http://www.nikkansports.com/race/news/p-rc-tp0-20131114-1217970.html
ムーアほれた ジェンティルの走り/JC
<ジャパンC:1週前追い切り>
ジャパンC(G1、芝2400メートル、24日=東京)の1週前追い切りが13日、東西トレセンで行われた。天皇賞・秋2着からの巻き返しを狙うジェンティルドンナ(牝4、石坂)はライアン・ムーア騎手(30)を背に登坂。新コンビを組む鞍上も好感触を得た。
世界を知る名手が、名牝の走りにほれた。「すごくいい子だね。外からレースを見ているとカリカリした面のある馬だけど、乗ってみると実に従順だった」。ジェンティルドンナにまたがったムーアは、滑らかに言葉を続けた。今年、ルーラーオブザワールドで英ダービーを制し、先のブリーダーズCでも2勝をマーク。世界のトップジョッキーが「とてもハッピーな追い切りだ」と、満足顔でうなずいた。
栗東坂路で僚馬ゼンノコンゴウ(古馬500万)と併せ、4ハロン53秒8をマークした。残り1ハロンでエンジンがかかると、最後はきっちり併入。重いこの日の馬場でラスト13秒0なら数字的にも及第点だし、もちろん仕掛けての反応も文句なし。「後ろから併せて最後を伸ばしてくれという指示。1ハロンの伸びが良かった」。鞍上は間違いなく好感触を得た。
石坂師も、時折笑みを浮かべながら動きを振り返った。「ジョッキーからはイメージより乗りやすい馬と言われた。いい状態で出せると思う」。勝てば史上初のJC連覇がかかる大一番。最強牝馬が着々と爪を研ぐ。【鈴木良一】
[2013年11月14日8時45分 紙面から]
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