2013年3月28日木曜日

各馬

http://prc.jp/jraracingviewer/contents/dubaiwc2013/report.html

今日は追い切り、各馬順調です!

2013/03/27 (Wed) 22:41
こんにちは、
ドバイ2日目にして風呂の天井からお湯が降ってくる高級ホテルの仕様
に少しだけ慣れたスタッフまーです。。

昨晩ホテル近くのショッピングモールに日用品を買い物にいきましたが
行きも帰りも余裕で迷って同じ所をぐるぐると回らされました。
このモールより広いドバイ・モールって一体なんなの・・・
 
さてさて今朝はメイダン競馬場で日本馬の追い切りが行われました!
早速そちらの映像をご覧ください → 日本馬追い切りの様子
まずはトレイルブレイザーが到着した武豊騎手を背に芝コースで追い切られました。
続いて芝コースに登場したのはジェンティルドンナ
井上泰平調教助手を背に軽いフットワークでメイダン芝コースを疾走、非常に軽快に見えました!
最後にケイアイレオーネ・タイセイレジェンドの2頭が併せ馬での追い切りを行いました。
追い切り後には各陣営のインタビュー
矢作調教師はタイセイレジェンドについて
「柔らかい走りだった。左回り1200で4コーナー回って先頭なら粘れる自信がある、
だからスタートが鍵になる。」
とのコメント。
ゲート練習も入念に行われました。  →映像はこちら

池江調教師はトレイルブレイザーについて
「追いきりは動きもタイムも良かった、芝での巻き返しをしたい」
と力強くコメントされていました。  →映像はこちら
騎乗された武豊騎手は
「しっかり追えて動きも良かった。メンバーに強力な逃げ馬がいないので
スタート次第では先手とることも視野に」
とのこと。
また「ジェンティルドンナを負かしたらすいません(笑)」というコメントも飛び出しました。
ジェンティル陣営にとっては同じ日本馬ながらも強力なライバルですね。  →映像はこちら


インタビュー後には池江泰郎元調教師も合流され
”チームディープインパクト”の3ショットをシャッターに収めました!
「ドバイだけに"チームステイゴールド"かな」ともおっしゃってました。
そのあと石坂調教師、岩田騎手にもジェンティルドンナについて
インタビューを受けていただきました。
石坂調教師は
「輸送の心配はクリアした。ジェンティルの競馬ができれば
いい結果がでるのではないか」
と大変心強いコメントでした。  →映像はこちら
岩田騎手は
「相手関係よりジェンティルドンナの走りを最大限活かせるような乗り方をしたい。
本番は日本時間では遅いけど応援よろしくお願いします!」

とコメントされていました。  →映像はこちら

石坂調教師・岩田騎手とも「ジェンティルドンナの競馬をしたい」
という言葉がありました、年度代表馬として日本が誇るエースとして
世界に名を轟かしてほしいですね!

今日の新聞でもジェンティルは大きく取り上げられていました

明日は朝食会"Breakfast with the Star"で日本馬のライバルとなる外国馬関係者に
取材予定です、お楽しみに!

by St@ffまー

レース展望【合田 直弘】

2013/03/27 (Wed) 13:37
合田 直弘(ごうだ なおひろ)
合田 直弘。1959年(昭和34年)東京に生まれ。父親が競馬ファンで、週末の午後は必ず茶の間のテレビが競馬中継を映す家庭で育つ。1982年(昭和 57年)大学を卒業しテレビ東京に入社。営業局勤務を経てスポーツ局に異動し競馬中継の製作に携わり、1988年(昭和63年)テレビ東京を退社。その後 イギリスにて海外競馬に学ぶ日々を過ごし、同年、日本国外の競馬関連業務を行う有限会社「リージェント」を設立。同時期にテレビ・新聞などで解説を始め現在に至る。

ドバイシーマクラシック(G1)
3月30日(土) メイダン競馬場 2,410m(芝) 北半球産馬4歳以上、南半球産馬3歳以上
第8レース 21:20(日本時間:26:20)発走予定

