2013年3月30日土曜日

備完

http://www.nikkansports.com/race/news/p-rc-tp0-20130330-1104934.html

ジェンティルV準備完了/ドバイシーマC

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メイダン競馬場の芝コースでキャンターを行うジェンティルドンナ(撮影・國廣陽子)
メイダン競馬場の芝コースでキャンターを行うジェンティルドンナ(撮影・國廣陽子)
 【ドバイ(UAE)29日=和田美保】できることはすべてやりきった。シーマC(G1、芝2410メートル、30日=メイダン)に出走するジェンティルドンナ(牝4、石坂)がレースを翌日に控え最終調整を行った。主催者側へのリクエストも無事に通り、準備は完了した。英ブックメーカーでも断然の1番人気。あとは日本の年度代表馬の走りを世界に見せつけるだけだ。
 世界を相手に戦う準備は整った。最終調整は芝コース。軸のぶれない走り。物見をすることもなく、伸びのあるキャンターで駆け抜けた。馬場に出てもうるさいそぶりは見せない。環境に見事に適応し、女王らしい堂々としたたたずまいだ。
 遠征に備え、国内でもあらゆる準備をしてきたが、ドバイ到着後もリクエストは欠かさない。月曜日に決まった枠順(馬番)は8となったが、馬っ気のきついトレイルブレイザーが隣の7番に入った。そこで、パドックでは最後に周回できるように主催者に求めたところ、きっちりOKが出た。
 一方、岩田騎手は木曜日に芝コースを走った。それをスタンドから見ていた石坂師は「しっかり完走していましたよ(笑い)。カーブも緩いし、他の騎手にも乗った感じを聞いているようですからね」と全幅の信頼を寄せる。
 積み上げてきた成果がいよいよ発揮される。「体は量っていないが、だいたい470キロ前後ではないかと思う。いい最終調整ができたし、世界から高い評価をもらっていることは光栄。いい競馬をしたいです」。日本調教牝馬3頭目の海外G1勝ちへ視界は良好だ。
 [2013年3月30日8時51分 紙面から]

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