気も…。精神面の成長があれば違う姿が見られるかもしれません。
渡辺:ハナズゴールは体が戻って5着健闘。前半で流れに逆らうタイプだから仕方ないか。
柏木:僕は大きく見直しました。自身の3ハロン通過35秒0の時点で勝負圏外なんですが、初の千二で1分08秒台走破は立派な内容。これもこの路線の馬ではないですけど、非凡な能力を示したと言えます。
渡辺:つまり、柏木君の見解は千二重賞でありながら、他路線で活躍できる馬に見どころがあったということか。
柏木:そうなんです。ある意味、珍しい重賞だったと思います。
 東京スポーツ

2012年11月27日火曜日

後も

http://www.tokyo-sports.co.jp/race/58116/

ジェンティルドンナ「レース後も問題なし」
2012年11月27日 15時00分
 オルフェーヴルを負かしてジャパンC(25日)を制覇したジェンティルドンナ。27日朝は激戦の疲れもすっかり癒えた様子。一両日中にノーザンしがらきに放牧に出され、当初の予定通り有馬記念は使わず年内は休養する予定。来年はドバイ、凱旋門賞遠征を視野に入れながら世界征伐の戦いに打って出る。

 日迫助手「さすがにあれだけのレースをしたので一杯走ったと思うけど、レース後も問題なかったのがなにより」

リレー

http://race.sanspo.com/keiba/news/20121126/etc12112621510006-n1.html

2012.11.26 22:00

【リレーコラム】大阪サンスポ

ジャパンCは岩田康騎手のジェンティルドンナが審議対象となるほどの競馬でオルフェーヴルを下したが…
ジャパンCは岩田康騎手のジェンティルドンナが審議対象となるほどの競馬でオルフェーヴルを下したが…【拡大】
 審判稼業は難しく、厳しい。先日のプロ野球・日本シリーズ第5戦(巨人-日本ハム)で打者に当たっていないのに、審判が頭部死球、つまり危険球と判定し、投手を退場処分にした“誤審”は記憶に新しい。打者の“フェイク”を見抜けなかった主審に非難が集中した。
 私もこのシーンをテレビでみていたが、“セーフ”である。あれは、ダメだとも思う。これでシリーズの流れが変わって、巨人が優勝したのかもしれない。だが、誤解をおそれずに書けば(両球団関係者、ファンの方々、すみません)、誤審をしてもそれだけのことである。ひとつの審判(裁決)で何十億、何百億円が動く競馬の影響力は野球の比ではないだろう。
 さて、今回のジャパンCのことである。状況が分かっていることを前提に書くが、ジェンティルドンナが降着にならず、鞍上の岩田康騎手が2日間の騎乗停止。やはり何ともスッキリしない。走行妨害をされたオルフェーヴルの単勝、3連単1着固定などを勝っていたファンはやりきれないだろう。JRAはホームページで詳しく説明しているか思ったが、それもない。騎手制裁基準に従って裁決していると思うが、それなら「これがこうだから、こうなった」という説明をもっと公にするべきだ。レース結果のジャパンCのところにパトロール映像、そしてと審議状況というのはある(見てもらえばわかる)が、役人の文書である。これではと首をひねる。
 来年からルール変更をして、「走行妨害がなければ被害馬が加害馬より先着していたか」が判断の基準になる。今回のような馬はセーフだが、騎手はアウトというケースが絶対に増えてくる。個人的には、それは日本ではそぐわないと考えるが、決まったものは仕方ない。JRAはもっともっと裁決について、PRしていくべきだと思う。何といってもお金がかかっているのだから…。(大阪サンスポ・土井高志

甘辛

http://race.sanspo.com/keiba/news/20121126/etc12112613430003-n1.html

2012.11.26 13:43

【甘辛戦記】グレー判定でも抜きんでていた2頭

 歴史に残る牡牝3冠馬の一騎討ちは、何とも分かりづらい判定で後味の悪さを残す結果となった。
 ジェンティルドンナが内からオルフェーヴルをプッシュしたことが審議の対象となったが、入線順どおりに確定。しかしジェンティルの岩田騎手には2日間の騎乗停止処分が下された。着順変更なしで1度は納得したファンも、「馬はセーフ、人はアウト」の決定には再び首を傾げるだろう。
 GIで1着馬の騎手が騎乗停止となった例には08年オークス(トールポピー)があるが、当時制裁を受けたのは池添騎手。4年後に自身が“被害者”となったのは何とも皮肉だが…。
 来年から導入される裁決の新基準では、今回と同様の“グレー判定”が増えることが予想される。誰もが納得する判定などありえないが、“加害側”の賞金の半額を没収するなど、痛みを分かち合う方法はあるのではないか。JRAにはぜひ検討してもらいたい。
 それにしても、2頭の強さは抜きん出ていた。特にオルフェに“当たり負け”しなかったジェンティルのハート、フィジカル両面での強さは過去の名牝たちをも凌駕しているように思える。
 「並んだら抜かせないのが最大の長所。規格外というか、これまで扱ってきたいい馬とも1、2ランク違う」という石坂調教師の言葉にも深くうなずくところだ。
 来年はこの2頭の火花散る戦いを、凱旋門賞で見たい。そして、その決着は誰が見てもクリーンなものであってほしい。 (漆山貴禎)

気い

http://www.daily.co.jp/horse/2012/11/27/0005556763.shtml

JC制覇のジェンティル元気いっぱい

2012年11月27日
 JC制覇から一夜明け、リラックスした姿を見せたジェンティルドンナ
 JC制覇から一夜明け、リラックスした姿を見せたジェンティルドンナ
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 3歳牝馬として史上初のジャパンC制覇を成し遂げたジェンティルドンナは、激闘から一夜明けた26日、栗東トレセンでリラックスした姿を見せた。「午前2時ごろに帰厩しました。変わりなく元気ですよ。勝ててうれしかったですね。今後については特に聞いていないけど、次に向けてうまく調整していきたい」と日迫助手は目を細めていた。なお、鼻差2着に終わったオルフェーヴルも、普段と変わらぬ様子でカイバをペロリ。「(状態は)大丈夫です」と森澤助手は話した。

元気

http://www.sponichi.co.jp/gamble/news/2012/11/27/kiji/K20121127004646720.html

激闘制したジェンティル元気いっぱい 来年は海外遠征へ

JCから一夜明け、喜びに浸るジェンティルドンナと日迫助手
JCから一夜明け、喜びに浸るジェンティルドンナと日迫助手
Photo By スポニチ
 JCで歴史に残る激闘を制したジェンティルドンナ(牝3=石坂)はレースから一夜明けた26日、栗東の自厩舎で元気な姿を見せた。「栗東には午前2時ぐらいに帰ってきた。馬は変わりなく元気だよ」と日迫助手。来年は海外遠征が予定されるが「今後のことはまだ聞いていない。決まったレースに向けて一生懸命、うまく持って行くだけだよ」と気を引き締めた。また2着に終わったオルフェーヴルも栗東に帰っており、森澤助手も「大丈夫です」と話した。
[ 2012年11月27日 06:00 ]

一夜

http://www.nikkansports.com/race/news/f-rc-tp0-20121126-1052151.html

JC一夜明け、ジェンティル元気

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 3歳牝馬で史上初めてジャパンCを制したジェンティルドンナ(牝3、石坂)はレースから一夜明けた26日、栗東の自厩舎で静かに過ごした。日迫助手は「特に変わったこともなく、無事にきている」と話した。
 [2012年11月26日15時46分]

激闘

http://race.sanspo.com/keiba/news/20121127/ope12112705030002-n1.html

2012.11.27 05:02

ジェンティル激闘JC一夜明け「元気です」

ジャパンCから一夜明けたジェンティルドンナ。担当の日迫調教助手に体を洗ってもらい気持ちよさそうだ=栗東トレセン (撮影・森本昭夫)
ジャパンCから一夜明けたジェンティルドンナ。担当の日迫調教助手に体を洗ってもらい気持ちよさそうだ=栗東トレセン (撮影・森本昭夫)【拡大】
 ジャパンCでオルフェーヴルとの死闘を制したジェンティルドンナ(栗・石坂、牝3)は一夜明けた26日、栗東トレセンの自厩舎で疲れを癒した。大激戦のあとも、リラックスしており、4冠牝馬は元気な姿を見せた。このあとは有馬記念(12月23日、中山、GI、芝2500メートル)には向かわず、来年の海外遠征に向けて英気を養う。
 4つ目の勲章を胸にジェンティルドンナは、この日の午前2時に栗東トレセンに帰厩した。東京競馬場からの長距離輸送はあったものの、関西圏のレース後と変わらない穏やかな様子を見せて馬房でくつろいでいた。
 担当の日迫調教助手は、「変わりなく元気です。審議は長かったが、結果が出てうれしかった。今後(のローテ)は分からないが、決まったらそれに向けやるだけです」と改めて勝利の味をかみしめるとともに、今後に向け胸を躍らせた。
 このあとは有馬記念は出走せずに、来年に向けて充電する。近日中にノーザンファームしがらきに放牧に出されるとみられる。
 レース後、今後について石坂調教師は「ドバイ、フランス、アメリカ…。海外に出ていくことになると思います」と話した。今年の凱旋門賞1、2着馬を破ったこともありフランスの世界最高峰の一戦には、「日本のホースマンの憧れ。期間もあるし、十分にあり得ると思います」と挑戦に意欲を見せていた。
 海外初戦は3月30日にドバイで行われるドバイシーマクラシック(GI、芝2410メートル)が有力だ。

祝杯

http://blog.livedoor.jp/label0555/archives/52000389.html

2012年11月26日

祝杯

とりあえず、レースレポートをはっておきます。
11/25(日)東京11R・ジャパンCに出走、馬体重は-14の460kgでした。スタート後は積極的に前を狙い、逃げ馬から離れた2~3番手につけました。ロスのないインコースを回って直線に向くと、外に出してから少し前にいたオルフェーヴルに並びかけました。その際に審議の対象となる接触がありましたが、激しい追い比べをハナ差制して、見事に優勝しました。今年4つ目のG1タイトルを獲得して、世代を超えた頂点に立っています。勝ち時計は2.23.1でした。岩田騎手は「53kgを活かすことと、今週の馬場状態を考慮してインコースを取りたいとは思っていました。4コーナーまでは完璧に乗れていたのに、進路を取るときに接触してしまい、うまくエスコートできなかったのは申し訳ないです。オークスでは騎乗できませんでしたが、左回りの東京コースは最高の舞台だったと思います。結果的にオルフェーヴルを意識しすぎず、自信を持ってこの馬の競馬に徹することで、伸び伸びと走ってくれましたし、勝つことができました」とコメントしています。石坂調教師は「年内は休養させます。来年は海外遠征も視野に入れて考えようと思います。」と話しています。ジェンティルちゃん、本当に最後までしっかりと走ってくれました。審議の時間が長く心配しましたが、ぶつかってもひるまなかった馬を褒めてあげたいです。
レース後、家内と友人、そして次女までが参加して祝杯をあげました。本当に美味しいお酒でした。
自分の愛馬がドバイに招待され、現地に住む長女と応援するのが夢でしたので、この勝利でドバイが近づきました。
来年3月、みんなでドバイに応援に行きたいと思います。

回顧

http://blog.livedoor.jp/atd/archives/51921487.html

2012年11月26日

ジャパンカップ回顧

昨日のジャパンカップ、審議については色々な意見があるようです。
ジェンティルドンナ側からみると贔屓目になるのは当然ですが、全く問題ないと思います。降着にならないのは当然ですが、何故岩田ジョッキーが騎乗停止になるのか全く不可解です。
オルフェーブルは一杯で左にもたれており、逆の審議でも良かったとも思えます。そして、池江師や池添ジョッキーが苦言を言っているようですが、敗因の責任転嫁をしているだけで見苦しいの一言です。

帰宅してから、録画していた関西テレビの競馬中継「競馬BEET」を見ました。
ジャパンカップの実況はフジテレビの管轄でしょうが、まあ最低な実況でした。アナウンサーの名前は知りませんが、G1の実況アナウンサーとは思えないレベルの低いものでした。
それとは逆に、感動できる場面もありました。おそらく関西だけの放送だと思いますが、大魔神佐々木オーナーがゲストでした。
大魔神の本命馬は、ヴェルシーナの天敵であったジェンティルドンナ。放送で大魔神はゴール前に立ち上がってジェンティルを応援しており、ゴール後はガッツポーズまで見せていた。憎き敵だと思っていたが、そこまでして応援している姿に、少し感動させて頂きました。

不利

http://blog.livedoor.jp/sakai_chiaki/archives/54279983.html

不利がなければオルフェーヴルが勝っていた

まずは、直線で岩田のジェンティルドンナが外側に斜行して、池添のオルフェーヴルと接触した件について。岩田が2日間の騎乗停止処分を受けただけで、着順の変更には至らないという裁定だったけど、僕に言わせると、岩田からしてみれば“してやったり”、池添からすれば“やられて悔しい”といったところかな。

オルフェーヴルは直線で内に寄って行っているよね。内にモタれていたという感じはなかったから、池添が内に寄せて行ってジェンティルドンナの進路を閉めにかかっていたということ。どうせ閉めるのなら、もうワンテンポ、もう一完歩でも早く内に寄せていたら、ジェンティルドンナの進路もうまく塞げていただろうし、ぶつけられずに済んだと思う。内に寄せるタイミングが微妙に遅れたことで、1頭分、抜け出せるスペースができてしまったからね。

ただ、何度もオルフェーヴルにぶつけに行った岩田の行為は、僕個人としてもあまりいい印象を受けないな。競馬はスポーツではなく勝負事だから、勝つために相手の邪魔をする(もちろん進路妨害にならない程度に)ことはあって当然だと思うんだ。でも、あそこまでぶつけられたらバランスが崩れて走りに大きく影響するもの。今回にしても、オルフェーヴルはぶつけられたせいで手前を替えているんだからね。

むしろ、ぶつけた相手がオルフェーヴルだったからこそ、ジェンティルドンナは降着にならずに済んだとも言える。並の馬だったら、あれだけぶつけられたら完全にバランスを崩していたはず。そうなれば完全にアウトだよね。それから、池添が手綱を引っ張ったり立ち上がったりして、不利を受けたのをアピールしていたら結果は違っていたかもしれない。誰とは言わないけど、ちょっとした不利でも大げさに立ち上がってみたり、手綱を引っ張ったりするような乗り役は実際にいる。あそこで一旦手綱を引いて、そこから追ったとしても3着のルーラーシップとは差があったから、余裕で2着だっただろう。それで岩田がアウトなら、繰り上がりで1着でしょ。池添にそういうズルさがあったなら…とも思うけどね。

現在の降着のルールは「加害馬が被害馬の競走能力に重大な影響を与えたと裁決委員が判断した場合、加害馬は被害馬の後ろに降着」というもの。オルフェーヴルは重大な影響を受けたし、あの不利がなければオルフェーヴルが勝っていたと僕は思う。それでも今回、ジェンティルドンナは降着にならなかった。来年からは「走行妨害がなければ被害馬が加害馬に先着していたと裁決委員が判断した場合、加害馬は被害馬の後ろに降着」という基準に変わるから、余計に裁決が難しくなるだろうね。

新しい降着のルールについては、読者の方から質問をいただいているので、日を改めて詳しく書きたいと思う。

話がちょっと…いや、かなり脱線したね。通常のレース回顧に戻ろうか。

ジェンティルドンナは直線の斜行の件はさておき、道中は実にうまい競馬ができていたね。4コーナーまでは完璧に運べていたよ。テンから押して行けば掛かりやすいものだけど、「掛かったら掛かったで仕方がない」と腹を括れたから、あれだけ前に付けられた。なおかつインコースに入れてロスなく乗れていたからね。一瞬の切れ味ではオルフェーヴルには敵わないと思うし、同じような位置で競馬をしていたら苦しい。今回勝つにはこの競馬しかなかっただろう。

オルフェーヴルは、直線であれだけぶつけられても2着に来るんだから、改めてすごい馬だと思う。それに、3コーナーで後ろから3~4番手にいたのに、4コーナーでは一気に2~3番手。あれだけ早く動いて、直線で二の脚を使うんだから大したもの。もう3~4完歩でも遅らせて動いていれば、楽に勝っていただろうね。ただ、ブログにも書いた通り、調教の動きには迫力がなかったし、実戦でも手応えの割に追ってからの反応があまり良くなかったからね。凱旋門賞の時のような、グンっていう感じの反応はなかったでしょう?長く脚は使っていても、この馬本来の伸びじゃない。帰国初戦で状態面もまだ本当ではなかったと僕は思うんだ。本調子であれば、直線で不利を受けたとしても、3コーナーから一気に動く競馬をしてもアッサリ勝ったんじゃないかな。

ルーラーシップは前走の天皇賞(秋)に続いてスタートで出遅れ。終いはいい脚を使えても、切れる脚は使えない。オルフェーヴルとは違ったタイプだから、位置取りを悪くしたのが何より痛かったね。出遅れなければいい位置に付けられただろうし、また違った競馬ができていたんじゃないかな。ただ、最近は出遅れが癖になっているみたいだから、こればかりはどうしようもない。「出遅れたら出遅れたで仕方がない」と、開き直って競馬をするしかないだろうね。

ダークシャドウも位置取りが後ろ過ぎた感じかな。ルーラーシップと同じでそれほど切れる脚を使える馬ではないから、もう少しで競馬ができれば良かったんだけどね。ただ、1~2コーナーで外から他馬に来られて動くに動けなかったんだろうし、こればかりは仕方がないんじゃないかな。苦しい位置取りになりながらも終いは伸びているから、2400mの距離は問題ないと思うよ。

フェノーメノは、いつもほどのスタートは切れなかったけど、二の脚で好位に付けられたし、道中もスムーズな競馬ができていたね。掛かる馬ではないから、早め早めに動いて粘り込む競馬も合っている。その反面、追って切れる脚を使えないし、GⅠで勝つとなるともうワンパンチ足りない感も否めないから…。もっとジックリ構える競馬ならまた違った走りができるのかもしれないけど、これまでが正攻法でソコソコ結果を出している。大舞台でいきなり乗り方を変えるのは勇気が要るし、なかなか難しいのかもしれないね。

トーセンジョーダンは先行して、最後までしぶとく粘って見せ場を作ったね。GⅠで後ろから行って勝負になるほどの切れ味はないから、思い切って前に行ったのが良かったと思う。このブログでも書いたように、ハッキリ言って体調は良くなかった。それでいてこれだけ走るんだから、伊達にGⅠを勝っていないね。ここを使ってもっと良くなるようなら、次の有馬記念では面白い存在になるんじゃないかな。

エイシンフラッシュは先行していたんだけど、3コーナーからオルフェーヴルが動いた時に他馬も動いたことで行き場がなくなってしまった。それでも、直線に向いてからも大して伸びていなかったから、正攻法の競馬では2400mは長いんだろう。同じ2400mのダービーを勝っているけど、その時は3歳で周りの馬もまだ力が付き切っていなかったからね。古馬のGⅠともなると、前々で運んで、なおかつ終いもうひと伸びするぐらいじゃないと苦しい。やっぱりこの馬は2000mぐらいが一番合っていると思うよ。

ソレミアは先行してジッとしていたんだけど、終いはサッパリ伸びなかったなぁ。調教では柔らかい走りをしていたし、日本の硬い馬場も合うと思ったんだけど…。走り慣れている海外の柔らかい馬場の方が合っているんだろうね。

