9着のジェンティルドンナ
 9着のジェンティルドンナ
 「宝塚記念・G1」(29日、阪神)

 “世界”を制した女王が、大観衆の前で見せ場がなく沈んで行った。ファン投票3位の3番人気ジェンティルドンナは9着に完敗。1番人気で3着に敗れた、昨年の雪辱はならなかった。「ゲートは上手に出たしリズム良く走れた。折り合いもついていましたけどね。最後はバタバタになってしまった」と、12年オークスV以来のコンビとなった川田は悔しそうに振り返った。

 直前の降雨もあり、発表こそ“良”でも苦手な緩い馬場状態。3月のドバイシーマクラシックでは見せた、自慢の瞬発力は明らかにそがれていた。直線の手前からゴールドシップを目標に末脚勝負を挑んだが、グイグイと伸びる前年覇者には離されるばかりだった。

 「レース後、脚元が心配で馬房に様子を見に行ったが、何ともなかった。それにしても負け過ぎ。敗因は分からない。秋に頑張ります」と石坂師。ジャパンC(11月30日・東京)の3連覇がかかる秋に向けて、動向が注目される。