http://race.sanspo.com/keiba/news/20141229/etc14122903410001-n1.html
【有馬記念ドキュメント】西島記者、感謝の“ラストラン”
中山競馬場では、ジェンティルドンナが有終の美を飾った。これを違った意味で涙ながらに見届けた記者がいた。有馬記念をライブで見続けて50年、サンスポ競馬記者ひと筋47年の西島大和記者(70)が、この有馬記念を最後に職を離れる。
「有馬記念が終わったら色々な人から電話をもらったよ。やっぱり感慨深いよな」
“西さん”と後輩から慕われたベテラン記者はこの日、息子の和央(かずお)さん(41)=会社員=を競馬場に招待していた。隣同士の席に座って、愛用のボロボロに使いこなされた双眼鏡を握りしめ、西さんは最後の有馬記念の◎エピファネイアを応援した。結果は5着に敗れたが、息子は「父さん、やっぱり競馬場で見る競馬はいいね」とうれしそうに話した。
「予想は外れたけど、やっぱり競馬はいいな。47年も仕事ができたことにも感謝している」
西さんはジェンティルドンナの引退式を記者席から見下ろしながら、そうつぶやいた。本当に長い間、ご苦労様でした。
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