2014年6月28日土曜日

ル!

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2014.6.28 05:04

【宝塚記念】進化する世界の女傑ジェンティル!(1/4ページ)

これが女傑の風格。ジェンティルドンナは大一番を2日後に控え、落ち着き払っていた(撮影・岩川晋也)
これが女傑の風格。ジェンティルドンナは大一番を2日後に控え、落ち着き払っていた(撮影・岩川晋也)【拡大】
 中央競馬の上半期の総決算、宝塚記念(GI、芝2200メートル)が29日、阪神競馬場で開催される。特捜班の◎は、“3強”の一角、(6)ジェンティルドンナだ。昨年のジャパンカップで史上初の連覇を果たし、今年は中東ドバイのGIドバイシーマクラシックで世界の強豪を一蹴。5歳になってさらにパワーアップした女傑が、史上最多タイとなる芝GI7勝目をもぎとる。
パワーアップした女傑ジェンティルドンナが、サマーグランプリでライバル勢を一刀両断する。
 2012年に桜花賞、オークス、秋華賞の牝馬3冠を制し、12~13年には史上初となるジャパンカップの連覇を達成した日本を代表する最強牝馬は、5歳になってたくましさを増した。
 今年3月のGIドバイシーマクラシック。直線で前が壁になったが、残り200メートルで外へ持ち出されると、一気に末脚を伸ばして2着シリュスデゼーグル(12年の覇者)に1馬身半差をつけて、コースレコードで完勝。前年2着のリベンジを果たしてGI6勝目をマークするとともに、世界の頂点を極めた。
 「不利な状況で勝ってくれたし、本当に強い競馬をしてくれた。去年より馬が強くなっている」
 管理する石坂正(せい)調教師は目を細め、「イライラしたところがなくなり、落ち着きが出てドッシリとした。筋肉も、よりいっそう成長している」と心身の充実を強調する。確かに馬体の張りは申し分なく、毛づやも素晴らしい。
 今年と同じローテーションで向かった昨年の宝塚記念は1番人気で3着に敗れたが、臨戦過程は今年の方が断然いい。昨年はドバイから帰国後、検疫、リフレッシュ放牧を経て5月15日に滋賀県・栗東トレセンに入厩。6月23日に本番を迎えたが、今年は5月7日に入厩して、レースは29日。昨年より2週間もゆとりをもたせ、調教を十分積むことができた。
 今月25日の最終追い切りでは坂路で抜群の反応を見せて僚馬に先着し、800メートル51秒3の好タイムをマークしている。
 どちらかといえば叩き良化型だが、休み明けでも12年のGIIローズSを制し、13年のGI天皇賞・秋で2着に入るなど、実績は十分ある。
 「いい時計で上がってきたし、仕上がった。強い馬はたくさんいるが、ジェンティルの競馬ができれば。ドバイのようなレースをしてほしい」と石坂調教師。オークス1着以来、2年1カ月ぶりに手綱を取る川田将雅(ゆうが)騎手も「順調に来ているのが何より。能力を存分に引き出せるように頑張ります」と闘志を燃やしている。
 昨年の宝塚記念。芝は雨の影響で良発表ながら緩く、最大の武器である瞬発力を生かせなかった。しかし、今回のレース当日は『曇り時々晴れ』の予報。状態のいい良馬場で持ち前の差し脚を存分に発揮できる。
 パワーアップしたジェンティルに敵はいない。鮮やかに差し切って、史上最多タイとなる芝のGI7勝目を挙げる。 (特捜班)
★27日のジェンティルドンナ
 栗東トレセンの角馬場からCWコースに出てキャンター調整を行った。適度に気合が乗って好仕上がりだ。井上助手は「スイッチが入っていますね。言うことない状態ですし、休み明けを感じさせませんよ」と笑みを浮かべ、「あとは雨さえ降らなければ」と良馬場でのレースを望んだ。
★歴史に残る名馬へ
 ジェンティルドンナが宝塚記念を勝てば、芝GIで7勝目。JRA所属馬ではシンボリルドルフ、テイエムオペラオー、ディープインパクト、ウオッカと並ぶ史上最多記録となる。ダートでは、ヴァーミリアン、エスポワールシチーがGI(交流GIを含む)9勝を挙げている。

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