１）

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2013年11月24日(日)更新

東京11Ｒ ジャパンＣ（G１）

昨日の１０００万＝２０００が２分００秒２。ＯＰ＝１６００が１分３３秒２。いつもより刈り込みが甘く、時計は「ＧⅠ仕様」の割にかかっている。手薄なメンバー故、外国勢に対する備えを怠ったのか。高速決着は望みにくい。

といってジェンティルドンナ◎が覆るほどじゃない。だいいちジェンティルは切れ一辺倒でもない。パワー兼備。牝馬であって牝馬でない。そのうえエピファネイア、キズナの３歳勢不在となれば、素直に現役最強に託したい。

そもそも最強馬の秋スタートは天皇賞。ここまで遅らせなければ最後の有馬までもたなくなる。そんな最強馬のスタートを切れたのは他にナカヤマナイト一頭。ただコチラは新潟大賞典にぶつけるような馬。単に立ち遅れだろう。

その点、ジェンティルは勝つことだけに拘れば女王杯の選択肢もあったはず。それが秋天スタート。やはり秋の三冠（ボーナス２億円）に夢馳せたのだろう。実際、今秋は早めに入厩、厩舎で土台から造られた。それが手もなくジャスタウェイに４馬身差。乗り替りの大元もここにある。天皇賞がトライアルでありトライアルではなかったのだ。

こうなれば最後の有馬は未定も未定。全力で得意の東京を獲りに行かねばなるまい。で、掛かり癖のあるジェンティルを折り合わせるとなると鞍上も限られる。選択肢はムーアしかなかったのだろう。ともあれ折り合えば突き抜ける。

　タイム降下でもっとも前進を見込めるのがルルーシュ。[４.２.１.０]の戦績通りジェンティルに負けない東京巧者。底が割れていない以上に可能性を感じさせる馬。一方、問題もある。速い馬場への対応。好例がダービー同日の目黒記念（２着）、強襲ムスカテールにあえなく屈した。最大の敵が「ＧⅠ仕様」の馬場であった。が、どうやら今年はその心配がない。ひょっとすると大逆転がある。