2012年10月12日金曜日

の加

http://hochi.yomiuri.co.jp/horserace/news/20121011-OHT1T00193.htm

ジェンティルドンナ牝馬3冠へ抜群の加速12秒1…秋華賞追い切り

岩田を背に開場直後の坂路でシャープな動きを見せたジェンティルドンナ(中央左)
 ◆秋華賞追い切り(11日) 牝馬3冠レースの最終戦、第17回秋華賞・G1(14日、京都・芝2000メートル)に向けて11日、桜花賞、オークスを制し、史上4頭目の“3冠牝馬”を目指すジェンティルドンナが、滋賀・栗東トレーニングセンターの坂路で追い切った。抜群の反応を披露して、ラスト200メートルが12秒1。その背中で確かな感触を得た岩田康誠騎手(38)が、勝利への決意を込めた手記をスポーツ報知に寄せた。12日に枠順が確定、馬券は13日に前日発売される。
 坂路コースのラスト200メートル。それまで、ゆったり走っていたジェンティルドンナの闘志に火がついた。岩田の仕掛けに応じると、抜群の加速でスパート。破格の伸び脚で、12秒1の好ラップを刻んだ。
 「先週、速いタイムを出し、今日はしまいを伸ばすような追い切り。まだまだ伸びそうだった。さらに良くなっているし、心身ともに明らかに成長している」と石坂調教師。12キロ増の体で出走した秋初戦のローズSの時と比べ、シルエットは引き締まって見える。
 隙はない。ローズSは、それまでの待機策ではなく2番手から運んで1馬身半差の完勝を収めた。「出していったわけではないが、あの位置でレースができた。どんな競馬でもできるし、心配な点はない」と石坂調教師。直線が短く、展開に紛れが生じやすい京都の内回りという舞台設定も、“女王”にとっては大した問題ではない。
 「クラシックを1つ取るのも大変なのに、2つも取らせてくれた。ここまできたら、何としても取りたい」。自分の走りができれば、結果はついてくる。史上4頭目の牝馬3冠制覇へ、トレーナーは力強く前を見据えた。(橋本 樹理)
 ◆調教過程 5日に栗東の坂路で行った1週前追い切りで、52秒6―38秒3―12秒9をマーク。いっぱいに追ってムチも入り、しっかり仕上げた。そのため、この日の内容はしまい重点。シャープに伸びて当然と言えるが、仕掛けた程度でラスト1ハロン12秒1はさすが。これまでの最終追い切りで最も速いタイムだ。

0 件のコメント: