2013年11月25日月曜日

復権

http://race.sanspo.com/keiba/news/20131125/ope13112505090011-n1.html?isBack=1
http://race.sanspo.com/keiba/news/20131125/ope13112505090011-n2.html
http://race.sanspo.com/keiba/news/20131125/ope13112505090011-n3.html
2013.11.25 05:08

【ジャパンC】史上初連覇!ジェンティル復権(1/3ページ)

史上初の連覇 ジェンティルドンナ(中央)はデニムアンドルビー(左端)の猛追をハナ差おさえてゴール。史上初のジャパンC連覇を達成した(代表撮影)
史上初の連覇 ジェンティルドンナ(中央)はデニムアンドルビー(左端)の猛追をハナ差おさえてゴール。史上初のジャパンC連覇を達成した(代表撮影)【拡大】
 第33回ジャパンカップ(24日、東京11R、GI、3歳上オープン国際(指)、定量、芝2400メートル、1着本賞金2億5000万円=出走17頭)ライアン・ムーア騎乗で1番人気に推されたジェンティルドンナが、好位追走から早めに抜け出す横綱相撲で史上初の連覇を達成した。タイム2分26秒1(良)。今年3戦未勝利と苦しんでいた昨年の年度代表馬は、世界的な名手を鞍上に迎えて復権。このあとは有馬記念(12月22日、中山、GI、芝2500メートル)を含めて未定だが、来年は今年2着に敗れたドバイシーマクラシックに挑戦することが濃厚だ。2番人気のゴールドシップは15着と大敗した。
 沈みゆく夕日に向かって、ジェンティルドンナが必死に駆けた。迫り来るデニムアンドルビーの蹄音が大きくなる。しかし、それすら推進力に変えられるのが女帝の底力だ。昨年に続くハナ差で史上初の連覇を達成し、輝きを取り戻した。
 「彼女の力だけを信じて乗った。想定よりも位置取りが前になって、直線も早く先頭に立ったけど、最後は彼女がすごくがんばってくれた」
 完璧にエスコートしたムーア騎手は、静かに喜びをかみしめた。
 逃げ馬不在で押し出される形になったエイシンフラッシュが逃げる、まさかの展開。スローペースで進む中、好位で折り合いをつけた。最後の直線で前があくと、一気に加速。残り400メートルで早々と先頭に立つ。猛追する後続馬たちに最後まで先頭を譲らず、約24センチの攻防を制した。
 今回も序盤に力む場面があったが、ムーアは「スローになってからハミを取るところがあったので、馬の間に入れて落ち着かせた。それでも行きたがったので、無理に抑えずに馬の走りたいように走らせた」と振り返る。英国の名手の巧みな操縦が光った。
 そんな頼もしいジョッキーに手綱を託す決断を下したのは、石坂調教師だった。今年に入り、3連敗。主戦の岩田騎手と馬のリズムがかみ合っていないと判断し、天皇賞・秋2着後、オーナーサイドに乗り替わりを進言した。さらにレース前には「人馬のリラックスがあれば、それでOKだ」と、鞍上に助言。勝負手が“吉”と出た。
 また、今年初めて休み明けを使って、中3週で臨んだのも大きかった。日迫助手が「ドバイ(シーマC2着)で負けた翌日に馬がよくなっていて、もう1回レースをすれば勝てると思ったくらい」と証言するほどの叩き良化型。苦境にあっても女傑の底力を信じた陣営の思いが実を結んだ。
 「きょう勝ったので(有馬記念は)使わないと思います。プランを練っているところですが、またドバイに行くことになるだろうと思います」
 今後は未定だが、石坂調教師はドバイ再挑戦への思いを明かした。復権したジェンティルドンナが紡ぐ夢は、まだまだ大きく広がっていく。(川端亮平)

0 件のコメント: