2013年11月19日火曜日

JC

http://www.nikkansports.com/race/news/p-rc-tp0-20131119-1220133.html

ジェンティル今度こそ復権/JC

  • Evernoteにクリップする
ジェンティルドンナはムーア騎手とのコンビでJC連覇を狙う
ジェンティルドンナはムーア騎手とのコンビでJC連覇を狙う
 女王復権! 昨年の年度代表馬ジェンティルドンナ(牝4、石坂)が、ジャパンC(G1、芝2400メートル、東京=24日)史上初の連覇を狙う。今年は3戦<2><3><2>と勝利がないが、今回は臨戦過程が違い、鞍上にも英国の名手ライアン・ムーア騎手(30)を迎える。必勝態勢で新たな歴史を刻む。
 秋の深まりを感じさせる全休日の栗東トレセン。馬房でたたずむジェンティルドンナに日迫助手が朝カイバ(朝食)を与える。「ここまでは本当に順調。あと6日間あるけどね」。前年覇者のジャパンCウイークは静かに幕を開けた。
 「去年は古馬と走るのも初めてだったし、チャレンジャーのような気持ちだった。でも、あれからは追われる側に。やっぱり気分は違うよ」。昨年は、前走で凱旋門賞2着のオルフェーヴルが主役として存在した。3冠牝馬と言えども立場は挑戦者。だが、王者と体を激しくぶつけ合う激しい戦いを制し、年度代表馬にも選ばれた。
 しかし年が明け、臨んだ3戦で勝利がない。前走の天皇賞・秋はハイぺースの中を先行して2着に粘ったが、日迫助手は「結果がすべて。強かったと言ってもらえるのはうれしいけど…」。もちろん石坂師も「納得はしていない」と話す。「今度こそ」の思いで臨むJCは臨戦過程が違う。ドバイシーマC(2着)、宝塚記念(3着)、天皇賞・秋(2着)とも休み明けだった。今回は今年初のたたき2戦目。「今回は今年初めて去年に近い形でレースに使える。レースに勝る調教はないからね」。いつも側で見ている日迫助手は、心肺機能の充実を実感しているという。
 鞍上にもイギリスのムーア騎手を迎える。スノーフェアリーで10、11年のエリザベス女王杯を連覇、10年には英愛オークスを制した“女性”の扱いがうまい名手は1週前追い切り後、「フェアリーのように反応がいい」と絶賛。日本のトップレディーが、その導きでJC史上初の連覇を刻む。【岡本光男】
 [2013年11月19日8時53分 紙面から]

0 件のコメント: