http://www.nikkankeiba.co.jp/chuo/2012shuuka.html
■過去12年の優勝馬・馬柱
|
主役はもちろんジェンティルドンナ。父譲りの爆発的な末脚で桜花賞、オークスを連覇。とくにオークスはレコード&5馬身差の圧勝で、その時点で同世代に敵なしを印象づけた。ひと夏を越しての成長も確かで、前走のローズSでは、春とは違う正攻法の競馬で完勝。京都内回りの対策も万全で、もはや死角は見当たらない。メジロラモーヌ、スティルインラブ、アパパネに次ぐ史上4頭目の三冠牝馬誕生の可能性は高そうだ。
焦点は2着争い。候補の筆頭はヴィルシーナ。これまでジェンティルドンナには3連敗だが、実力は間違いなく世代トップクラス。事実、他に先着を許した牝馬はおらず、桜花賞、オークスでも2着は死守してきた。好位から長く脚を使うレーススタイルで、内回り2000mはベストに近い条件。前走を叩いた上積みも大きく、ジェンティルドンナ以外には負けられない。 昨年の覇者アヴェンチュラと同じローテーションで臨むアイムユアーズ。デビュー以来5着以下がない堅実派で、GIでも阪神JF2着、桜花賞3着、オークス4着と常に好走。前走のクイーンSでは古馬を一蹴し、確かな成長ぶりも示した。先行力があって内回りコースはピッタリ。2000mもこなせる範囲で、大崩れは考えにくい。 ハナズゴールにも注意が必要だろう。札幌記念では、古馬GI級相手に0秒3差の4着。末脚の破壊力は世代屈指で、現実にチューリップ賞ではジェンティルドンナやエピセアロームを降して優勝している。ローズSを取り消す誤算はあったが、体調さえ整えばジェンティルドンナを脅かすシーンもありうる。 これ以外では、フローラSの勝ち馬で、オークスでは1番人気に推されたミッドサマーフェア。オークス3着で、今秋大活躍のステイゴールド産駒アイスフォーリス。ローズS3着で、引き続き栗東で調整している関東馬ラスヴェンチュラス。上位勢とは未対戦で未知の魅力があるアロマティコ、ハワイアンウインド。 〔河内 剛〕
|
■過去12年の優勝馬・馬柱
0 件のコメント:
コメントを投稿