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【ドバイ・シーマC】ジェンティルドンナ不安なし!一番心配だった輸送をクリア
【ドバイ(アラブ首長国連邦)25日】ドバイ・シーマクラシック(30日、メイダン競馬場・芝2410メートル)に出走するジェンティルドンナは、22日に現地に到着してから、順調に調整されている。この日に決まった枠順は、11頭立ての8番枠。昨年の年度代表馬の“世界制覇”への期待は、日ごとに大きくなっている。
昨年、圧倒的な力で3冠牝馬となり、ジャパンCでは現役最強馬オルフェーヴルを撃破。新たなステージに“世界”を選んだジェンティルドンナの2013年は、ドバイで幕を開ける。
最大の難関は、クリアした。環境の変化に、それほど強くないタイプ。「一番心配なのが輸送」と石坂調教師は出発前に話していたが、杞憂(きゆう)に終わった。この日は、オールウェザーコースを1周したあと、芝コースを100メートルほどスクーリング。初めての馬場入りで少し気負う場面はあったものの、まずまずの落ち着きを見せていた。早朝に到着したばかりの石坂調教師は「輸送のダメージは、なさそう。元気いっぱいだった」と安どの表情を浮かべた。
準備は万全だ。日本とは勝手が違うため、あらゆることを想定して栗東で調整してきた。最も警戒しているのは、レース前に行われる花火を用いたショー。これに備え、花火の音などの雑音が録音されたCDを聞かせたり、耳の部分がウエットスーツの素材で作られた覆面も用意した。また、ゲート裏で担当者が手綱を引くことができないため、ゲート練習時に他の人に引いてもらうことも経験させた。
枠順は、11頭立ての8番枠。石坂師は「どこでもいいと思っていたけど、いい枠だと思う」と余裕を見せた。秋の凱旋門賞も視野に入れている、昨年の年度代表馬。単なる海外遠征ではない。「競馬史上で、最強と言える一頭だと思う。勝てるんじゃないかというのではなく、勝つことを目的に行くんだからね」。まずは中東の地で、日の丸を掲げてみせる。
◆過去の日本馬の成績 7頭が出走し【2104】。01年ステイゴールド、06年ハーツクライが優勝し、10年ブエナビスタが2着。
(2013年3月26日06時02分 スポーツ報知)
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