ローズキングダムは中団からの競馬。道中はオルフェーヴルより前に付けて、3コーナーから動いたオルフェの後を追うように動いている。そこまでは完璧だったんだけど、4コーナーではもう手応えにお釣りがなかったんだ。この馬もエイシンフラッシュと同じで、2400mは長いのかもしれないね。

強風

凄い風でした。
嵐です。
風の音で目が覚めました。
怖くて眠れませんでした。
幸い家は揺れませんでしたが、ビュ~~ビュ~~ゴウゴウというおとがわいこわいこです。

2012年11月26日月曜日

Filly

http://japanracing.jp/_news2012/121125-03.html

 

Triple Crown Filly Gentildonna Wins Out a Fierce Duel with Triple Crown Colt Orfevre to Claim the Japan Cup
Japan Cup (G1)

Japan Cup (G1)Japan Cup (G1)
This year's triple-crown filly Gentildonna displayed her persistent strength, nosing out a fierce and long duel with last year's triple-crown colt Orfevre, to become the first three-year-old filly to win the Japan Cup. Sired by the 2006 Japan Cup champion Deep Impact, she achieved a father-daughter Japan Cup title, and landed her fourth G1 win, her sixth grade-race victory overall. She also extended her winning streak to five since winning her first G1 title in the Oka Sho (Japanese 1000 Guineas, 1,600m) in April. This victory marks her trainer Sei Ishizaka's first Japan Cup titleand tenth grade-one win—he has claimed two Japan Cup Dirt titles with Alondite and Vermilion in 2006 and 2007, respectively. Jockey Yasunari Iwata landed his third Japan Cup title—tying with Lanfranco Dettori and Yutaka Take—and two in a row following his win last year with Buena Vista. His sixth G1 title in the race ties the record of most annual G1 wins with Katsumi Ando, Yutaka Take and Kenichi Ikezoe.
Last year's Horse of the Year, Orfevre,scored another close second following his runner-up finish in the Prix de l'Arc de Triomphe last month. Coming in 2-1/2 lengths behind in third was Rulership, who was also third in his previous start in the Tenno Sho (Autmun). Owner, Sunday Racing Co.,Ltd., became the first owner to dominate the top three positions in the JRA G1 race.
The race broke off with Beat Black slipping out smoothly from stall one to set a moderate pace, whileTosen Jordan and Gentildonna saved ground from the outside draws to press the pace in second and third, respectively. Race favorite Orfevre, breaking out from the outermost stall,was settled towards the rear, fifth from last. Second favorite Rulership, though breaking poorly, steered to the inside and edged forward along the rail through the first two corners.
Beat Black, widened the gap to 10 lengths at one point along the backstretch, and was still five lengths in front of the rest of the field when entering the homestretch. Third choice Gentildonna, who hugged the rail along the last two corners, and Orfevre, who loomed to contention after making headway through the last two corners, drew abreast of each other 300 meters out and overtook the tiring leader after the 200-meter line for a fierce rally that saw the two triple-crown champions bumping into each other to the wire. WithGentildonna crossing the wire a nose in front, a long inquiry deliberating Gentildonna's interference with Orfevre in the homestretch, resulted in the filly's Japan Cup title. Jockey Yasunari Iwata, however, will be suspended from racing for two days during December 1st and 2nd.
Rulership, exerting a strong late charge from the outside, and Dark Shadow, turning wide after racing towards the rear, slipped out from the pack 100 meters out and also displayed a fierce duel for third place, with the Queen Elizabeth II Cup champion crossing the wire a head in front.
13th choice Red Cadeaux mounted by Gerald Mosse traveled wide off the pace, met interference after turning for home, good effort in the end but too late.
"It didn't really run fast enough for us but he's run a super race, and as you can see in the half last furlong there's another horse come across us. We should have finished sixth but we finished eighth. But he's run very well and we're proud of him. Now we'll get him ready for Hong Kong." - by Robin Trevor Jones, Assistant Trainer
"He was showing a good turn of foot in the stretch - if only we had a clear run." - by Gerald Mosse, Jockey
Colm O'Donoghue riding 15th pick Jakkalberry was slow out of the gate,trailed third from the rear, advanced through the last two corners but was even paced at the stretch.
"His preparations all went as planned - he probably had a hard race in the Melbourne Cup and we're happy with how he raced today. We have no excuses with the outcome but there were very good horses in front of us today. He will get a break now and then we head for Dubai in February." - by Lucie Botti, Assistant Trainer
"He was off slow, but after settling in mid-pack we were able to improve position. The field was just too strong." - by Colm O'Donohue, Jockey
12th favorite Mount Athos ridden by Ryan Moore, unable to find room after a slow break, was forced to steer to the inside where he traveled along the rail in eighth, and met traffic entering the stretch.
"He ran okay but the pace was all wrong. He didn't break well enough and when he couldn't get into a tactical position, he was at the mercy of the pace and it went slowly down right down the back side. And when they accelerated he found it hard to accelerate with them. We're happy with him but I think a longer distance is better for him." - by Mathew Cumani (representing trainer Luca Cumani)
"We were bumped at the start and couldn't get into a good position. He was keen to go because of the slow pace, and by the time he was ready to go, there was too much ground to make up in the end." - by Charles Henson, Assistant Trainer
Seventh pick Solemia, partnered with Olivier Peslier, with whom she claimed the Prix de l'Arc de Triomphe title, raced behind the winner in fourth and made bid entering the final corner, but the filly was unable to find another gear that defeated Orfevre in the Arc, and faded.
"It was a very good race. I think she did very well in regard to that she is coming off of a hard race in the Arc and her first overseas travel. It might have been different if she had had experience racing abroad and had more time to adapt to the fast track here. She will retire now." - by Carlos Laffon-Parias, Trainer
"She broke well and sat in a good position. The pace wasn't a problem, but when the other horses caught up with her at the last corner, she lost momentum. The track may have been a bit too firm for her also." - by Olivier Peslier, Jockey
16th pick Sri Putra with Neil Callan broke well and settled in good position along the rail, around sixth from the front, but the bay had nothing to show in the homestretch.
"He was positioned well, but had nothing left. He's probably more tired than we thought after a long season." - by Roger Varian, Trainer
"He broke well, and traveled well but couldn't stay in contention at the end. The horse was in good form and he raced well, but the others were just too fast for him." - by Neil Callan, Jockey
Other Horses:
5th: (4) Fenomeno - hugged rail in fifth, steered out to attack, tenacious drive, narrowly held off 6th
6th: (16) Tosen Jordan - broke well, traveled in second, surrendered second 2f's out to winner, held off others.
7th: (1) Beat Black - set the pace alone, widened the gap, gave way 2f out
9th: (8) Eishin Flash - reserved in mid-division, good position for final drive, ran out of steam last 200m
10th: (3) Jaguar Mail - trailed second from rear, found opening on rail for last run, lacked the needed kick
14th: (9) Oken Bruce Lee - camped in seventh, met traffic at top of stretch, never reached contention
15th: (7) Meisho Kampaku - trailed last, never a factor
16th: (12) Rose Kingdom - lost ground in mid-division, checked going into straight
THE 32ND JAPAN CUP (G1) – Japan Autumn International -3-year-old & up, 2,400 meters (about 12 furlongs), turf, left-handed
Sunday, November 25, 2012   Tokyo Racecourse   11th Race   Post Time: 15:40
Total prize money: ¥ 521,000,000 (about US$ 6,512,000 )
3-y-o: 55 kg (about 121 lbs), 4-y-o & up: 57 kg (about 126 lbs)
2 kg allowance for Fillies & Mares, 2 kg allowance for Southern Hemisphere horses born in 2009
Safety Factor: 18 runners

