2013年11月24日日曜日

教訓

【ジャパンC】ジェンティル秋天2着から得た教訓 | 東スポWeb – 東京スポーツ新聞社 <!--
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"東スポWeb" 2013年11月24日 (日)


  • 【ジャパンC】ジェンティル秋天2着から得た教訓
2013年11月24日 08時30分


【ジャパンC連載:ジェンティルドンナ進撃の貴婦人(5)】

 時計の針を“秋天ウイーク”まで戻す。

 当時は台風が週末に関東地方に上陸する恐れがあり、東京競馬場に出走予定の関西馬は通常より1日早い、金曜移動を余儀なくされた。もちろん天皇賞出走のジェンティルドンナも例外ではなく、出発日の金曜朝に栗東坂路で4ハロン71・8秒と軽い調教を消化した後、あわただしく馬運車に乗っている。

「そりゃ、東京に着いていつもの状況と違ったのは確か。馬は輸送したら翌日はレースだと思っているのに、それがそうじゃなかったんだから。いつもと違う馬房に入って、いつもと違う間隔でレースまで待った。ボロ(糞)もあの時はイレ込んでいつも以上にしていたから」とは日迫助手。

 もちろん関西馬は全馬同じ条件。勝ったジャスタウェイも3着エイシンフラッシュも金曜出発だった。それでも、だ。今年のドバイ遠征などを経験してメンタルが強くなったとはいえメンバー中唯一の牝馬が、気負いやすい休養明けで、競馬場に輸送して丸2日待機という状況に追いやられた。その結果、いつも以上に実戦でハミを取って前に行ってしまったという競馬につながったとは言えないか。

 その点、今回は通常パターンで土曜朝に出発したうえ、同じ日曜(24日)東京9Rのアプローズ賞に出走する僚馬アルバタックスを帯同馬として従える策まで講じてきた。まさに盤石の態勢だ。

「本来使ってよくなるタイプ」(井上助手)というこの馬の特性、かかるイメージを持っていないムーアの騎乗、前走時とはまるで違う輸送状況…その全てがジャパンC連覇確率をグイグイ上げている。ダービー超えの走りを見せたオークス、オルフェーヴルをはじき飛ばした昨年のジャパンC…圧倒的な走りを見せてきた府中の2400メートルで、ジェンティルドンナは3度目の衝撃を披露する。





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