2012年10月12日金曜日

上仕

http://www.sponichi.co.jp/gamble/news/2012/10/12/kiji/K20121012004312370.html

【秋華賞】3冠へ!ジェンティル“極上仕上げ”

<秋華賞>ジェンティルドンナ追い切り
<秋華賞>岩田を背に、坂路で追い切られるジェンティルドンナ
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 3冠達成へ万全仕上げだ。3歳牝馬G1の最終戦「第17回秋華賞」の最終追い切りが11日、栗東トレセンで行われ、史上4頭目の牝馬3冠を目指すジェンティルドンナが豪快な動きを披露。管理する石坂正師(61)、騎乗する岩田康誠騎手(38)からは堂々の“勝利宣言”が飛び出した。同レースは12日に枠順が確定。13日、全国の競馬場、ウインズで前日発売される。 【秋華賞

 追い切り後の共同会見。全国の競馬ファンに向けて、岩田は自信たっぷりに言い放った。「3冠牝馬誕生の瞬間を味わってください」。ライバル17頭全てが自分をマークする過酷な一戦。だが、名手が抱くジェンティルドンナへの信頼は絶対だった。

 まるで全身バネ、ド迫力の最終追いを披露した。岩田を背に悠然と坂路に登場。人馬は序盤から息ぴったりだ。一体となってスムーズにペースを上げていく。14秒7、13秒9、13秒0。滑らかに加速し、残り200メートルで鞍上が軽く仕掛けた。待ってましたとばかりに2冠馬の四肢が躍動。がっちりとウッドチップをつかみ、力任せに後方へと散らした。4F53秒7、ラスト1Fは圧巻の12秒1。岩田の言葉は、どこまでも前向きだった。

 「余裕を持って無理せず、この時計。春と比べて気持ちと体が一回り、いや、二回り成長している。休み明けのローズS(1着)より、今回の方が動けるだろう」

 全ては計算通りだ。馬場が重くなった1週前にも4F52秒6~1F12秒9と、十分に負荷をかけた。最終追いは疲れを残さないことを主眼としたが、それでも12秒1。動きを見守った石坂師も「しまいを伸ばすイメージ。追えばもっと伸びそうだった。休み明けを1回使って、やはり良くなっている」と、納得の表情を浮かべた。

 春の桜花賞、オークスで圧倒的な強さを示した2冠牝馬。順調に夏を越し、秋初戦・ローズSも2番手からあっさり抜け出して快勝。末脚勝負で結果を出した春とは、ひと味違うレース運びでトライアルを物にした。阪神外回り、直線長い東京コースで争った春2冠と異なり、今回は京都内回り。直線328メートルのトリッキーな舞台は大きなポイントだったが、前に行ける器用さを身に付けたとあれば鬼に金棒だ。石坂師が続けた。「心身ともに春より明らかに成長して、ローズSのときは、えっと思うほど落ち着きがあった。顔つきも大人になっている。どんな競馬でもできる」

 さあ、史上4頭目の牝馬3冠へ。指揮官は「競馬はやってみないと分からないが、私としては心配な点はない」と締めくくった。偉業達成へ、態勢は完璧に整った。

 ▽桜花賞VTR 岩田騎乗で好スタートを決めると、道中は中団10番手を追走。4角手前からスパートし、ラスト1Fでヴィルシーナ、アイムユアーズと横一線になっての壮絶な叩き合い。最後は半馬身抜け出して1冠制覇。

 ▽オークスVTR 騎乗停止中の岩田に代わって川田が初騎乗。後方15番手から直線仕掛けると、2着ヴィルシーナを5馬身ぶっちぎって圧
[ 2012年10月12日 06:00 ]

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