FPBKPPHorseSex AgeWgt
(kg)
Sire DamJockey TrainerOwner BreederMargin
(L3F)
Odds
(Fav)
1815Gentildonna
(JPN)
F353.0Deep Impact
Donna Blini
Y. Iwata
S. Ishizaka
Sunday Racing Co. Ltd.
Northern Racing
2:23.1
(32.8)
6.6
(3)
2817Orfevre
(JPN)
C457.0Stay Gold
Oriental Art
K. Ikezoe
Y. Ikee
Sunday Racing Co. Ltd.
Shadai Corporation Inc.
Nose
(32.9)
2.0
(1)
3713Rulership
(JPN)
H557.0King Kamehameha
Air Groove
C. Williams
K. Sumii
Sunday Racing Co. Ltd.
Northern Racing
2-1/2
(32.7)
5.4
(2)
4510Dark Shadow
(JPN)
H557.0Dance in the Dark
Matikanehatusimada
M. Demuro
N. Hori
Tomokazu Iizuka
Yukiko Hosokawa
Head
(32.8)
18.6
(6)
524Fenomeno
(JPN)
C355.0Stay Gold
De Laroche
M. Ebina
H. Toda
Sunday Racing Co. Ltd.
Oiwake Farm
2-1/2
(33.5)
8.0
(4)
6816Tosen Jordan
(JPN)
H657.0Jungle Pocket
Every Whisper
C. Soumillon
Y. Ikee
Takaya Shimakawa
Northern Farm
Head
(33.8)
55.6
(10)
711Beat Black
(JPN)
H557.0Miscast
Alarm Call
S. Ishibashi
H. Nakamura
Koji Maeda
North Hills Management
3/4
(35.6)
43.2
(8)
836Red Cadeaux*
(GB)
G657.0Cadeaux Genereux
Artisia
G. Mosse
E. Dunlop
R.J.Arculli
Foursome Thoroughbreds
Neck
(33.4)
152.5
(13)
948Eishin Flash
(JPN)
H557.0King's Best
Moonlady
C. Lemaire
H. Fujiwara
Toyomitsu Hirai
Shadai Farm
Neck
(33.7)
13.9
(5)
1023 BJaguar Mail
(JPN)
H857.0Jungle Pocket
Haya Beni Komachi
W. Buick
N. Hori
Kazumi Yoshida
Aioi Farm
1-1/4
(33.3)
65.9
(11)
11611Jakkalberry*
(IRE)
H657.0Storming Home
Claba di San Jore
C. O'Donoghue
M. Botti
ATB Jakkalberry Sy Porter&Duke
Azienda Agricola Allevamento Deni
1-1/4
(34.1)
159.0
(15)
1235Mount Athos*
(IRE)
G557.0Montjeu
Ionian Sea
R. Moore
L. Cumani
Dr Marwan Koukash
David Magnier and Cobra Bloodstock
3/4
(33.9)
89.4
(12)
13714Solemia*
(IRE)
F455.0Poliglote
Brooklyn's Dance
O. Peslier
C. Laffon-Parias
Wertheimer & Frere
Wertheimer et Frere
1/2
(34.5)
22.7
(7)
1459Oken Bruce Lee
(JPN)
H757.0Jungle Pocket
Silver Joy
S. Hamanaka
H. Otonashi
Akira Fukui
Northern Farm
1-1/4
(34.5)
207.8
(17)
1547Meisho Kampaku
(JPN)
H557.0Grass Wonder
Dancing Happiness
H. Uchida
Y. Arakawa
Yoshio Matsumoto
Mishima Bokujo
1/2
(33.9)
154.0
(14)
16612Rose Kingdom
(JPN)
H557.0King Kamehameha
Rosebud
Y. Take
K. Hashiguchi
Sunday Racing Co. Ltd.
Northern Farm
2-1/2
(35.2)
48.2
(9)
1712Sri Putra*
(GB)
H657.0Oasis Dream
Wendylina
N. Callan
R. Varian
H.R.H.Sultan Ahmad Shah
Glebe Stud and Partners
DS
(37.2)
202.5
(16)
FP=Final Position / BK=Bracket Number / PP=Post Position / B=Blinker / Wgt=Weight / L3F=Time of Last 3 Furlongs (600m) DS=Distance
Note1:No Foreign Contenders
Note2:Figures quoted under Odds are Win Odds, which show the amount of money you get back per single unit (100yen), and Fav indicates the order of favorites.

