2008年2月20日水曜日

参詣記録

【フェブラリーS】本格化ヴァーミリアンが主役…血統診断
 過去10年でSS系の勝ち馬は03年ゴールドアリュール、06年カネヒキリの2頭。他のGIに比べてSS系の上位入線の比率は低く、ダートだけあって、多種多様な血が活躍している。
 ダートのマイルと言えば、北米ではミスタープロスペクター系を抜きには語れない。フェブラリーSでは02年アグネスデジタル、04年アドマイヤドンの2頭が優勝し、今年はヴァーミリアンが君臨する。ポイントはマイル適性だけだろうが、これも問題ない。万能型のエルコンドルパサーが父で、母系はダイワメジャー、ダイワスカーレットの兄妹と同じ。潜在的スピードは一級品で、本格化した今なら1マイルでも心配ない。地方馬でJBCスプリントの勝ち馬フジノウェーブはミスプロからミスワキを経たブラックタイアフェアー産駒。スピードはここでも見劣らず、見せ場は作れる。
 フィールドルージュはエルコンをイスパーン賞(仏GI)で破っているクロコルージュ産駒。ブラッシンググルームの系統はクリスタルグリッターズなどを通して日本のダートでも一流馬を出している。3代母は名牝メジロラモーヌ。底力も備えており、上位争い必至。同じ父系のサクラローレル産駒ロングプライドは、母の父アジュディケーティングがダート適性を後押ししているが、GIでは2000メートルぐらいほしい。
 タイムパラドックスに代表されるように、近年のブライアンズタイム産駒はダート向きにシフトチェンジ。ワイルドワンダー、ドラゴンファイヤーはともにGIで好勝負できる能力の持ち主で、距離適性では前者が上回る。皐月賞馬ヴィクトリーも予想以上にダート適性を秘めている可能性がある。
 父内国産のメイショウトウコン、ブルーコンコルドはタフで安定しているタイプ。展開などの助けが必要だが、大崩れはしないはずだ。
 SS産駒では北米リーディングサイアーのアリダーを母の父に持つクワイエットデイが一番手。

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