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ジェンティルの石坂師「競馬に関しては心配していない」
2013年03月28日 14時00分
昨秋のジャパンカップで5冠馬オルフェーヴルと死闘を演じ撃破、史上初めて3歳牝馬の身で年度代表馬に輝いたジェンティルドンナ(牝4・石坂)の新たな挑戦が目前に迫っている。2013年の始動戦に選択したのは、自身初の海外挑戦になるGⅠドバイシーマクラシック(30日=メイダン競馬場・芝2410メートル)。日本競馬史上最強の牝馬、いや最強馬を目指せる器、ジェンティルドンナのドバイ参戦決断に至るまでの過程、さらに世界の大一番への勝算は!? 管理する石坂正調教師(62)を直撃した。
――ヴァーミリアン(ドバイワールドカップ07年4着、08年12着)以来のドバイ遠征。1回目は記者も同行した
石坂:最初はダメなパターンでの4着。ちょっと気の弱い馬やから、ケツまで下がってしまって…。それでも最後まで走ってきてくれた。
――帰りの空港では「負けたけど満足」と
石坂:それは忘れた(笑い)。
――2回目の遠征は
石坂:ものすごく砂をかぶって、目が開かんくらい。失明するかと思ったよ。
――当時の競馬場はナド・アルシバ。今回のメイダンに行ったことは
石坂:ないよ。ドバイには行ったことがあるから一緒やろ(笑い)。
――ジェンティルドンナをワールドカップに使う考えは
石坂:全然。故障したらえらいことやがな。世界的名馬を。
――競馬を使う以上、故障の可能性は常にある
石坂:そうかもしれんけど、オールウエザーはグリップが強過ぎる。そういう意味でワールドカップは頭になかった。
――ジャパンCを振り返ってください。3歳牝馬が挑戦すること自体がまれ
石坂:あの時点で旬の可能性もあると思ったんや。1年後にもっと走るんかと言われたら、それは分からんな、と。
――それなら充実している時に挑戦しようと
石坂:そう。それが理由の一つ。オーナーが行こうと言っていたのもあるけど。
――あの勝利は日本競馬史上最強牝馬になり得る可能性を示したもの
石坂:世間の人はまだ評価するのは早いと言うてはるけど。ワシ、そういう記事は全部読んでるからな(笑い)。3歳で終わりかも分からんし、歴代の最強馬に匹敵するというのはまだ早い。そう言ってる人がいた。
――それを読んで
石坂:ああそうかと。どう考えるかは人の自由。それはそれでいい。
――一方で牝馬の次元を超えている可能性も
石坂:まあ、ウチの厩舎の次元は超えたな、少なくとも(笑い)。
――石坂厩舎の次元もかなりのもの。JRA・GⅠだけでも10勝です
石坂:それでもGⅠ4連発ってのは、単に強いだけでは無理。GⅠは強い馬ばかりが集まってくるわけだから、うまいこと競馬をしないと普通は勝てん。秋華賞なんて最悪。それでも勝つんやから。
――JCの勝利インタビューでは海外遠征の話もされている。当時からドバイは頭に…
石坂:なかった。凱旋門賞なら準備期間は1年くらいあるし、行けたらいいなとかそんな感じやった。JCを勝ってその次となったら春は大阪杯と宝塚記念。大阪杯とドバイは時期が重なるんよ。どっちでもいけるという感じで調整を始めた。
――今回の遠征で気になる要素は
石坂:輸送やな。現地でうまくケアできれば。競馬に関しては心配していない。
――輸送そのものは弱い馬ではない
石坂:精神力がすごく強いからな。でも、まだまだ若いし、結構イレ込むしさ。ましてや初めてのことやから、絶対大丈夫とは言えない。
――初めての東京遠征となったオークスの時は
石坂:あの時も輸送がどうかなと思ってたんや。それでも普通に競馬ができた。心配していなかったのがJCだけど、まさかあんなに体重が減るとは…。
――14キロ減
石坂:オークスの時は馬がまだ分かってなかったんやと思うで。あんなに遠くに行って競馬をするというのが。でもオークスで一度行ってるからさ。また積んでいかれた。ああ、これは競馬だ…って。それであんなに体重が減ったんやと思う。
――今回も馬には未知の経験
石坂:そういう意味もあってさ。飛行機による輸送とかを経験しておかんと。もちろん今度が一番大事かもしれんが、その手始めやから。
――その後のことは
石坂:きっちり考えてるけど、今は言う時期じゃない。自由なプランを新聞に書いてください。
――ちなみにドバイのメンバーの研究は…
石坂:はい。してません。結局は相手どうこうより輸送してちゃんとした状態に持っていけるか、それに集中することに尽きると思ってる。
――ヴァーミリアンの時もそうでした
石坂:行ったらすごいのがいっぱい来とったけどな(笑い)。
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