http://mizukami-manabu.cocolog-nifty.com/blog/2014/12/post-45cb.html
2014年12月29日 (月)
有馬記念終了
現在28日23時。とりあえず2014年の中央競馬でいろいろ格闘してきた皆さん、ひとまずお疲れさまでした。東京大賞典があるという方はもうひと頑張りしてください。
まあ28日まで競馬があると本当にキツい(笑)。
それにしても有馬記念、まさかまさかのジェンティルドンナ勝利とは・・・。結果を分かってからでも買えない。諦めはつく。完敗、脱帽。
負け惜しみではないけれど、もやっとしたことが2つ。
まずは、いくらスローでもグッドラックHより1秒5も遅いのはさすがにマズいでしょ。前半スローでも後半に入っても何にも動いて行かないんだから、見ててスリルも興奮も全くなし。
ちなみに過去30年さかのぼって、良馬場時の遅い方から3番目。ただワーストがグラスワンダーの2回目の99年、ブービーがオルフェーヴルの1回目の2011年だから、単に遅いから凡戦というものでもないのだけど、ただ99年はラストからの7Fに13秒台のラップはゼロ(前半が超ウルトラスローだった分、後半は息もつかせぬ展開になった)、また11年はラスト5Fに12秒0を超えたラップが1回もない。
今年はテンの900m通過が11年とほぼ同じ。そこから2F区間の緩みは確かに11年の方やや大きかったことがあるとはいえ、ラスト5Fが2011年が57秒9に対し今年は59秒3だった。
まあ細かいラップなんてものにはあまり関心がないので門外漢のいうことは脇に置くとして、とにかく敢闘精神に欠けるレースだったのは否めないと思う。普通に乗っていたらエピファネイアが勝っていたんじゃないのか?それでも馬券はハズレだけど(笑)。
もう1つは、これはあくまで情緒的なことなので押しつけるつもりはないけど、引退する馬が有馬記念を勝つというのはどうも勝ち逃げというか、来年へ向けてのストーリーが切れてしまうので、個人的にはどうも歓迎できない。確実に来年の競馬において、有馬記念馬というものが1頭分存在しなくなるわけで、大看板が1枚欠けることにもなる。やはり負けて、キチンと禅譲して引退というのが健全な?ストーリーだと思うのだが・・・。
ただ、一般へのアピールが一番強いレースにおいて、女性にとって感情移入し易いスターが勝つというのは、ライトファンの関心を惹くという意味では、最も都合のよい結果だったのかもしれない。
ドスローになったり、前がポッカリ空いたりと、運を味方につけるのも名馬の条件。ジェンティルドンナを強いとは思ったことはオークスと1回目のJC以外ほとんどなく、実に扱いづらい馬だった(指数派の人たちもいつも全く評価してなかったし)が、言うなれば目に表れない部分の勝負強さを持った、「不思議な女傑」だった。あくまで字面の実績だけ並べれば、これが日本競馬最強牝馬ということになってしまうんだろうねえ・・・。まあこういうこと書くと、また巨大掲示板やらツイッターやらでここぞとばかりに湧いて来る人たちが出てくるんだろうけど(苦笑)。
土曜日曜の競馬のもろもろは改めて。なお突然?来場した長嶋さんとジェンティルドンナ、誕生日が一緒だったとは・・・。
| 固定リンク
0 件のコメント:
コメントを投稿