ンナ

http://www.keiba7.net/login/contents.html?cid=1590

ジェンティルドンナ
日曜東京11Ｒ：ジャパンＣ

生産：ノーザンファーム／馬主：サンデーＲ／調教師：石坂　正

社台グループが一番勝ちたいレース、ジャパンＣ。今年はグループ生産馬７頭が出走するが、最も力が入っているのはもちろん連覇を狙うあの馬である。

ディフェンディングチャンピオンのジェンティルドンナ。昨年は凱旋門賞帰りのオルフェーヴルをハナ差交わしての勝利であった。同馬とオルフェーヴルは同じ勝負服だが、生産牧場が異なる。このためグループ内ではかなりのライバル意識があったようだが、同馬の勝利でサンデーＲによるジャパンＣ３連覇だけでなく、ノーザンファームとしてのジャパンＣ３連覇を果たす事になった。このあたりは３歳牝馬三冠の後にエリザベス女王杯ではなく、あえてこのレースに進めた牧場側の戦略勝利であった。

とはいえ今年の同馬はドバイ②着、宝塚記念③着、天皇賞・秋②着でまだ未勝利。連勝が止まった牝馬にありがちなスランプに陥っているといえる。

だがそんな時でも流れを変えるようと努力をするのがノーザンファームの凄いところだろう。主戦だった岩田騎手を降板させ、鞍上を短期免許のムーア騎手にスイッチしたのである。もちろんこれがプラスに出るのか、マイナスに出るのかはわからない。あとは昨年３歳牝馬だった昨年と異なり斤量の有利さが薄れた点がどうなるか。また今年３走で勝ち切れなかったのはすべて休み明けだったからという意見があるが、その真偽が明らかとなる。例年ほどの勢いがないものの、ここで戦略力を見せてくれるだろうか。