http://www.nikkansports.com/race/news/p-rc-tp0-20121013-1031828.html
ジェンティルに自在性!首位不動/秋華賞
<堀内泰夫のこれだ:秋華賞>
史上4頭目の牝馬3冠を目指すジェンティルドンナで首位は不動、2着争いが焦点の一戦とみる。2着に5馬身差をつけて2分23秒6のレースレコードで圧勝したオークスが示す通り、同世代の牝馬では文句なしに力が抜けている。2冠達成後に「ひと夏を無事に越しさえすれば3冠は間違いなし」と確信したファンも多いはずだ。
記録的な猛暑を無事に乗り越えて、秋初戦のローズSにはプラス12キロの絶好の馬体で臨んだ。春から見ると体つきがしっかりして、確実に成長の跡がうかがえた。レースはスタートを出して行き、道中は好位2番手を追走。直線では楽に抜け出して見事1番人気に応えてみせた。
京都の内回り2000メートル戦は、器用な立ち回りが要求される難コースとして知られている。ましてや多頭数立ての競馬では差し、追い込み馬の場合、インで詰まって脚を余して負けることも多々ある。それだけにこれまでとは一変した先行策で結果を出せたのは大きい。自在の立ち回りが可能となった今、不安材料は皆無といっていい。
秋2戦目で状態の方も一段と上向いてきた。本紙調教評価でトップの96点を獲得したように、今週の坂路の動きは申し分なかった。馬体がキリッと引き締まり毛づやもピカピカ。今がまさにピークといえる仕上がりだ。手綱を取る岩田は今年既にG1・4勝と、ここ一番では最も頼りになるジョッキー。名手のリードで、3冠へのVロードを一気に駆け抜ける。
馬連(14)から(17)(1)(4)(10)(12)(15)。
[2012年10月13日8時48分 紙面から]
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