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【有馬記念】ジェンティルドンナ、併せ馬で攻めた!
2014年12月25日6時0分 スポーツ報知
◆有馬記念追い切り(24日)
有馬記念でラストランを迎えるジェンティルドンナが、栗東の坂路で意欲的なメニューをこなした。単走ではなく、併せ馬を選択し、1馬身先着を果たした。
最後は攻めた。これがラストランとなるジェンティルドンナは、生涯最後の追い切りに栗東坂路での併せ馬を選択。2年前のオークス以降、今年の宝塚記念以外は全て単走で直前の追い切りを行ってきたが、後のない仕上げで気合をみなぎらせた。
カーマイン(6歳1000万)を1馬身ほど追走。ラスト1ハロンで並ぶとあっさりかわして、1馬身リードでフィニッシュ。開場5分後で荒れて滑る馬場に手こずったが、54秒5―13秒3のタイムできっちりと先着を果たした。
「軽く気合をつけるため」。石坂調教師が先週から決めていた併せ馬の意図を明かした。「3回目だし、これくらいで十分かな」と納得の表情を見せれば、調教役の井上助手も「抜け出してフワッとしたので肩ムチを入れた。前走から体調に変動はないと思う」と好調キープを伝えた。
ジャパンCで4着に敗れ、3連覇が夢と散った直後に決めたグランプリ参戦。「十分に頑張ってくれているが、このまま終わるには悔いが残る。あと1回、見ていただきたいと思った」。石坂調教師の決断が豪華メンバーにさらなる彩りを添えた。
ジャパンC連覇に、ドバイ・シーマクラシック制覇。2400メートルの国際G1を3年連続で制した名牝が、ついにターフに別れを告げる。「日本の宝。そして、世界の宝。いい競馬をして(牧場に)返さないといけない。精いっぱい走れる状態に仕上げました。最後の走りを見てやってください」。ファン投票2位に支持してくれたファンへ、石坂調教師はこん身の仕上げで送り出す。陣営の思いを乗せた現役最強牝馬が師走のグランプリを走り抜く。(橋本 樹理)
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