2012年10月13日土曜日

迷わ

http://www.nikkansports.com/race/news/p-rc-tp0-20121013-1031820.html

ジェンティル偉業確信!迷わず◎/秋華賞

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ローズSを制したジェンティルドンナが3冠へ進む
ローズSを制したジェンティルドンナが3冠へ進む
<松田直樹のG1ナオ気になる:秋華賞
 秋G1初戦のスプリンターズSを最高級の◎○△の本線で当てて好スタートを切った松田直樹は、秋華賞ジェンティルドンナの3冠を確信する。5馬身差をつけたオークスから、さらにレースの幅を広げて進化。断然の力量差で他馬の逆転を許さない。
 今年で17回目を迎える秋華賞。創設以前の86年メジロラモーヌを含め、スティルインラブ、アパパネの3頭の牝馬3冠馬が誕生した。◎ジェンティルドンナが先輩に続く偉業を達成する。この馬の力は素直に認めざるを得ない。
 これほどまでにすんなり◎が決まったG1は今までにないかもしれない。オークスで圧倒的な力差を見せて勝利を収めた時点で本命にしようと決めていた。そのオークスは世代NO・2のヴィルシーナに5馬身差をつける圧勝劇。2分23秒6の走破時計はオークスレコードを1秒7更新し、翌週に同舞台で行われたダービーの勝ち時計より0秒2も速いものだった。初夏の府中で大外後方から突き抜けた豪脚は寒気すら感じさせた。
 夏を越え、秋初戦の前走ローズSで確信はさらに深まった。後方から直線勝負で結果を出していた春2冠より競馬ぶりはさらに進化していた。桜花賞以来だった岩田騎手の手綱さばきがそれを物語る。もともと脚質に自在性はあったが、これまでの対戦で常に前で競馬をしていたヴィルシーナの、さらに前を行く積極的なレース運び。2番手からほんのわずかな合図だけで加速し、上がり3ハロン33秒2の脚を使って難なく勝利をものにした。あの騎乗はトリッキーな京都内回り2000メートルを克服するための格好の予行演習となった。控えても自分から動いても勝てるという手応えを鞍上も得たはずだ。どんな展開になろうとも思うように競馬ができる外めの枠もむしろ歓迎だろう。
 王道路線を進んできただけに、ほぼ全頭との勝負づけはすでに終わっている。未対戦の相手も数頭いるが、ここでは力が1枚足りない印象を受ける。しかもわが◎は余裕残しでの完勝だった前走のダメージも少なく、今回は上積みも見込める。今週の追い切りでは単走ながらパワフルな伸びを見せ、ムチにも鋭く反応してみせた。状態良化が確実となれば、ライバルとの力差はさらに開いている。もはや隙は見当たらない。ジェンティルドンナの3冠は確実だ。
 馬連(14)から(1)(2)(4)(8)(10)(15)(17)。
 3連単(14)-(1)(2)(4)(8)(10)(15)(17)-(1)(2)(4)(8)(10)(15)(17)。
 [2012年10月13日8時48分 紙面から]

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