2014 宝塚記念(GI) 芝内2200m良
レース回顧・結果・敗因分析

2:13.9 12.9 - 11.6 - 11.9 - 13.2 - 12.8 - 12.1 - 12.0 - 11.8 - 11.7 - 11.8 - 12.1


 続いてドバイシーマクラシックを制覇し、3番人気に支持されながらも9着と惨敗を喫したジェンティルドンナの敗因分析をします。


 
 9着ジェンティルドンナはまずまずのスタートからじわっと出しつつ2列目を意識する競馬。スロー気味で折り合いを重視するうちに一気に外からゴールドシップが外に併せにきてここで下げる。ただスローで道中スペースがなく、馬群の中でコントロールに終始。そのまま3角までゴールドシップの直後で待たざるを得ない展開。3~4角も中段に下がって中目追走も仕掛けて反応微妙、マンボにも並ばれて中団で直線を向く。序盤からゴールドシップの直後で進路はがっつりあったのだが全く伸びる気配無く惨敗に終わった。


 ん~~~。まあ、騎乗が良かったとは言わない。この馬のペースではなくスローで折り合わせる競馬になったのも事実で武器である基礎スピードの高さを活かせなかった。昨年の岩田はまだ平均ペースを先行させてゴールドシップより前で競馬ができたのでまだマシだったが、2列目と言うポジションありきでペースに対応できずにいたのと、外からゴールドシップが塞いで外に出す進路を選ばせてもらえなかった。これはジェンティルドンナと言うエンジンのかかりが遅いポテンシャルを出し切って何ぼと言う馬としては要所からゴールドシップより後ろでは辛い。この時点で勝ち負けと言う視点では勝負はついていた。


 ただ、ここまで惨敗したとなるとこれだけでは説明がつかない。ソフトな馬場は苦手だが、JCにしてもそこそこ時計が掛かる馬場、天皇賞も雨が残っていた。昨年の宝塚記念でもソフトな馬場ながらも意地を見せてくれるだけのL1ジリジリは見せてくれた。それがL1失速しちゃったってのは騎乗面とは別に?が付く。この展開なら勝ち負けは別にしてここまで崩れる馬ではないはずだ。ペースアップのタイミングもかなり早かった、ロンスパ戦だったのは間違いないし、この馬としては持ち味の一つを発揮できた条件だったはずなのだが、その持ち味がむしろ見劣った。ん~これがちょっとどう判断したらいいのか。追い切りは凄く良く見えたんだけどなあ…。残念。


 ソフトな馬場では化け物クラスではなく並の強い馬、というレベルにまで落ちる馬だから、この馬場がマイナスに作用したのはまず間違いない。ただ、それでもここまで崩れた要因を探るとなるとレース展開からはちょっと考えにくい。レースレベルと言う観点で見ても昨年とそう差はない。JCが物足りなかったのは確かで、ドバイシーマクラシックも決して楽ではない展開で勝ち切ったとはいえレースレベルは微妙…。衰えてきたとみるべきなのかなあと思う。