2008年2月24日日曜日

サンスポ記録

【フェブラリーS】ヴァーミリアン、国内6連勝でさあドバイだ
 〔本紙の狙い〕ヴァーミリアンを本命に推す。川崎記念は右飛節炎で取り消したが、症状は軽く、すぐに運動を再開できた。2週連続で坂路4ハロン52秒台をマークしており、状態面に不安は感じられない。昨秋のJCダートは2分6秒7のレコードで圧勝。通過ラップから判断して、マイル戦でもヒケをとらないスピードがあることは証明済みだ。国内6連勝を飾って、ドバイワールドCへ向かう。フィールドルージュが相手。JCダート2着後、重賞を連勝。充実著しい。東京のマイル向きのワイルドワンダーが▲。
第25回フェブラリーS 確定枠順へ
★最新ナマ情報
 《東京競馬場》前日輸送の関西馬9頭のうち、(10)ブルーコンコルドが午前11時40分過ぎに到着。「前回から4~6キロくらい太め。でも、それでちょうどいい。2週前と今週の動きを比べると、格段に良くなっている。脚の回転がかなり軽やかになった」と山本厩務員。他の関西馬は、午後2時30分過ぎから続々と到着。
 (4)フィールドルージュは「状態はいい。目立って変わったところはないけど安定感が出てきた」と中西調教厩務員。ピカピカの馬体が調子の良さを物語っていた。(15)ヴァーミリアンも同じ頃に到着。久保調教助手は「筋肉が必要なところにきっちりついて、これぞダート馬という体になった。前回とは馬が全然違う。カイバを食べている時の目つきも違うしな」と自信ありげ。
 (9)メイショウトウコンは落ち着き十分。「切れ味を求めて強めの調教をした。仕上がりは万全」と林調教厩務員。(8)ロングプライドは「東京も3回目で慣れている。ゲートがあまりうまくないから出たとこ勝負だけど」と松尾調教助手。(11)ヴィクトリーは「気性的にもスタートを決めて前に行くと思う。挑戦者の気持ちで」と竹中調教助手。
 (12)リミットレスビッドは「枠はまずまず。ただ、ベストは1400メートルだし…」と寺崎調教助手。(6)メイショウバトラーは「年齢を感じさせないほど元気。あまり行きすぎないように」と戸谷調教助手。(5)クワイエットデイは「雪で調教が軽くなって、それが良かったのか元気いっぱい」と和田調教助手。
 前日に東京に到着した(14)デアリングハートは、午前6時にダートコースをキャンターで1周。「軽い走りをしていたね。ここまでしっかり乗り込んできたし順調」と藤原調教助手。同じく前日入りの(2)ノボトゥルーは「さらに体調アップ。これで引退なのでがんばってほしい」と日迫調教助手。
 《美浦》久保田厩舎の2騎は、午前4時の開門と同時に坂路を駆け上がった。根岸Sを快勝した(16)ワイルドワンダーは久保田調教師自ら手綱を握り、4ハロン64秒5をマーク。間に1頭挟んで(7)ドラゴンファイヤーが続き、4ハロン68秒5。「2頭とも落ち着いていい状態。ワイルドは風格が出て言うことなしだね。以前とは違って(掛からないから)外枠でも大丈夫。前走も強い内容だった」とトレーナーはGI初制覇に手応えをつかんでいる。ドラゴンに騎乗した尾形調教助手も「いいですよ。競馬がしやすい枠順だし、府中のマイルで楽しみ」とこちらも好感触。
 《大井競馬場》(1)フジノウェーブは「やるだけのことはやったし、悔いのない仕上がり」と高橋三調教師。(13)ビッググラスは「前走より絞れてきた」と吉田厩務員。
 《川崎競馬場》(3)アンパサンドは「叩き3戦目で一番走れる状態」と遠野厩務員。
★東京競馬場の馬場と天気
 土曜は午後から風が強まり、急激に気温も低下。向かい風をまともに受けた馬には走りづらい1日だった。24日も降雨の心配はなく、ダートは依然、乾燥した状態。フェブラリーSの予想Vタイムは1分35秒前後になりそうだ。24日の予報は晴れ時々曇り。◎降水確率は午前、午後ともに0%。
◆後藤浩輝騎手
「ダートは蹄がサクッと入る感じでちょうどいい」

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