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【天皇賞・秋】ジェンティルドンナ12秒5!女王復活だ
◆天皇賞・秋追い切り(23日) 第148回天皇賞(秋)・G1(27日、東京・芝2000メートル)でG1・5勝目を狙う昨年の年度代表馬ジェンティルドンナが23日、滋賀県の栗東トレーニングセンターの坂路コースで追い切られた。後半にラップの上がる理想的な内容の調教を消化。宝塚記念(3着)以来、4か月ぶりの実戦となるが、上々の仕上がり。牝馬として16頭目の天皇賞制覇へ態勢は整った。きょう24日、出走馬と枠順が確定。馬券は25日、一部ウインズで前々日発売される。
攻めの姿勢を貫いた。8月末に栗東へ戻ってきてから約2か月。異例とも言えるほどの豊富な乗り込み量を消化し、大一番への態勢を整えてきたジェンティルドンナは最終追い切りでも手を緩められることがなかった。「軽くはやらない。そこそこはやろうということ」と石坂調教師。その言葉通り、牝馬とは思えない迫力あふれる動きが万全の仕上がりを告げていた。
坂路で単走。3ハロン目あたりからジワッとスピードに乗り始めると、ラスト1ハロンで手綱が動き始める。一段と重厚感の出てきた馬体を大きく使い、素早い反応で“トップギア”へ切り替わった。重い馬場にもフォームはブレず、真っすぐに加速し続けてフィニッシュ。最後まで尻上がりのラップを刻み、53秒7―12秒5でまとめた。「思惑通りに来てくれていると思う」とトレーナー。その表情から満足そうな様子が伝わった。
濃密なメニューをこなしてきた。9月上旬から坂路で追い切りを始めると、10月に入ってからは全姉で重賞ウイナーのドナウブルーと2週連続の併せ馬。1週前の17日には岩田が騎乗して併せ馬を行い、51秒3の好時計を叩き出した。「今までの休み明けの中でも、今回は一番時間をかけて、しっかり乗り込んできました」。徐々に負荷を強めていき、理想的な上昇カーブを描いての復帰戦。言葉の端々から自信が伝わってきた。
オルフェーヴルとの激闘を制したジャパンC以来となる府中の杜。圧勝したオークスを含め、G1で2戦2勝と抜群の相性を誇る舞台が復活の時を待っている。久々の実戦、台風の影響など条件は楽ではないが、石坂師の愛馬を信じる気持ちは揺るがない。「馬場悪化? 嫌ですね。けど、仕方がない。万全に持って行くことだけを考えます。本当にジェンティがどれだけ強いか。いい走りがお見せできると思う」。その力強い視線が見据えるのは、5つ目のビッグタイトルだ。
(2013年10月24日06時02分 スポーツ報知)
(2013年10月24日06時02分 スポーツ報知)
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