2013年11月25日月曜日

刻む

http://sankei.jp.msn.com/sports/news/131124/rac13112418570001-n1.htm

「強い馬、証明できた」ジェンティル、名手に導かれ歴史刻む

2013.11.24 18:53
第33回ジャパンカップで優勝し、史上初の連覇を達成したジェンティルドンナ(7)=東京競馬場
第33回ジャパンカップで優勝し、史上初の連覇を達成したジェンティルドンナ(7)=東京競馬場
 昨年の年度代表馬も、今年は3戦(海外含む)して未勝利。「今年は勝つことを意識してやっていた」(石坂調教師)という陣営にとっては誤算だ。2着に敗れた天皇賞・秋を機に、デビュー4戦目から手綱を取る岩田騎手に替わり、連覇の懸かるジャパンカップは世界の名手ムーア騎手で挑むことを決断した。
 2000年にデビューした30歳の英国人は、英国で最多勝利騎手に3度輝き、10年には世界最高峰レース凱旋(がいせん)門賞を制している。「非常に才能あふれる馬」と評価するジェンティルドンナの調教に乗り、馬を手の内に入れようと「いろんなビデオを見た」という。
 その成果を本番で発揮した。1000メートル62秒4というスローペースに一時馬が入れ込んだが、「馬の間に挟む」ことで無駄な力を使うことなく落ち着かせた。それがなければ、いち早く抜け出した最後の直線で、ジェンティルドンナよりも0秒7速い末脚で追撃してきたデニムアンドルビーをハナ差かわす余力を残せなかったはずだ。「強い馬と証明できた」と安堵の表情を浮かべた。
 史上初の連覇達成で獲得賞金はブエナビスタ、ウオッカの歴史的名牝に次ぐ歴代3位(約10億3075万円)に。「このレースを勝ったので予定通り一服し、来春から大きなレースを使っていく」と石坂調教師。今年2着だったドバイシーマクラシックの雪辱が始動となりそうだ。(松本恵司)

このニュースの写真

ジャパンカップ、1着は7番ジェンティルドンナ(奥・青帽)
ジャパンカップ、1着はジェンティルドンナ(7番)
第33回ジャパンカップで優勝しファンの声援応えるジェンティルドンナ騎乗のムーア(撮影・小倉元司)

0 件のコメント: