2013年11月19日火曜日

有力

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2013.11.18 17:21

【ジャパンC】ムーア騎乗のジェンティル最有力(1/3ページ)

昨年の覇者ジェンティルドンナはGI実績、コース実績とも抜群。最有力候補であることは間違いない
昨年の覇者ジェンティルドンナはGI実績、コース実績とも抜群。最有力候補であることは間違いない【拡大】
 今週の東京メーンはダービー&有馬記念と並ぶ競馬の祭典、GIジャパンカップだ。1着賞金は国内最高額の2億5000万円。海外の強豪を招き、芝2400メートルで覇を競う。今年は最終レース(発走15時55分)で行われるため、2013年の東京開催としても最後の一戦だ。
 昨年の覇者ジェンティルドンナ(栗東・石坂正厩舎、牝4歳)は、圧勝した昨年のGIオークスと合わせ、東京・芝2400メートルは2戦2勝と抜群のコース実績。昨年の勢いこそないものの、ドバイシーマクラシック2着、宝塚記念3着、天皇賞・秋2着と、GIで常に力を示している。新コンビを組む英国の名手ライアン・ムーア騎手は13日の1週前追い切りで感触を確認。最有力候補であり、連覇も有望だ。
 ジェンティルドンナと同じくGI4勝を誇るゴールドシップ(栗東・須貝尚介厩舎、牡4歳)は、秋初戦のGII京都大賞典でまさかの5着。ムラ駆けの面がある。今回と同じ舞台だった昨年のダービーでは5着に敗れているが、豪華メンバーが集結した今春のGI宝塚記念で圧勝しているように、力を出し切れば逆転は可能だろう。ジャスタウェイ、アスカクリチャンと重賞を制している須貝厩舎の勢いも後押しする。
 エイシンフラッシュ(栗東・藤原英昭厩舎、牡6歳)は、GII毎日王冠1着、GI天皇賞・秋3着と安定。今シーズンは、課題とされてきた道中の速い流れへの対応ができており、6歳にして完成の域に入った印象がある。GI日本ダービーを制したのがこの東京2400メートル。3度目のGI制覇も十分に考えられる。
 外国招待馬3頭は、いずれも輸送経験豊富な個性派だ。
 左回りの芝2400メートルのGIカナディアン国際Sを3度制しているジョシュアツリー(英国=E.ダンロップ厩舎、牡6歳)は、2010年のジャパンCに参戦して10着だったが、当時よりも力をつけており侮れない。スノーフェアリーでエリザベス女王杯を連覇するなど知日派のダンロップ調教師が改めて送り込んできたことも見逃せない材料だ。
 シメノン(アイルランド=W.マリンズ厩舎、セン6歳)は相手なりに走る堅実派。スピード決着に不安は残るが、大崩れしない点は強みとなる。日本のファイヤー(栗東・本田優厩舎、牡5歳)との、「障害レース経験馬対決」も見どころのひとつだろう。
 外国馬の中で最も可能性がありそうなのはドゥーナデン(フランス=M.デルザングル厩舎、牡7歳)か。豪州と香港のGIで計3勝しており、軽視は禁物だ。一昨年のメルボルンCでは強豪レッドカドーを下してのV。7歳を迎えた今期もサンクルー大賞典でノヴェリストの2着に好走するなど衰えは感じられない。シャラナヤ(09年エリザベス女王杯4着)で来日経験のあるデルザングル調教師が、フランス馬でありながら凱旋門賞を無視してジャパンCをターゲットにしてきた経緯があるだけに、注意が必要だろう。

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