2013年11月23日土曜日

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【ジャパンC】ジェンティル陣営「今度は叩き2走目、全然違う」
2013年11月22日 11時00分


【ジャパンC連載:ジェンティルドンナ進撃の貴婦人(2)】ブエナビスタを筆頭に数々の名牝を育ててきた松田博調教師はこう言う。「馬も人間と一緒や」。元気な時はうれしくて跳びはねるし、逆に疲れている時は体がガレてカイバも食べない。

 GⅠ週にJRAから発表される調教後の馬体重。天皇賞・秋のジェンティルドンナのそれは前走比20キロプラスの490キロだった。それがレース当日には470キロまで大幅に目減りしていた。昨年のJC時も、レース3日前に計量した調教後馬体重=482キロからレース当日は22キロ(460キロ)も減っていた。東京輸送の時はある程度馬が自分で体を絞っていくということが想像できるのだが、それよりも重要視したいのはレース後、栗東に帰ってからの体だ。

 先行馬総崩れの厳しいラップを2番手で追走した秋天の疲労が出ていれば馬体の回復に時間を要しておかしくないのだが、4日後に栗東で計量した馬体重はレース直前より16キロ(486キロ)増えていたという。

「厳しいレースだったけどすぐに疲れも取れて回復したし、今度は普通に上積みがある」とのジェンティルの調教パートナーである井上助手の証言を裏付ける数字だ。前回ジェンティルが今回と同じ中3週で走ったのはローズS→秋華賞の時だが、この時ローズSの4日後から坂路入りを開始したのと全く同じ日程で今回も坂路入りを再開している。この中間順調にきている何よりの証拠だ。

「これまで今年は全部休み明けの競馬ばかりだったけど、今度は叩き2走目。息もできるだろうし全然違うと思う」と同助手。鉄砲駆けするタイプ、使わないと良くならないタイプ、馬はそれぞれさまざまな状態変動を見せるものだが、ジェンティルは「普通の馬と同じで使ったら良くなるタイプ」(同助手)という。

 ならば、今年見せてきたレースとは違ったポテンシャルがジャパンCでは発揮できるということだ。




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