http://keibalab.jp/special/2014/jc/ride.html
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ジェスタウェイ
(牡5、栗東・須貝尚介厩舎)
【安藤】10点
凱旋門賞の8着は残念やったけど、さすがに現地のレースを使わねえローテはしんどかったし、また不良馬場を激走して勝った安田記念後のダメージから使えん事情もあったんやろね。それでもジワジワ伸びて距離は問題なさそうな競馬をしとったで、天皇賞(秋)やドバイDFのレース振りを思えば、得意の左回りで一変すると思うけどな。能力そのものが抜けとる見立てやから、直線はいかにスムーズに捌くかだけがポイント。最内やからと変に位置を取りに行く必要はないと思うけどな。ユーイチも先週はハナ差で悔しい思いをしたやろけど、勝った後の喜びはJCのためと割り切って、今週こそ豪快に決めてほしいわ。
アイヴァンホウ
(牡4、ドイツ・J.カルバロ厩舎)
【増沢】2点
ドイツでG1を2勝している馬だけど、凱旋門賞では18着と、日本の3頭よりも着順が悪い。いかにもスピード競馬は合わなそうな気がするけどな。ジョッキーとしては、外国馬再先着を目指して頑張るかしないと思うよ。
ジェンティルドンナ
(牝5、栗東・石坂正厩舎)
【安藤】9点
宝塚記念惨敗の後やから天皇賞(秋)は心配もしたけど、やっぱり左回りの走りは格別にいい馬やね。オークスを圧勝、このJCだって2連覇しとるように、間違いなく東京2400mがベスト。鞍上にはムーアを迎えて、焦点はこの馬よりも強い馬がおるかどうかに尽きる。というのも、今年は特に行きたい馬がおらんで、よっぽど抑えにかからん限りは自然と3、4番手の位置に納まるはず。ようは有力馬の中でも一番マークされやすいということやね。いい方に取れば不利を受けにくいという見方もできるで、真っ向勝負してくる人馬のお手並みを拝見。
エピファネイア
(牡4、栗東・角居勝彦厩舎)
【安藤】7点
持っとる能力は同世代のキズナ以上と思っとる馬。この春の2戦は身上でもある荒々しさが影を潜めたで心配したけど、6着でも天皇賞(秋)は気配がようなっとった。スタートの後手が痛かったで、目標がJCと割り切れば、気になる内容やない。今回はユーイチがバッティングしてスミヨンが手綱を取るけど、タイプ的にこの乗り替わりは興味深い。柔から剛やからね。力で御すことができる乗り役やで、2400mでも折り合いの心配はせんでいい。もし、完全に状態が戻っておれば、道中抑え込んで直線ぶっ離した時に、新生エピファネイアが誕生するかもしれねえな。
ヒットザターゲット
(牡6、栗東・加藤敬二厩舎)
【安藤】4点
天皇賞(秋)の時にも書いたんやけど、現役時代に条件戦で乗せてもらったことがある馬で、当時は重賞の常連になるとは思わんかった。前走だってそうやし、今の活躍でも十分すぎるほど頑張っとる。気性的に難しいところがあるんやけど、完全にユタカちゃんが手の内に入れとる感じやしね。第一に揉まれないことを心掛けて、賞金圏内を目指すのみ。
ハープスター
(牝3、栗東・松田博資厩舎)
【安藤】7点
マイルでの強さは言うまでもないし、札幌記念もまた見事やった。オレの中で気にかかるのは牝馬同士で負けたオークスと、凱旋門賞でビュッと来た後に同じになった脚色。あれが距離でなければ掲示板には来れとったはずやし、恐らく2400mは1ハロン長いと思う。ただ、今回は53キロってアドバンテージがあるで、いつもの直線勝負に徹する形でええんやないかな。フロックでは差し切れねえ相手関係やから、この馬の真価が問われる一戦。また乗せてもらえるユウガには決めてほしい気持ちもあるけど、能力でどこまでカバーできるか。
アップウィズザバーズ
(牡4、カナダ・M.ピアース厩舎)
【増沢】1点
外国馬3頭の中でも一番格下。乗り役もそうだし、日本の競馬に対応するのに精一杯だと思うよ。後方待機から何頭抜けるかの競馬しかできないだろうね。
デニムアンドルビー
(牝4、栗東・角居勝彦厩舎)
【安藤】6点
天皇賞(秋)は7着やったけど、ドバイ遠征後の2戦よりは明らかにようなっとった。昨年もジェンティルにハナ差まで迫ったレースやし、掲示板に入る激走がまたあっても驚けない。やっぱり末脚が身上の馬やで、ドバイの時のように、押し出されても行ったら良くねえ。スローペースでも浜中はグッと抑え込んで、直線何頭抜けるかの競馬をしたほうがいい。それこそ、ハープスターと併せ馬で追い込んできてもええくらい。ユウガとはいいライバル関係やで、JCの舞台で叩き合うのも悪くないやろう。