WINNING TIME: 2:23.1GOING: FirmWEATHER: Fine
TURNOVER FOR THE RACE ALONE:¥20,098,522,000
TURNOVER FOR THE DAY:¥27,981,492,900ATTENDANCE: 117,776


PAY-OFF (for ¥100)
WINNo.15¥660BRACKET QUINELLA8-8¥610QUINELLA15-17¥700
PLACENo.15¥170QUINELLA PLACE15-17¥320EXACTA15-17¥1,580
No.17¥12013-15¥470TRIO13-15-17¥1,010
No.13¥14013-17¥230TRIFECTA15-17-13¥5,550
  1. Gentildonna (JPN), bay, filly, 3 -year-old
    Deep Impact / Donna Blini (Bertolini)
    Breeder: Northern RacingOwner: Sunday Racing Co.,Ltd.
    Trainer: Sei IshizakaJockey: Yasunari Iwata
    9 Starts, 7 Wins
    Added money: ¥ 253,570,000Career earnings: ¥ 689,538,000
    Principal Race Performances:'12 Shuka Sho (G1)1st
    '12 Yushun Himba (Japanese Oaks, G1)1st
    '12 Oka Sho (Japanese 1000 Guineas, G1)1st
    '12 Rose Stakes (G2)1st
    '12 Shinzan Kinen (G3)1st
  2. Orfevre (JPN), chestnut, colt, 4-year-old
    Stay Gold / Oriental Art (Mejiro McQueen)
    Breeder: Shadai Corporation Inc.Owner: Sunday Racing Co.,Ltd.
    Trainer: Yasutoshi IkeeJockey: Kenichi Ikezoe
  3. Rulership (JPN), bay, horse, 5-year-old
    King Kamehameha / Air Groove (Tony Bin)
    Breeder: Northern RacingOwner: Sunday Racing Co.,Ltd.
    Trainer: Katsuhiko SumiiJockey: Craig Williams
    Fractional Time (sec./furlong):12.8 - 11.0 - 12.0 - 12.3 - 12.1 - 12.1 - 12.2 - 12.0 - 11.9 - 11.7 - 11.5 - 11.5
     Last 4 furlongs: 46.6   Last 3 furlongs: 34.7

    Positions at each corner:1st corner1(15,16)(4,14)2,9(5,8)12,6,17(13,10)11,3,7
    2nd corner1(15,16)14,4(2,9)(5,8)12(13,6)17,10,11,3-7
    3rd corner1=16-15,14,4(2,9)(8,12)(5,6,17)(13,10,11)(3,7)
    4th corner1=16(14,12,17)15(4,9,8,11)2(5,6,10)13(3,7)