賞金総額:US$5,000,000 1着賞金:US$3,000,000
 芝2410mという競走条件だけに、06年のハーツクライ以来となる優勝を目指す日本勢2騎にとっての敵は、欧州勢になるはずだ。南アフリカ調教馬としての出走ながら実質的には欧州調教馬のアウェイトザドーン(牡6)を含めて6頭いる欧州勢で、実績最上位は、一昨年のG1BCターフ(芝12F)に加え、エプソムのG1コロネーションC(芝12F10y)を連覇しているセントニコラスアビー(牡6)だ。昨年のこのレースで2着になっており、コース適性も実証済みである。
 一昨年のG1メルボルンC(芝3200m)と香港ヴァーズ(芝2400m)、昨年のG1コーフィールドC(芝2400m)と、仏国調教馬ながら欧州以外で3つのG1を制しているのがデュナデン(牡6)だ。強烈な末脚を持つ馬で、自分の競馬が出来た時の破壊力には相当な威力がある上に、アウェイでの戦いに強いという特性を持っている。一昨年のG1凱旋門賞(芝2400m)2着馬で、昨年もG1ヨークシャーオークス(芝12F),G1ヴェルメイユ賞(芝2400m)と2つのG1を制しているシャレータ(牝5)を加えた欧州馬3頭は、日本勢にとって要警戒の馬たちと言えそうだ。
 だがいずれも、昨季のG1ジャパンCでG1凱旋門賞2着馬オルフェーヴルを力でねじ伏せたジェンティルドンナ(牝4)が本来の力を出せば、勝てない相手ではない。前哨戦は馬場が合わず大敗したトレイルブレイザー(牡6)も、主戦場の芝になら上位を窺う実力の持ち主である。昨夏のG1パリ大賞(芝2400m)を逃げ切っているインペリアルモナーク(牡4)がG3ドバイゴールドC(芝3200m)に廻り、昨秋のG1BCターフ(芝12F)を逃げ切っているリトルマイク(騸6)がG1ドバイデューティーフリー(芝1800m)に廻ったため、ペースを作るのはシャレータか、G3ドバイゴールイドCから急遽こちらに廻ることになったロイヤルダイモンド(騸7)になりそうだ。いずれにしても、落ち着いた流れになりそうである。 
ドバイゴールデンシャヒーン(G1)
3月30日(土) メイダン競馬場 1,200m(オールウェザー) 3歳以上
第6レース 19:45(日本時間:24:45)発走予定

賞金総額:US$2,000,000 1着賞金:US$1,200,000
 中心となるのは、短距離路線の水準が高い豪州でG1パティナックファームクラシック(芝1200m)を制している上に、2月14日にメイダンで行われたG3アルシンダガスプリント(AW1200m)を快勝して馬場適性も高いことを実証したメンタル(騸4)だろう。 昨年に続く連覇を狙うクリプトンファクター(騸8)、前哨戦のG3マハブアルシマール(AW1200m)でそのクリプトンファクターに4馬身という差をつけて快勝したレイノルズザウィザード(騸7)の2頭が、2番手グループか。
 昨年のG1BCスプリント(d6F)勝ち馬トリニバーグ(牡4)はオールウェザートラックの経験がなく、タペタが合うかどうかが鍵となる。タイセイレジェント(牡6)も、タペタ適性が高ければ入着以上の期待をかけたい。
UAEダービー(G2)
3月30日(土) メイダン競馬場 1,900m(オールウェザー) 3歳
第4レース 18:25(日本時間:23:25)発走予定

