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□ジェンティルドンナが出走のドバイシーマクラシック展望(2013/03/22)
ジェンティルドンナ(牝4、栗東・石坂正厩舎)が出走を予定しているG1ドバイシーマクラシック(メイダン競馬場、芝2410m)が3月30日(土)に迫りました。
メイダン競馬場の芝コースは左回り1周2400m(直線450m)の平坦コース。凱旋門賞のロンシャン競馬場や“キングジョージ”のアスコット競馬場などと比べれば日本のコース形態に近く、日本の馬も対応しやすい競馬場といえます。もちろんスピードもパワーもあるジェンティルドンナであれば難なくこなしてくれるはずです。
最大のライバルはアイルランドのセイントニコラスアベイ(牡6、父モンジュー、愛A.オブライエン厩舎)でしょう。すでに米G1BCターフ優勝や英G1コロネーションC(芝12f)連覇など2400m路線での実績は十分。しかも昨年のこのレースでは現役欧州最強馬シリュスデゼーグルをクビ差まで追い詰めて2着に入っており、コース適性の高さも示しています。
フランスのデュナデン(牡7、父ニコバー、仏M.デルザングル厩舎)とシャレータ(牝5、父シンダー、A.ドゥロワイエデュプレ厩舎)の2頭も侮れません。デュナデンは豪G1メルボルンC(芝3200m)、G1香港ヴァーズ(芝2400m)、豪G1コーフィールドC(芝2400m)と仏国外でG1に3勝。遠征競馬での実績が豊富です。
シャレータは英G1ヨークシャーオークス(芝12f)と仏G1ヴェルメーユ賞(芝2400m)の勝ち馬。一昨年の仏G1凱旋門賞ではデインドリームの2着に入っています。ここ2走は仏G1凱旋門賞9着、米G1BCターフ5着と精彩を欠いていますが、前者は不良馬場、後者はシーズン末で本調子を欠いたようです。本来の力を発揮できれば上位争いも可能な実力の持ち主です。
日本のトレイルブレイザー(牡6、栗東・池江泰寿厩舎)も巻き返して来るはずです。3月9日のG1マクトゥームチャレンジラウンドⅢでは10着に終わりましたがこれはオールウェザーが合わなかったためでしょう。芝に戻れば一変しておかしくありません。昨年の米G1BCターフではセイントニコラスアベイ(3着)には1馬身差をつけられましたが、シャレータ(5着)には先着(4着)した実績があります。
そのほかでは昨年9月に独G1ヨーロッパ賞(芝2400m)を勝ったドイツのジローラモ(牡4、父ダイジン、独P.シールゲン厩舎)、昨年のG1凱旋門賞3着馬で地元ゴドルフィンのマスターストローク(牡4、父モンズーン、首マームード・アル・ザルーニ厩舎)なども出走を予定しています。
好メンバーが揃った今年のドバイシーマクラシックですが、ジェンティルドンナの国際レーティング122ポンドは、牝馬アローワンス(4ポンド)を考慮すれば126ポンドとなって、出走予定メンバーの中では最も高い数値です(2位はセイントニコラスアベイの123ポンド)。優勝に最も近い存在であることは間違いありません。ドバイから吉報が届くことを期待しましょう。
なお、発走時刻は現地時間3月30日の21時20分、日本時間では3月31日(日)深夜2時20分の予定です。
記:秋山響(サラブレッド血統センター)
なお、レースの模様はグリーンチャンネルで「2013ドバイワールドカップデー中継」として、ライブ放送される予定です。応援のほどをお願いいたします。
放送日時:3月30日(土)23:00~27:00
メイダン競馬場の芝コースは左回り1周2400m(直線450m)の平坦コース。凱旋門賞のロンシャン競馬場や“キングジョージ”のアスコット競馬場などと比べれば日本のコース形態に近く、日本の馬も対応しやすい競馬場といえます。もちろんスピードもパワーもあるジェンティルドンナであれば難なくこなしてくれるはずです。
最大のライバルはアイルランドのセイントニコラスアベイ(牡6、父モンジュー、愛A.オブライエン厩舎)でしょう。すでに米G1BCターフ優勝や英G1コロネーションC(芝12f)連覇など2400m路線での実績は十分。しかも昨年のこのレースでは現役欧州最強馬シリュスデゼーグルをクビ差まで追い詰めて2着に入っており、コース適性の高さも示しています。
フランスのデュナデン(牡7、父ニコバー、仏M.デルザングル厩舎)とシャレータ(牝5、父シンダー、A.ドゥロワイエデュプレ厩舎)の2頭も侮れません。デュナデンは豪G1メルボルンC(芝3200m)、G1香港ヴァーズ(芝2400m)、豪G1コーフィールドC(芝2400m)と仏国外でG1に3勝。遠征競馬での実績が豊富です。
シャレータは英G1ヨークシャーオークス(芝12f)と仏G1ヴェルメーユ賞(芝2400m)の勝ち馬。一昨年の仏G1凱旋門賞ではデインドリームの2着に入っています。ここ2走は仏G1凱旋門賞9着、米G1BCターフ5着と精彩を欠いていますが、前者は不良馬場、後者はシーズン末で本調子を欠いたようです。本来の力を発揮できれば上位争いも可能な実力の持ち主です。
日本のトレイルブレイザー(牡6、栗東・池江泰寿厩舎)も巻き返して来るはずです。3月9日のG1マクトゥームチャレンジラウンドⅢでは10着に終わりましたがこれはオールウェザーが合わなかったためでしょう。芝に戻れば一変しておかしくありません。昨年の米G1BCターフではセイントニコラスアベイ(3着)には1馬身差をつけられましたが、シャレータ(5着)には先着(4着)した実績があります。
そのほかでは昨年9月に独G1ヨーロッパ賞(芝2400m)を勝ったドイツのジローラモ(牡4、父ダイジン、独P.シールゲン厩舎)、昨年のG1凱旋門賞3着馬で地元ゴドルフィンのマスターストローク(牡4、父モンズーン、首マームード・アル・ザルーニ厩舎)なども出走を予定しています。
好メンバーが揃った今年のドバイシーマクラシックですが、ジェンティルドンナの国際レーティング122ポンドは、牝馬アローワンス(4ポンド)を考慮すれば126ポンドとなって、出走予定メンバーの中では最も高い数値です(2位はセイントニコラスアベイの123ポンド)。優勝に最も近い存在であることは間違いありません。ドバイから吉報が届くことを期待しましょう。
なお、発走時刻は現地時間3月30日の21時20分、日本時間では3月31日(日)深夜2時20分の予定です。
記:秋山響(サラブレッド血統センター)
なお、レースの模様はグリーンチャンネルで「2013ドバイワールドカップデー中継」として、ライブ放送される予定です。応援のほどをお願いいたします。
放送日時:3月30日(土)23:00~27:00
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