イスラボニータ
(牡3、美浦・栗田博憲厩舎)
【増沢】7点
前走は抜け出しが早くてフワッとして、明らかに早目先頭が目標にされた。仮にもう一度ルメールでも修正しただろうけど、落馬負傷で残念なことになってしまったし、スイッチを決めていた陣営に運がある。当然、蛯名には期するものがあるだろうね。この馬にとって距離が延びるのはプラスとは言えないし、メンバー的にも注意する必要があるのは折り合い面。天皇賞(秋)を見ても、ジェンティルとの駆け引きが重要なところになるな。理想を言えば、今度は早めにあの馬を先頭に立たせて、ゴール寸前で捕えるような競馬。
ワンアンドオンリー
(牡3、栗東・橋口弘次郎厩舎)
【安藤】5点
菊花賞を見て改めて思ったけど、現時点ではレースがかみ合わないと、常に勝ち負けするというタイプじゃない。そういった面でダービーは乗り方から展開まで上手くハマっとるし、同舞台とはいえ過大評価はできない。前走が3000mだったこと、相手関係の脚質、ダービーでの勝ち方を考えると、ノリはある程度前で進めるんやないかな。末脚勝負に徹するよりも、チャンスはそのほうが生まれると思う。いずれにせよ、先々に向けてここが試金石の一戦になりそうや。
トーセンジョーダン
(牡8、栗東・池江泰寿厩舎)
【安藤】2点
JCは二度穴をあけとる相性いいレースなんやけど、さすがに8歳になると年齢的なものがある。今年はメンバーの層も違うし、無事に走らせてあげることのほうが重要。とはいえ、コース適性は高いわけやから、外国馬3頭には先着したいところ。
タマモベストプレイ
(牡4、栗東・南井克巳厩舎)
【安藤】3点
兄弟にはずっと跨ってきたんやけど、ここまでの距離は保つような馬たちじゃなかった。この馬もスプリングSあたりまでを見て、当然短距離にシフトしていくと思いきや、古馬になってこの路線やからね。イスラボニータもそうやけど、オレの中のフジキセキ産駒の概念が覆された。さすがにパンチ不足とは見とるけど、意外性で掲示板くらいは狙えそう。
ディサイファ
(牡5、美浦・小島太厩舎)
【増沢】3点
天皇賞(秋)はもう少しやれると思ったけど、やっぱり一線級に入るとパンチ不足は否めない感じだね。距離が延びるもいいタイプではないし、何とか外国馬3頭くらいは負かしたいところ。毎日王冠の内容が悪くなかったから、僕なら積極的に出していくかも。
サトノシュレン
(牡6、栗東・村山明厩舎)
【安藤】1点
川島はよう乗せてもらえることになったな。まるで行きたい馬がおらん組み合わせやで、やるべきことはひとつ。競馬を締める、盛り上げるためにも中途半端ではなく、大逃げを打ってほしい。
スピルバーグ
(牡5、美浦・藤沢和雄厩舎)
【増沢】8点
東京コースで圏内を外したのはダービーだけ。そこだけ2400mで距離の懸念もないことはないけど、それよりも本格化前だったことのほうが大きいと思う。天皇賞(秋)はライバルが休み明けだったという向きもあるようだが、2・3着馬の位置を考えてごらんよ。フロックでは使えない末脚を使っているし、僕はこのメンバーでも足りると思うけどな。今回はさらに行きたい馬が少ないから、溜めて爆発させた経験が生きるはず。僕なら最初の2ハロンを何とか辛抱させて、2000mの競馬というイメージで乗る。
フェノーメノ
(牡5、美浦・戸田博文厩舎)
【増沢】6点
ムラがある馬とはいえ、天皇賞(秋)はまるで見せ場がなかった。2年振りの2000mだったし、休み明けと相まって馬がズブくなっていたのかもしれない。蛯名からルメールのスイッチ予定が落馬負傷でまた一転、元主戦が乗ることになったけど、経緯からも気楽に乗れるだろう。仕事は前走よりも着順を上げることで、こういう時の岩田は怖いんだ。今度は追走も楽になるだろうから、ポジションを取りにいく競馬ができるはず。運がないと思いきやそうでもなかっただけに、ヒモ穴として面白い存在だと思う。
アンコイルド
(牡5、栗東・矢作芳人厩舎)
【安藤】1点
昨年の今頃は、穴候補として注目を集めていたんやけどな。香港で大敗してからどうもリズムが戻ってこない。圭太は好きなように乗せてもらって、感じたことを陣営に伝えてあげるのが仕事やね。
トレーディングレザー
(牡4、アイルランド・J.ボルジャー厩舎)
【増沢】3点
昨年のアイルランドダービー馬。過去にノヴェリストの2着という実績もあるし、外国馬の中では格上の存在になるのかな。相手なりにまとめてきそうなイメージがあるから、中団追走からなだれ込むイメージの競馬がいいと思う。
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