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隙なしジェンティルドンナ＝牝馬３冠成るか－競馬秋華賞

　中央競馬の３歳牝馬３冠レースの最終戦、第１７回秋華賞（ＧI）は１４日、京都競馬場の芝２０００メートルのコースで行われる。ジェンティルドンナが史上４頭目の３冠牝馬となるかが最大の焦点だ。
　ジェンティルドンナは桜花賞で直線の叩き合いを制し、オークスではレースレコードをマークして２着に５馬身差の圧勝。前哨戦のローズステークスでも好位置から押し切る強い勝ち方を見せた。自在の脚質で隙は見当たらない。
　ヴィルシーナは桜花賞、オークス、ローズステークスでいずれもジェンティルドンナの後塵（こうじん）を拝して２着。その後の調整でどこまで差を詰められるか。
　堅実な走りが持ち味のアイムユアーズは、７月のクイーンステークスで古馬を抑えて勝った。昨年の優勝馬アヴェンチュラと同じステップで挑めるのは好材料だろう。ハナズゴールはローズステークスを感冒のため回避したが、３月のチューリップ賞でジェンティルドンナを破った実績がある。とはいえ２冠馬の牙城を崩すのは簡単ではない。（2012/10/12-15:55）