・秋
天皇賞・秋
2着ジェンティルドンナ(父ディープインパクト)は、これで新馬を含め、今回のようにレース間隔が50日以上になると[1-4-1-3]。それより短いと[8-0-0-0]。きわめて特徴的な成績を示すことになった。2000mの最内枠から、好スタート。ごく自然にスローの好位のイン追走となり、直線も外に馬群が固まっていたから、スピルバーグとは逆の意味で馬群を避けるように最内。逃げて失速しかかったカレンブラックヒルの内を衝くことになった。内ラチとカレンブラックヒルの間は1頭分も空いていないシーンもあったが、臆するどころかこじ開けるように伸び、インからイスラボニータを差す形になった。芝コンディションもあって、このスローながらレース上がりが34秒6。ジェンティルドンナはあまり芝状態の良くないインを通ったため、自身の上がりは34秒4止まり。こういう競り合いになってもいいが、近走ではドバイシーマクラシックで爆発させた切れが示すように、タメを利かせて一気に差す形の方がいいかもしれない。でも、戸崎圭太騎手は「すごい馬です。衰えはまったく感じません」と絶賛した。ビシビシ追った今回だが、彼女自身はまだ気迫一歩とみえた。ジャパンC3連覇なるか。トレヴの凱旋門賞3連覇と同じくらいの至難だが、この天皇賞・秋をみると、歴史的な快挙は決して不可能でもないだろう。
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