2014年12月29日月曜日

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141229-00000021-tospoweb-horse
http://www.tokyo-sports.co.jp/race/horse/350840/

【有馬記念】ジェンティルドンナ まさに生涯成績が凝縮されたような勝利だった

東スポWeb 12月29日(月)13時0分配信
 2104年を総括する暮れの大一番・第59回GI「有馬記念」(28日、中山芝内2500メートル)は戸崎圭騎乗の4番人気ジェンティルドンナ(牝5)が好位追走から直線で力強く抜け出して優勝。勝ち時計は2分35秒3で、自身にとってGI・7勝目(重賞9勝)を有終の美で飾った。

 このレースをピンポイントでとらえた圧巻の強さというより、ジェンティルドンナの生涯成績が凝縮されたような勝利だった。引退レースでのV。さきがけだった2003年シンボリクリスエスに始まり、06年ディープインパクト、そして昨年のオルフェーヴルと前例は複数あったとはいえ、秋3戦目で下降気味の成績(天皇賞・秋=2着→JC=4着)で迎えたラストランは、無敵の強さを誇ってその時を迎えた前記3頭(いずれも圧倒的1番人気)とは明らかに違った。

 運が味方した。有馬史上初めて、木曜(25日)に行われた公開枠順抽選では、ヤンキースの田中将大投手が最初にジェンティルドンナの指名順位を引き当て、陣営は迷わず2枠4番を指名。この日も抜群のスタートを決めると無理なく好位で流れに乗り、1週目のホームストレッチを3番手で気分良さそうに走った。

「先行する形で思い通りの位置が取れた。前に壁が作れず少し気負っていたが、我慢していいリズムで走れた」と戸崎圭。

 2週目4角で先頭に立ったエピファネイアを残り100メートル付近で競り落とすと、2着トゥザワールド、3着ゴールドシップらの追撃を力で抑え込んだ。

「(後続の)足音は聞えていたが、頑張ってくれという気持ちだけだった。しぶとくて根性のある馬。本当に良く我慢してくれた」と同騎手。
 自身にとって今年の146勝目。リーディングはすでに決まっていたが、GIは今年初だっただけに「GIを勝てずに内容が薄いと思っていた。馬に助けられたし、これで箔(はく)がついた」と安堵の言葉も漏れた。

「良馬場、枠順、騎手と勝つための条件は全てそろっていた。これで今日勝てなかったら馬の力だと思っていたが、私は全然勝てると思っていた。秋2戦を振り返ってジェンティルドンアはこんなものじゃないと思い続けた気持ちが通った。新馬戦からすごい競馬をして、ああいう強さをまだ持ち続けてくれていた」と石坂調教師。

 ジェンティルドンナと過ごした3年強の時間を振り返り「改めてすごい馬。故郷でも大歓迎を受けるが、無事に帰すことができて今はホッとしている」とようやく肩の荷が降りた。

 海外(ドバイシーマC)を含むとはいえGI・7勝はシンボリルドルフ、ディープインパクトらと並んで最多。通算獲得賞金でもオルフェーヴルを抜き、テイエムオペラオーに次ぐ2位となった希代の名牝は、その夢の続きを子供たちに託す。馬名はイタリア語で貴婦人の意味。第2章はこれから始まる。

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