予想に反してエイシンフラッシュが逃げる展開だったが、前半62秒4と予想通りのスローの流れ。どの馬もスローでも折り合う中、ジェンティルドンナは前半から行きたがる。しかしそこはムーア騎手が強引に抑え込んで好位から競馬。向正面ではうまく前に壁を作り、どうにか折り合うと直線では迷わず内を突く。着差はわずかだが、最後は力でねじ伏せる強い競馬。さすがに世界の名手の手綱さばきは素晴らしかった、史上初のジャパンカップ連覇はお見事としか言いようがない。
デニムアンドルビーは、中1週の強行軍ではあったが、パドックを見る限り捌きは柔らかく、前走同様に状態の良さが目立っていた。道中は後方からの追走で手応えも抜群。直線では浜中騎手が敢えて馬群に突っ込み、そこから前が開くと矢のように伸びて、鼻差まで追い詰めた。53キロの恩恵もあったが、東京コースは合うし、やはり能力は高い。
ゴールドシップは、いつも通り最後方からの競馬だったが、いざ追い出すと反応が鈍く、見せ場さえなかった。もしかすると状態がひと息だったのかもしれない。
(西土居)
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