    Note1:Underlined bold number indicates the winning horse
    Note2:Horse numbers are indicated in the order of their positions at each corner, with the first position listed first. Two or more horses inside the same parentheses indicate that they were positioned side by side. Hyphens between the horse numbers indicate that there is distance between the former and the latter. The asterisk indicates a slight lead.
    Post race interview of winning connections
    Trainer: Sei Ishizaka"Although the Japan Cup was a big challenge for a three-year-old filly, I was confident that she was up to the competition and she proved that today. She had maintained her form to her best and I knew, being a fighter when contested in a duel, that she would pull through and claim her victory. Even though she did have the weight advantage carrying 53 kilos, she still has room for improvement and I am confident that she will have a bright future ahead. After her battle against tough competition in the Japan Cup, she will be turned out until her four-year-old season in which, depending on her condition, I will go on with my plan for overseas challenges, which had been my consideration ever since Gentildonna won the third leg of the fillies' triple crown, perhaps in Dubai, France or the U.S. - I am thinking long term, however, not necessary next year but even the year after that."
    Jockey: Yasunari Iwata"I had studied the track condition and thought that the inside would be a good choice. Although the draw was way out (gate 15), I was able to position nicely and we had a perfect trip up to the fourth corner, from when, I am afraid the blame is on me for causing some trouble to the other horse at the stretch. But the filly is nonetheless a great filly for out-dueling a monster like Orfevre and becoming the first three-year-old filly to claim the Japan Cup title. I was conscious of facing a very tough field compared to her past races but decided to just concentrate on bringing out her best performance in the race, which she did. I would certainly love to accompany her in her overseas endeavor for the coming four-year-old season, and I am confident that she has the potential to win against the best, but she is a very delicate filly and her chance to mature both physically and mentally comes first. I am just looking forward to feel her progress and grow up in her future races."
    * Japan Cup (G1)
    The Japan Cup, in its 32nd year, continues to attract some of the top turf horses from around the world while a number of runners have made this race their starting point towards further international success in following years.
    Four foreign raiders participated in last year's Japan Cup, including the 2011 Prix de l'Arc de Triomphe (G1, 2,400m) champion Danedream (GER, by Lomitas)representing Germany who finished sixth; the Arc runner-up Shareta (IRE, by Sinndar) and Sarah Lynx (IRE, by Montjeu) from France who were seventh and 12th, respectively; and Mission Approved (USA, by With Approval) from the United States who came in 14th. The race was won by Buena Vista (JPN, by Special Week) who avenged her controversial demotion to second place in the 2010 Japan Cup for interfering with Rose Kingdom at the stretch before crossing the wire first. Buena Vista retired from racing last year with six G1 titles under her belt.
    This year, Solemia from France, who narrowly beat Japan's Orfevre right before the goal in the Prix de l'Arc de Triomphe last month, came to challenge in the Japan Cup. This marked the second consecutive year in which the winner of the Arc took part in the Japan Cup. This year's race also welcomed four contenders from Britain: Sri Putra who registered his fourth group-race win in the York Stakes (G2, 2,080m) in July, and three Melbourne Cup (G1, 3,200m) runners traveling directly from Australia—third-place finisher Jakkalberry, who was also third in the Dubai Sheema Classic (G1, 2,410m) in March and holds a G1 title in the 2010 Gran Premio di Milano (2,400m); Mount Athos who finished fifth after landing his first group win in the Geoffrey Freer Stakes (G3, 2,700m) in August; and Red Cadeaux who finished eighth in his second challenge following his runner-up effort last year.
    Meanwhile, Japanese contestants included 2011 Triple Crown colt and JRA's Horse of the Year Orfevre who came into the race in pursuit of his sixth G1 title after finishing a narrow second in the Prix de l'Arc de Triomphe and this year's triple-crown filly Gentildonna who was looking to become the first three-year-old filly to capture the Japan Cup title. The race also included six runners from the Tenno Sho (Autumn) (G1, 2,000m) in October—Eishin Flash who registered his second G1 title in the race following his victory in the 2010 Tokyo Yushun (Japanese Derby, G1, 2,400m); three-year-old Fenomeno who missed his first G1 title by half a length in his first start against older horses at Tokyo Racecourse where he has finished within the top two in all his five starts there; Rulershipwho finished third after landing his first G1 title in Hong Kong's Queen Elizabeth II Cup (G1, 2,000m) in April; Dark Shadow who came in fourth though seeking to revenge his runner-up effort in the previous year; seventh-place finisher Jaguar Mail who was third in last year's Japan Cup and a winner in the 2010 Tenno Sho (Spring) (G1, 3,200m); and last year's Japan Cup runner-up Tosen Jordan who ran to defend his record-making title but finished 13th this year. Participants from the Kyoto Daishoten (G2, 2,400m) held on October 8 were the victor Meisho Kampaku; runner-up Oken Bruce Lee who is coming off a seventh in the following Copa Republica Argentina (G2, 2,500m); and 2010 Japan Cup champion Rose Kingdom who came in sixth. Beat Black, winner of this year's Tenno Sho (Spring) and fourth-place finisher in the Copa Republica Argentina, will also be participating in the race.
    Cumani-trained Alkaased (USA, by Kingmambo), who won the race in 2005, is the record holder of this race at 2:22.1.