賞金総額:US$2,000,000 1着賞金:US$1,200,000
 例年、半年生まれの早い南半球産3歳の精鋭を揃えるM・ドゥコック勢と、素質馬をここ照準に仕上げて臨むゴドルフィン勢の争いとなるこのレースだが、今年は南半球産の大物が不在だ。一方でゴドルフィン陣営は、LRアルバスタキヤ(AW1900m)を含めて2戦2勝のシークレットナンバー(牡3)、芝のLRメイダンクラシック(芝1600m)勝ち馬ナウスパン(牡3)に加え、G3UAEオークス(AW1900m)快勝の牝馬シュルク(牝3)と精鋭を揃え、タイトル奪取に意欲を見せている。ゴドルフィン勢にひと泡ふかせるとしたら、G3エルカミノリアルダービー(AW9F)を楽勝して臨む北米調教馬のダイスフレイヴァー(牡3)か。
 ケイアイレオーネ(牡3)も、タペタを上手にハンドリング出来れば好勝負可能と見る。
ドバイワールドカップ(G1)
 残念ながら日本馬の参戦はないが、多彩な顔触れが揃った。今年に入ってメイダンのG2アルマクトゥームチャレンジ・ラウンド2(AW1900m)、G1アルマクトゥームチャレンジ・ラウンド3(AW2000m)を、いずれも危なげのない競馬で快勝しているハンターズライト(牡5)は、信頼出来る中心馬と見る。G1アルマクトゥームチャレンジ・ラウンド3の2着馬で、メイダンのオールウェザーは5戦3勝のカジアーノ(騸4)、連覇がかかるG2ゴドルフィンマイルを回避してこちらに廻って来た、メイダンのオールウェザー5戦4勝のアフリカンストーリー(騸6)といった、好調でコース適性の高い馬たちが2番手グループと見る。
 昨年の覇者モンテロッソ(牡6)は、前哨戦のG1アルマクトゥームチャレンジ・ラウンド3の負け方が酷く(9着)、調子に疑問が残る。ビッグネーム3頭を擁して臨む北米勢だが、ゲイムオンデュードやロイヤルデルタが大敗した昨年の結果を踏まえると、タペタでは本来の力を出せない恐れがありそうだ。

メイダン競馬場ガイド【合田 直弘】

2013/03/27 (Wed) 13:21
 1996年、ドバイの皇太子にしてUAEの防衛大臣の職にあった時代のシェイク・モハメドの情熱によって誕生したのが、ドバイワールドCだ。サラブレッドの祖先であるアラブ種が育まれた地域を統べる者として、競馬文化の継承は不可欠と決意した殿下が、英国でまずは馬主として競馬に参画し、生産にも乗り出した後、祖国における競馬開催の活性化に着手。その象徴として創設され、400万ドルという当時の世界最高賞金をかけて争われた第1回競走は、北米から遠征した歴史的名馬シガーが優勝。世界の競馬地図に確たる地位を築くことになった。
 ドバイワールドCナイトの舞台が、それまでのナドアルシバ競馬場からメイダン競馬場に変わったのは、2010年からだ。ドバイの国王にしてUAEの副大統領という重責を担うようになったシェイク・モハメドの、世界一のサラブレッドを決める競走の舞台は世界一の競馬場であるべしという号令のもと、従来のナドアルシバに隣接する敷地に新競馬場メイダンを建設。1周2400mの芝コースの内側に、1周1750mのオールウェザートラックを造成。1コーナー寄りに併設された全室レースコースビューというホテルを含めれば、全長が1キロを越えるグランドスタンドを持つ、壮大の一語に尽きる競馬場が完成した。その2010年から、メイン競走のドバイワールドCは総賞金1000万ドル、アンダーカードのドバイシーマクラシックとドバイデューティーフリーはそれぞれ総賞金500万ドルという、益々豪華絢爛たる開催となっている。
 基盤層として15cmの玉砂利を敷設。砕いたアスファルトの層を5cm挟んだ上に、タペタというブランドの人工素材を18cmの厚さに敷き詰めたオールウェーザートラックは、芝馬でもこなせる一方、北米の別ブランドの人工馬場とは感触が異なると言われており、適性の有無が勝敗を分ける大きなポイントとなっている。
 バミューダグラスに、競馬シーズンになるとライ麦がオーバーシードされる芝コースは、日本の馬場よりは時計のかかる仕様となっている。(合田 直弘)
昨年のドバイワールドカップデー


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